ご近所を散歩したり、ちょっとそこまで買い物に出かけたり。そんなときは、動きやすくて着心地もいいスポーティなスタイルがぴったり。でも、気付けば全身真っ黒でまとめてしまっているなんてことない? 確かにそれも都会的でいいけど、ひとヒネリの工夫があれば、ご近所で噂のいい男に!
〈Sporty Style 01〉
お洒落ブランドで差をつける!
ご近所ランだからって気を抜くのはご法度。そんなことは言うまでもないが、ご近所こそ適当なスウェットやTシャツじゃなく、こだわりのあるコーデでかっこよく走ろうよって話。たとえば、スポーツブランドの本格的な機能性重視のアイテムは避け、ファッションブランドを取り入れてみるとか。というわけで、人気のモノトーンコーデでやってみたのがコチラ。黒パイピングが効いたアノラックパーカは〈ヨセミテ〉。リップストップの格子状デザインや腕のワッペンなど、1枚でキマるディテールは明らかにほかとは違う洒落感だ。そして、見える面積は少ないながらポイントとなるのがインのTシャツ。この〈ディーゼル〉も裾がナイロン素材に切り替わっていて見た目にも個性的だし、シルエットが調節できるドローコード付きというのもいい。極めつけは〈ルシアン ぺラフィネ〉のロゴ入りスウェットパンツ。触らずしてわかるこのラグジュアリー感をランコーデに取り入れるとはさすがに差がつくはず。ただ、足元だけは機能性を重視。たとえば、スムースな足運びの〈ニューバランス〉“M992”なんてぴったり。こんなふうに1点1点こだわれば手抜き感もなし。さっと通りすぎる姿にも貫禄が漂って、ご近所での評判はうなぎのぼり!?
アノラック7万3000円(ヨセミテ/ジェームス パース/ジェームス パース 青山店)、Tシャツ1万5800円(ディーゼル/ディーゼル ジャパン)、スウェットパンツ3万円(ルシアン ペラフィネ/ルシアン ペラフィネ 東京ミッドタウン店)、キャップ5000円(デウス エクス マキナ/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)、サングラス1万7000円(アイヴォル/アイヴァン PR)、スニーカー2万9000円(ニューバランス/ニューバランス ジャパンお客様相談室)
〈Sporty Style 02〉
部屋着感とオサラバ!?
セットアップの魅力は、いうまでもなく上下同素材というだけでコーデが簡単にキマること。それはパーカ&イージーパンツという着心地重視のカジュアルなタイプでも同じ。自宅やご近所で過ごす時間が多い最近は、特にもってこいなアイテムだ。とはいえ、「なんだかコンビニに行くだけのような超ラフな雰囲気になりはしないか⁉」と不安になるのもわかる。予防策は簡単で、ワントーンにしてしまうだけ。たとえばこのグレーのパイル地セットアップの場合、インナーが白Tだと意外にスポーティ感や部屋着な印象が強く出てしまう。でも同じグレーのTシャツにすれば、一転、都会的な印象に。さらにニット帽やスニーカーなどもダメ押しのグレー。結果、寝間着感はグ~ンと減る一方、大人感は高まるというわけ。それでも不安なのであれば、さりげな~い差し色を意識するといい。ここではスニーカーのソールのブラウンがそう。控えめな差し色ではあるが、このおかげでコーデが引き締まる。ちなみにこのセットアップはリネンを使ったパイル素材。より立体感と高級感のある表情なので、“コンビニ感”はそもそも心配しなくて大丈夫なアイテムだ。
パーカ5万9000円、同素材パンツ4万9000円(以上サイドスロープ/フェニックスインターナショナル)、Tシャツ1万4000円(RHC/RHC ロンハーマン)、ニット帽1万円(ロンハーマン)、サングラス4万9000円(アイヴァン 7285/アイヴァン 7285 トウキョウ)、スニーカー2万1000円(ガーメント プロジェクト/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)
〈Sporty Style 03〉
ちょっと華やかに変身!
誰にでも似合ってしまう真っ黒コーデは一長一短。極端におかしな見た目に転ぶこともないけれど、どうにも個性は出しづらい。そこへ差し色を使ってコーデに変化をつけるのもひとつの手ではあるけれど、モノトーンで統一したストイックな世界は崩れてしまう。そこでオススメしたいのが柄を差すというテクニック。注意すべきは、使用する柄アイテムもモノトーンに徹するということ。たとえば、ここで使ったタイダイ柄のTシャツのようにね。こうすることで、ちょっとありがちな真っ黒のアスレジャーコーデも平坦な見た目にならず、“ガチな運動着”感もなくなってくれる。一方で、全身モノトーンはキープされているから、大人っぽさや都会的な印象はそのままだ。ここではインナーのTシャツで柄を差してみたけれど、たとえばこれをキャップやスニーカーなどの小物で柄を差してみるというのもアリ。さらに、スポーティなコーディネートでなくても応用できるテクニックなので是非試してみて!
ナイロンアノラック3万4000円(トラディショナル ウェザーウェア/トラディショナル ウェザーウェア 青山メンズ店)、タイダイTシャツ5000円(ミスフィット/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム)、スウェットパンツ2万2000円(P.M.D.S./WAKO&CO)、キャップ6000円(RHC/RHC ロンハーマン)、サングラス1万7000円(アイヴォル/アイヴァン PR)、スニーカー9000円(ニューバランス/ニューバランス ジャパンお客様相談室)
〈Sporty Style 04〉
ブランドを揃えれば上手にまとまる!
短丈ブルゾンにプリT、パンツはデニム……。それだけ聞いたらいつものご近所カジュアル。でも、こちらのコーデを見て。平凡なスタイルとは一線を画す見た目になっているのがわかるはず。その秘密はいったいどこに? まず、短丈ブルゾンは控えめながらタイダイが施されていて、大人っぽいのにインパクトがある(このブルゾン、リバーシブル!)。パンツはデニムだけど、サイドラインと裾リブのおかげでスポーティな仕上がりだ。さらにスポーツチームっぽいプリTはラグランスリーブなので、ブルゾンを脱いでもアクティブな印象。どれも定番アイテムだけど、それぞれにひとクセある、いい意味で“曲者”揃い。そのおかげで、ご近所コーデが新鮮な見た目に。さて、そんな個性的なアイテムばかりを合わせているのに印象がゴチャつかない理由は、すべて〈A|X アルマーニエクスチェンジ〉で揃えているのが大きいかと。やっぱり同じ世界観のもとデザインされたアイテムだけにまとまりがいいのは言うまでもない。こんなふうにワンブランドで統一してみるっていうのも、コーデがしっくりくるひとつの方法かも!
リバーシブルブルゾン3万500円、ラグランスリーブTシャツ9300円、サイドラインデニムパンツ1万8500円、スニーカー2万7600円(以上A|X アルマーニ エクスチェンジ/ジョルジオ アルマーニ エクスチェンジ)、サングラス1万7000円(アイヴォル/アイヴァン PR)
●アイヴァン PR
TEL:03-6450-5300
●ジェームス パース 青山店
TEL:03-6418-0928
●ディーゼル ジャパン
TEL:0120-55-1978
●ルシアン ペラフィネ 東京ミッドタウン店
TEL:03-5647-8333
●アイヴァン 7285 トウキョウ
TEL:03-3409-7285
● RHC ロンハーマン
TEL:045-319-6700
●ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム
TEL:03-3401-5001
●フェニックスインターナショナル
TEL:03-5488-6390
●ロンハーマン
TEL:03-3402-6839
●トラディショナルウェザーウェア青山メンズ店
TEL:03-6418-5712
●ニューバランス ジャパンお客様相談室
TEL:0120-85-0997
●WAKO&CO
TEL:06-6263-8188
●ジョルジオ アルマーニ ジャパン
TEL:03-6274-7070
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photo : Tomoo Syoju (BOIL) styling : Takumi Tagawa(remix)
※価格は例外を除きすべて税抜き価格です