
カリフォルニアの夏が持つ、あの特有の高揚感と余白のある時間。〈アミリ〉の2026年ハイサマーコレクションは、その空気感をブランドの美学で再構築したもの。今季の舞台は、コロラド砂漠の中に佇むリゾート、パームスプリングス。ハリウッドのスターたちが静養と享楽を求めて集ったこの地は、いまなおミッドセンチュリーモダン建築と豊かな緑が共存する、特別な時間が流れる場所として知られる。眩い光に満ちたその風景は、クリエイターたちの感性を刺激し続けてきた。
コレクションを貫くのは、太陽にさらされてやわらかく色褪せたようなニュートラルトーン。ベージュやトープに、スカイブルーやサニーイエローが軽やかなアクセントを添え、さらに砂嵐を思わせるリッチなチョコレートカラーが奥行きを生んでいる。視覚的にも体感的にも、乾いた空気と温度を感じさせる配色が実に印象的。
シルエットはカラダに沿うラインを基調とし、ハイウエストのスリムパンツやタイトなニットシャツ、ドレスが揃う。そこに、ゴルフやテニス、プールサイドといった往年のレジャーシーンを想起させるムードが織り込まれ、どこかノスタルジックでありながらも現代的な洗練へと昇華されている。
さらに素材使いも見逃せない。しなやかなシルクやコットン、繊細なクロシェ編みといった軽やかなテクスチャーが、夏の装いに深みをもたらす。またクロコダイル型押しのベルトやモノグラム刺繍、ゴールドのボタンやスナップといったディテールが、さりげないラグジュアリーを添えている。
象徴的なのが、全ルックに合わせられたアビエータータイプの“サンセット・サングラス”。ゴールドのアクセントが効いたこの一本が、スタイル全体に余韻のような華やぎをもたらしている。
パームスプリングスという舞台が持つ、開放感と静謐さ。その両極が溶け合う瞬間を切り取った今回のコレクションは、まるで映画のワンシーンのように記憶に残るはず。〈アミリ〉が描く“終わらない夏”は、着る人の時間までもゆるやかに変えていくだろう。
●アミリ スタッフ インターナショナル ジャパン クライアントサービス
TEL:0120-106-067
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