麻布十番に新しくできた〈ギフト〉は、心身が喜ぶヘルシーなイタリアン!
2016年10月15日、目黒にオープンした〈リナシメント(Rinascimento)〉は行人坂の先にあるイタリアンレストラン。看板のない隠れ家的なロケーションと大人の雰囲気、季節の食材をふんだんに用いたイタリアンで支持を得ている。その〈リナシメント〉が満を持して麻布十番に2023年7月25日オープンしたのが、〈ギフト(GIFT)〉。
- SERIES:
- アレが食べたいからこの店へ! vol.32〈ギフト(GIFT)〉
- TAGS:
- アレが食べたいからこの店へ! Gourmet
麻布十番というレストランシーンの最先端にあって、9階からの高層ビューとシンプルでモダンな落ち着いた空間で、ゆったりとした時間を過ごせる。〈リナシメント〉とは打って変わり、心身が喜ぶ野菜たっぷりの料理とナチュラルワインを堪能できる。
シェフの山川大輔さん
シェフを務めるのは山川大輔さん。専門学校卒業後、地元の洋食店やフレンチレストランで料理の基礎を学ぶ。2005年から〈サバティーニ〉のカジュアルラインでイタリア料理に転向。その後、都内のイタリアンレストランやバルでの経験を積み、2015年から〈ダノイ高輪〉で副料理長を務めたという気鋭の料理人。
“インサラティッシマ・ギフト”
ランチとディナーにはそれぞれ、いくつかのおまかせコースが提供されている。コースメニューの中で、早速話題になっているのが、〈リナシメント〉でも好評を博していた“インサラティッシマ・ギフト”。生産者から届けられた旬の野菜をベースにして、30品目もの食材が用いられている。プレゼンテーションも個性的で、有田焼の名窯〈カマチ陶舗〉の陶器の上に、一口サイズの食材が整然と並べられているのだ。30品はそれぞれ食材も調理法も異なっており、すべてメニューに記載されている。
“カポナータ 豆腐のフリット”や“カボチャクリーム 無花果 ゴルゴンゾーラ”など、興味が引き立てられるクリエイティブなものばかり。1番から30番まで番号が振られていて、その順番通りに食べるとより美味しく食べられる。どれがどれかを探しながら味わうのも楽しく、一度食べたら忘れられない自分への“ギフト”になることは間違いない。
“蔵王高原牧場 蔵王牛 フィレ 炭火焼”
メインディッシュは赤身肉のフィレ肉を炭火焼きした“蔵王高原牧場 蔵王牛 フィレ 炭火焼”。肉にストレスをかけずにじっくりと火入れしていき、赤身の旨味をたたえた逸品に仕上げている。付け合わせやコンディメントは季節によって変わるので、いつ訪れても新しい味わいが体験できるはず。
“自家製スパイスカレー”
“自家製スパイスカレー”は〆の一品。カレーには18種類のスパイスと10種類の野菜が溶け込んでいて、実に複雑な食味が紡ぎ出されている。心地よいスパイシーさで、最後まで美味しく食べ進められる。
ワインはすべてイタリア産のナチュラルワインなので、ヘルシーな料理との相性も抜群にいい。
東京タワーと都心の夜景も楽しめるカウンター席
カウンター席からは東京タワーが望められてムード満点だし、“ジュウバン”に新しくできたヘルシーなイタリアンは彼女にも気に入ってもらえそう!
●コース
ランチ:季節コース 7800円、フルコース 9900円、スペシャルコース 1万2000円
ディナー:フルコース 9900円、スペシャルコース 1万2000円
●ギフト(GIFT)
住所:東京都港区麻布十番3-10-5 THE CITY 麻布十番Ⅱ CROSS 9F
営業時間:12:00~13:00LO、18:00~21:00LO
定休日:日曜、月曜ランチ
TEL:03-6435-3727
URL:https://alife.tokyo/gift/
※サービス料別
アレが食べたいからこの店へ!の記事をもっと読みたい人はコチラ!
グルメジャーナリスト東龍のホテルグルメで“口福”体験!の記事をもっと読みたい人はコチラ!
●『Safari Online』のTikTokがスタート!
こちらからアクセスしてみて!
1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口でわかりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。