お洒落セレブにも大人気!
話題のサイドゴアブーツにはどんな着こなしがいいのか?
もうすぐ春なのに、なぜブーツ!? な~んて思う人がいるのも、ごもっとも。でも、なにを隠そうこのサイドゴアブーツ、春に履いてこそ嬉しい効果を発揮してくれるみたいなのだ。というのも、春を先取りしはじめたセレブの足元を見てみると、ほら、このタイプのブーツがチラホラ!
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お洒落セレブたちの春先の鉄板といえば、薄手のアウターを、Tシャツ&デニムにさらりと羽織る着こなし。で、このコーデの中で注目すべきなのが、白スニーカーなどではなく今季は“サイドゴアブーツ”を合わせているというところ。コレ、ラフなデニム姿を格上げしてくれるのはもちろん、グッと大人らしさを印象づけてくれる効果あり。しかも、セレブはその効果をより際立たせるためか、デニムとのコントラストを作って、足元を強調しているようなのだ。では実際にどんな着こなしなのか、さっそくセレブを見てみよう。
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Jeremy Piven
ミリジャケもデニムも渋~いダークな配色で統一したジェレミー。にもかかわらず、足元は、あえての明るい茶スウェードをチョイス。こんなふうにデニムとのコントラストを作れば、茶がアクセントになって、サイドゴアブーツが持つ大人っぽさがより強調される。
David Beckham
レザーJK、デニム、Tシャツまでダークな配色のベッカム。これで足元まで黒ブーツだと、確かにイカツい男になってしまうかも。とはいえ、白スニでは軽すぎる。ということで、選んだのが薄茶のサイドゴア。ちょうどいい軽快さがさすが!
Chris Hemsworth
レザーJKが淡色系なので、デニムも淡青系でトーンを揃えて大人らしさを出したクリス。そんな足元ももちろん淡い色だが、デニムのブルーとのコントラストがつくようにグレーを選んで、モダンさを際立たせているのがお洒落。
Kit Harington
キットのような真っ黒コーデで、サイドゴアブーツ本来の品のよさを前面に押し出すのも手。彼はほかのセレブと違って、色で差をつけて大人っぽさを強調するのではなく、ブーツにツヤツヤの表革を選んで、輝きに差をつけて目立たせているようだ。
BUTTERO
6万1000円(ブッテロ/ブッテロ トーキョー)
ダンゼン、薄茶スウェード!
〈ブッテロ〉には、カジュアルにもドレスにも対応できるクセのないフォルムで人気の“フロイド”というサイドジップブーツがあるが、これはそのサイドゴア仕様。きめ細かいスウェードに加え、アウトソールもほんのり味出しされている。ヒールは高すぎず、安定感のある3cm設置に。
SENDRA
5万円(センドラ/ヒーローインターナショナル)
実用性の高い仕立てが魅力!
つま先から踵にかけての流れるようなシェイプに、深みのあるダークスウェードが映えるこちらは、グッドイヤーウェルト製法による確かな作りが特徴。履きこむうちに足裏の形状に馴染み、ソール交換を繰り返しながら長く履くことも。ゴム製の突起がグリップ力を生み出すダイナイトソールは、濡れた路面でも格段に滑りにくく、安心感がある。
PARABOOT
7万3000円(パラブーツ/パラブーツ青山店)
映えるハンドメイドの逸品
これは“マネージ”と呼ばれる定番モデル。ムラのない美しい仕上がりのスムースレザーは、加熱した金属板で高圧プレスしたものを使用。それを側面に継ぎ目のない一枚革で仕立てた贅沢な作りだ。非常に手間のかかる製法の靴ゆえに、一時期は製造を取りやめていた期間もあるのだとか。靴底に採用した“グリフ2”と呼ばれるラバーソールも、天然ゴムを用いた自社製で、靴のシルエットを邪魔しない薄手の作りながらグリップ力を発揮。
J.M. WESTON
14万5000円(ジェイエムウエストン/ジェイエムウエストン 青山店)
歴史的な名靴のひとつ!
かつてビートルズが履いていたことでも一躍有名になった“705チェルシー”。〈ジェイエムウエストン〉コレクションの中の代表的なブーツだ。一枚革を使って美しいシルエットを描き出した逸品で、踵に丸みを持たせつつ、そこから足首に至るまでのラインを引き締めるなど、履き心地と造形的な美しさを高いレベルで実現させている。
●ブッテロ トーキョー
TEL:03-5766-1718
●ヒーローインターナショナル
TEL:03-6826-5555
●パラブーツ青山店
TEL:03-5766-6688
●ジェイエムウエストン 青山店
TEL:03-6805-1691
photo : Tomoo Syoju(BOIL) styling : Hidenori Asai text : Takumi Endo