【増嶋竜也・潮田玲子夫妻】
家族の過ごし方が変わり、当たり前の大切さを実感。
増嶋竜也さんと潮田玲子さん夫婦は、昨年から今年にかけて大きな変化を体験したという。増嶋さんは17年間にわたってJリーガーとして活躍。しかし、2020年シーズンをもって引退を決意した。そこにコロナ禍も重なり、家族との過ごし方も随分と変わったみたいです。
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The Time Spend Together 01
家族が喜んでくれると
嬉しいから、料理も
楽しみながらできる。
(増嶋竜也)増嶋 :カーディガン3万6000円(ラグ & ボーン/ラグ & ボーン表参道)、Tシャツ1万3000円、パンツ3万4000円(以上バレナ/三喜商事) 潮田:ニット3万7000円(ラグ & ボーン/ラグ & ボーン表参道)、中に着たワンピース6万3000円(ヴィンス/コロネット)
「夫が家で過ごす時間が増えて、とにかくなんでも家族で一緒にするようになりました。夫と子供たちに手伝ってもらって料理をしたり、早朝からみんなで散歩をしたり。長男が5歳で長女が3歳なので、結構なんでも一緒にできるんですよ。単純なことでも、子供たちは楽しんでくれています。パズルで遊ぶときも、私と夫が一緒。でも気づけば、大人のほうがだんだん真剣になってきてしまうんですけどね(笑)」と潮田さん。
アスリート夫婦だからなのか、家族でカラダを動かす機会も増えたそう。
「公園に行くにしても、みんなで競争したりしています。もちろん手は抜かず、ハンデをつけて僕らも本気で走りますよ。それで抜き去っていくと、子供たちが悔しくて泣いてしまうことも(笑)。でも、そういう体験が子供たちには必要なんだと思いましたね」と増嶋さん。
運動系ではバドミントンが人気だと、笑顔で語る潮田さん。
「公園には必ずラケットを持っていきます。なんだったら家の中でもラリーをしたり。運動は子供の成長を肌で感じられるからいいですよね。逆に映画などは感想を話して、それぞれの感性の違いを知ったり。当たり前かもしれないのですが、当たり前を意識することが大切なんだと実感できた。それは、家族の過ごし方に変化があったからかもしれません」
もともと掃除好きな増嶋さんは、さらに多くの家事を担当するようにも。
「妻には迷惑をかけますが、引退後の1年間は新しいことに挑戦しながら、自由に過ごさせてもらっています。妻は仕事で出かけることも多いので、そのときは料理も含め家事全般をやります。主夫になりかけていますね(笑)」
一緒に過ごす時間が増えて、逆に困ってしまったことはないのでしょうか。
「さすがに最初はギクシャクしちゃったことも。特に家事はいろいろ気になってしまうので僕が率先してやって、妻に強要はしないようになりました。洗濯も夜に済ませたほうがいいのでは!? と思うときがあるのですが、それを妻にいうと負担になっちゃいますから」
趣味の釣りの楽しみ方にも、意識の変化があったと増嶋さん。
「引退してバス釣りから海釣りに変えました。ブラックバスは食べられないけど、海の魚はだいたい食べられますから。“夕飯を持ち帰ってくるからね”という気持ちで遊びに行けば、罪悪感がないですし(笑)。家族が美味しそうに食べてくれると、やっぱり嬉しいんですよ」
「夫婦で助け合える関係でありたいと思ってはいても、なかなかできないもの。でも、だからこそ時間や心に余裕があるときはなにかをしてあげたいし、みんなでやろうと思うとできることもある」と声を揃えて語る増嶋さんと潮田さん。これもまた、一緒に過ごす時間が増えたことで得た気づきのひとつのようだ。
The Time Spend Together 02
できないことを
助け合う気持ちの
大切さを感じました。
(潮田玲子)増嶋竜也
1985年、千葉県生まれ。FC東京、京都サンガF.C.などを経て、2018年にジェフユナイテッド千葉加入。2020年末に引退し、年明けにYouTubeで『増嶋家ちゃんねる。』を開設する。潮田玲子さんとは2012年に結婚。
潮田玲子
1983年、福岡県生まれ。バドミントン女子ダブルス日本代表として2007年世界選手権で銅メダルを獲得し、北京五輪とロンドン五輪で活躍。引退後は子育てをしながら、キャスターやタレントとして多方面に活躍中。
なくてはならないモノ。
サッカーとバドミントンという2人が愛するスポーツを、みんなで気軽にできる遊びとして取り入れている増嶋さんと潮田さん。子供たちが寝つくまでの絵本の読み聞かせも日課になっているが、2人にとっては就寝前のそのひとときが癒しの時間でもあるようだ。
親子ともども楽しみに。
「絵本で伝えると子供たちも素直に聞いてくれる」と語る潮田さん。これは潮田さんの絵本作家デビュー作。「家族にヒントをもらい、一歩踏み出す勇気を与えられればと描きました」
バドミントンに熱中。
バドミントンは、家族に大人気。子供たちと一緒に10回連続ラリーにチャレンジしたり、増嶋さんと神業に挑戦する動画を撮影したり。家の中でも工夫を凝らして遊んでいる。
欠かせない遊び道具。
幼稚園で体験した長男が興味を持ちはじめたことをきっかけに、サッカーもみんなで楽しむ遊びに。家族で輪になってボールをワンバウンドで渡すゲームなど、庭や公園で気軽に楽しんでいる。
◆Special Thanks
●sequence MIYASHITA PARK
TEL : 03-5468-6131
URL : https://www.sequencehotels.com/miyashita-park/
●コロネット
TEL:03-5216-6518
●三喜商事
TEL:03-3470-8237
●ラグ & ボーン表参道
TEL:03-6805-1630
『Safari me time』Vol.3 P18~19掲載