冬のコーデは、当然ながらアイテムを重ねて着こなしますよね。ということは、お洒落のポイントはそこにあるってこと。なにをどう重ねるかで一気に洒落感が上がるので、コレ、覚えていた方が得!
大人のお洒落コーデをもっと見たい人はコチラ!
〈Layered Style 01〉
カラーを間に挟んで!
寒い冬に力強い味方になってくれるのが、ダウンジャケット。なかでも、黒のダウンジャケットは着まわしが効くので定番として持っている人も多いはず。ということは、他人との被り率が高いうえに、コーデがマンネリになるという弊害も……。そこで今回は、黒ダウンを新鮮見えさせるテクニックを伝授。まずはパンツの話から。トップがボリューミーな黒なので、着心地は軽くてもどうも見た目の印象は重くなってしまう。そこを解決してくれるのが、オフ白デニム。一点投入するだけで、爽やかさも出るし普通のデニムを合わせるよりも新鮮みがあるでしょ? そして次なるテクは、間に挟んだカーディガン! 思いきってあざやかなカラーをチラ見せ。これがかなりいいアクセントになる。ポイントは、派手な柄や色にすること。曖昧な色よりもパキッとした色合いのほうが、黒ダウンとコントラストがついて洒落て見えるのだ。インナーは、オフ白デニムとIラインになるように白で統一。足元は、黒スニーカーで引き締めれば、いつもと違う黒ダウンコーデの完成。定番アイテムすぎるがゆえ、無難に着こなしていた黒ダウン。このテクを使って、いま一度黒ダウンの着こなしを楽しんでみては?
ダウンジャケット6万2700円(サタデーズ ニューヨークシティ)、ニットカーディガン11万8800円(ファニ レママイヤー/真下商事)、カットソー9680円(ウルフズキル シープ/ハンドイントゥリー ショールーム)、スウェットパンツ1万7380円(レミ レリーフ/ユナイト ナイン)、サングラス5万7200円(アイヴァン 7285/アイヴァン 7285 トウキョウ)、スニーカー1万1000円(ヴァンズ ヴォルト/ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR)
〈Layered Style 02〉
顔まわりに白を出す!
冬の白って、なんだかロマンチックだし爽快な感じもするから、特にアラフォーは積極的にコーデに取り入れたほうがいいかと。とはいえ、どこにどう使えばいいのかって迷いますよね。特にダークな色が好まれる冬だと、ヘタに真逆の白を取り入れるのはちと怖い……。で、そんなことにならないよう、1カ所にだけ白を取り入れようというのが今回のコーデ。ベースはいたっていつもどおりのアメカジ。プリントTシャツにデニムだ。ここに、カジュアルだけど柄が上品なダッフルコートを羽織り、カジュアル&リッチなミックスコーデが完成。たしかにそれだけでも洒落ているが、もうひと工夫。白の効果を入れて冬の透明感をプラスしましょ。ということで、取り入れたのが白パーカ。Tシャツの下からフードを出して、顔まわりに白効果を集中的に出したってわけ。コレによって、顔つきも明るくなるし、顔まわりにボリュームを作ることで小顔効果もあり。それだけじゃなく、もちろん寒さ対策にも効くしコーデに立体感が出るから洒落感も増す。ほら、なんだかいいことだけらけでしょ? ちなみに、コーデ全体のコントラストを強めないために、デニムはブルーやブラックじゃなくて、今セレブも冬にこぞって穿く淡青デニムを選ぶと今どき。どう? これなら、難なく白効果を享受できるでしょ? 早速試してみて。
ショートダッフルコート6万3800円(ロンドントラディション/Safari Lounge)、Tシャツ5940円(キャラバン/ユナイト ナイン)、パーカ2万680円(レミ レリーフ/ユナイト ナイン)、デニムパンツ2万5300円(アッパーハイツ/ゲストリスト)、サングラス3万9600円(アイヴァン/アイヴァン 東京ギャラリー)、スウェードスニーカー1万450円(ヴァンズ/ヴァンズ ジャパン)
〈Layered Style 03〉
LAの風を一気に呼びこむ!
近頃、クラシックな学生風アイテムが人気なのをご存知? 大人の読者からしたら、懐かしいと思ってしまうライン入りカーデや、スイングトップが、今再び注目を集めているのだ。育ちのいい雰囲気が品を生むということもあって、洒落者としては是非取り入れたいところ。けれど、こういったプレッピーテイストの服は東海岸のアイビーリーガーたちが愛用していただけあって、少々お堅く真面目すぎるという面も。それをそのまま着てしまっては、なんだか古い。今なら、西海岸のカジュアルとミックスするくらいが肩の力が抜けてちょうどいい。でも、それには少しコツが必要。まずは、旬のプレッピーアイテム、ブラックウォッチ柄のブルゾンにライン入りカーデをW使い。大切なのは、それになにを合わせるかということ。ポイントは、褪せ感や味のあるアイテムを使うこと。というわけで、スウェットシャツやデニムには色落ち加工がされたものをチョイス。こうすると、真面目なプレッピーアイテムも、一気に海が似合うリラックスした印象にシフトできる。きちんと感がありながらも、どこか余裕のある大人コーデに仕上がるってわけ。さらに、足元や小物を優しげなベージュに揃えれば、カジュアルながら全体に品が漂うってもの。今季人気のプレッピーを取り入れるなら、是非、こんなコーデをお試しあれ!
ブルゾン7万1500円(アー・ペー・セー/アー・ペー・セー カスタマーサービス)、カーディガン1万9800円(サノバチーズ×ビューティ&ユース/ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店)、スウェットシャツ 1万6280円(レミ レリーフ/ユナイト ナイン)、デニムパンツ2万5300円(アッパーハイツ/ゲストリスト)、サングラス3万5200円(アイヴァン/アイヴァン 東京ギャラリー)、ニット帽6490円(キャル オー ライン/ユナイト ナイン)、シューズ2万5300円(クラークス オリジナルズ/クラークスジャパン)
〈Layered Style 04〉
男クサさを消臭する!
「今日は、彼女のお気に入りのショップで買い物でもしようかな……」。そんな街デートに、カモフラ柄を取り入れる人はあまり多くないかも。女性は、どうしても軍モノ由来の男クサさが気になるだろうし、なんだか粗野な気がして高級店へ入るのも気が引けるんですよね。これ、多くの大人がカモフラに抱いている悩みかと。けれども、合わせ次第ではいかようにも印象を操作できるんです。たとえばこのコーデ。全面カモフラ柄のコーチジャケットという、かなりミリタリー色の強いアイテムを使用している。でも、なぜか落ち着きある見た目になっていませんか? それは、ずばりインに合わせた茶のタートルのおかげ。カモフラのタフさを中和しようと無理に白を合わせては、実は、逆に柄が際立ってしまう。一方、茶にすると、そのシックさがカモフラの渋グリーンといい具合に馴染むのだ。さらに、インのニットをタートルすると、上品さもアップして、よりミリ臭を緩和することができるってわけ。これではちょっと爽やかさが足りない……と思う人は、写真のように、ジャケットとニットの間に白のシャツジャケを噛ませてみて。爽快感が生まれるから。あとは、やたらと色数を増やさないよう茶をベースにパンツや小物の色味を統一。これだけで、カモフラ柄が街デートもOKなコーデに。もちろん頼れる男には変わりないから、ご安心を!
コーチジャケット 3万1900円(コロンビア ブラックレーベル/コロンビアスポーツウェアジャパン)、シャツジャケット1万4300円(タウンクラフト/セル ストア)、タートルネックニット1万7050円(ハリウッド ランチ マーケット)、デニムパンツ3万1900円(ディーゼル/ディーゼル ジャパン)、キャップ5500円(キャラバン/ユナイト ナイン)、サングラス2万5300円(アイヴォル/アイヴァン PR)、スニーカー9万3500円(ジェイエムウエストン/ジェイエムウエストン 青山店)
●アイヴァン 7285 トウキョウ
TEL:03-3409-7285
●サタデーズ ニューヨークシティ
TEL:03-5459-5033
●ハンドイントゥリー ショールーム
TEL:03-3796-0996
●ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR
TEL:03-3796-0996
●真下商事
TEL:03-6412-7081
●ユナイト ナイン
TEL:03-5464-9976
●アイヴァン 東京ギャラリー
TEL:03-3409-1972
●アー・ペー・セー カスタマーサービス
TEL:03-3710-7033
●クラークスジャパン
TEL:03-4510-2009
●ゲストリスト
TEL:03-6869-6670
●ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店
TEL:03-5428-1893
●ユナイト ナイン
TEL:03-5464-9976
●アイヴァン PR
TEL:03-6450-5300
●コロンビアスポーツウェアジャパン
TEL:0120-193-803
●ジェイエムウエストン 青山店
TEL:03-6805-1691
●セル ストア
TEL:03-6459-3932
●ディーゼル ジャパン
TEL:0120-55-1978
●ハリウッド ランチ マーケット
TEL:03-3463-5668
●ユナイト ナイン
TEL:03-5464-9976
photo : Tomoo Syoju (BOIL) styling : Takeshi Yanagawa、Takumi Tagawa(remix)
※価格は例外を除きすべて税抜き価格です