【お悩み】ほうれい線をなんとか消したい
シミやくすみよりも、老け顔に見える原因が“ほうれい線”。顔の真ん中に深い溝が刻まれる悩みの解決法を、頼れる医師に直撃。男性美容研究家が選んだコスメとギアも駆使すれば、これはもしや!? 加齢で仕方ない……なんて諦めるのは、もはやナンセンスかも!
今月のカルテ
ほうれい線
今月のドクター
〈まいこ ホリスティック スキン クリニック〉
山崎まいこ 院長
通常の医療に加え、ホリスティックな方法や美容検査を駆使して、ひとりひとりに合ったバランスを整える皮膚治療をモットーとする。単なる治療だけでなく、インナーケアや心のケアまで行うと評判。
●まいこ ホリスティック スキン クリニック
住所:東京都渋谷区代官山町8-6 アイディ代官山2F
TEL:03-6712-7015
1 ダイエットはスローペースで
2 保湿ケアは成分にこだわる
3 タンパク質を積極的に摂る
――先生、そもそも"ほうれい線"って?
山崎 40歳頃から現れてくる、小鼻から口の端にかけての溝のこと。加齢で皮下脂肪のボリュームが落ちたり、たるんだりすると、深いシワになって目立ってきます。ほうれい線が出てくると顔の重心が下がり、シミやくすみ以上に老け顔に見えがち。しかも『サファリ』読者のように体型に気を使う男性は太った人よりも、ほうれい線が目立ってしまうことも。
――太っているとハリはありますよね。でも、たるんだカラダは引き締めたい!
山崎 急激なダイエットとスキンケア不足が重なると、かえってほうれい線が目立ってくる心配が。もし体重を落とすなら、ゆっくり少しずつにしましょう。
――痩せて貧相にならないように注意します。ほかに気をつけることは?
山崎 無防備に紫外線に当たると、肌の土台・真皮の主な構成要素であるコラーゲンが破壊されて、弾力性やみずみずしさが失われ、ほうれい線ができる原因に。同様に乾燥も、肌の柔軟性が低下してシワが深くなる要因になります。だから、毎日の紫外線対策と保湿ケアが大切! 保湿コスメは、シワ改善効果で注目されるナイアシンアミドや肌の土台である真皮の構成要素でもあるコラーゲン入りのものがおすすめです。また、肌のハリをキープするには、食生活も重要。肉や卵など動物性タンパク質を積極的に摂取することを心掛けて。タンパク質の働きを助けるビタミンB群や、合成を促進する亜鉛も同時に摂ると、さらに効果がアップ。
――ちなみに、よく笑う人よりも無表情のほうが、ほうれい線はできにくい?
山崎 表情を動かさないのは逆効果。筋肉が衰え、引き締める力が弱くなり、顔がたるんできます。また、シワ改善のマッサージは、筋肉を断裂させないように、筋肉の走行に沿うのがコツ。力まかせに行うより、専用器具を使うほうがベターです。
ローラー×クリームでコラーゲンが復活⁉〈右〉
線維芽細胞を刺激してコラーゲン産生を促進するローラーは、シワケアに特化したコンパクト型。2種類のコラーゲンを配合した、シワ対策クリーム(12g)をセットし、Wで働きかける。リファラインリフト&リファリンクルクリーム 1万7800円(MTG)
ナイアシンアミド配合でシワだけでなくシミ対策にも〈中〉
話題のナイアシンアミドを配合したシワ改善美容液。美白効果もあるので、海上がりの肌のシミやソバカスを防ぐのにも最適。ほうれい線部分だけでなく、全顔に塗布して若々しい印象を手に入れよう。医薬部外品。リンクルホワイトエッセンス 30g 4500円(オルビス)
3タイプのコラーゲンで肌をぐっと底上げしよう!〈左〉
真皮と同じ構造を保つ"生コラーゲン"、超微粒子の"ナノコラーゲン"に、医療用に開発された特許成分"メディコラーゲン"をプラス。洗顔後につけ、ハリのある肌へと導くジェル状美容液。スキンケア ジェル NMバランス 35g 9000円( ニッピコラーゲン化粧品)
●MTG
TEL:0120-467-222
●オルビス
TEL:0120-010-010
●ニッピコラーゲン化粧品
TEL:0120-30-3232
雑誌『Safari』1月号 P253掲載
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photo : Mamoru Kawakami
text : Gaku Fujimura