アメカジ大復活の今年。春夏もその人気はとどまらず。であれば、その流行を取り入れたいけど、「ずばりアメカジです！」では恥ずかしい人も!?　でも、こんなさりげなアメカジなら大人にぴったり！

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〈American Casual Style 01〉

いつも無難な服が多いからと、チャレンジしてみた柄モノ。けれど結局着こなすのが難しくて、クローゼットの中で眠ってしまっているなんて経験ありませんか？　やはり柄モノは主張が強く、着こなしを間違えるとオラオラ感が出てしまうからね。でも、上手に使えばかなりお洒落に仕上がる。だから、洒落者にとって柄は大好物。じゃあ、ひとクセある柄モノをどう着るのがいいのかというのが今回のお題。テクニックといっても、難しいことはなにひとつナシ。大切なのは、“オフ白服と黒小物”を合わせるということ。ここでメインに使ったのは、かなりインパクトのあるレオパード柄のGジャン。そこに品のよさを加えてくれるのがオフ白の服。今回はわかりやすくインのカーデ、タンクトップ、パンツすべてをオフ白に。こうすることで、柄モノを引き立てつつも、アクの強さを消臭できるのだ。ただ、真っ白で統一してしまうとギラギラ感が出てしまうのでご注意を。あくまで自然な雰囲気の出るオフ白がオススメ。で、それだけだと印象がぼんやりしてしまうので、引き締め要素を投入。そこで、帽子や靴などの小物は黒で統一。すると、シックな街にも馴染む大人カジュアルになるってわけ。ひと口に柄ものといっても、バリエーションは多くある。けれど、このテクニックは汎用性も高い。是非覚えておいて！

デニムジャケット5万3900円（ヌーングーンズ／RHC ロンハーマン）、カーディガン3万800円（エストネーション）、タンクトップ9900円（フォーサムワン／エドストローム オフィス）、ペインターパンツ2万900円（ミスターグリーン／ユニオン トーキョー）、キャップ5500円（アーモンド／トライオン）、サングラス3万9600円（モスコット／モスコット トウキョウ）、シューズ2万5300円（クラークス オリジナルズ／クラークスジャパン） 

 
〈American Casual Style 02〉

肩肘張らないけどキチンと感がほしい、大人にはそんなシーンがあるはず。そんなとき、真っ先に思いつくアイテムはテイラードジャケットでは？ でも、「ジャケさえ羽織っておけばいいでしょ」な～んて感覚で着るのだとしたら、それは着た効果も半減。なぜって、“とりあえず感”が出てしまうからね。そこで、テイラードジャケット問題を解決できる、“茶ジャケ”を使った着こなしを紹介。なぜ“茶”がいいかって？ それはズバリ、いつものアメカジスタイルに馴染みやすいうえに大人感もたっぷりだから。今回はシャカシャカとした素材で、今どきのスポーティさも加味した茶ジャケをチョイス。ここに合わせたのが、カレッジテイストのスウェットシャツ。そこにベージュのチノパンツ。よ～く見るとどちらもいつも使っているようなカジュアルアイテム。で、その上に茶ジャケをサラッと羽織っているだけ。それなのに、カジュアルすぎずかしこまりすぎず、絶妙な着こなしになっているでしょ？ そう、これが茶の持つ魅力。もう少しキチンとした雰囲気がほしければ、清潔感のあるニットを、肩がけしてみるといいかも。シャツやテイパードパンツを合わせれば、もちろん上品なシーンにも使える。というわけでカジュアル派は茶ジャケを１枚持っておくといいですよ～。

ジャケット4万9500円（エンソン／ユナイト ナイン）、スウェットシャツ1万5400円（フラグスタフ／フォーストア）、肩にけたニット2万6400円（スリードッツ／スリードッツ青山店）、パンツ3万1900円（エージー／コロネット）、サングラス3万9600円（モスコット／モスコット トウキョウ）、シューズ2万5300円（クラークス オリジナルズ／クラークスジャパン） 

 
〈American Casual Style 03〉

好きなことを同日にこなすことは体力さえあればできる。でも、全く違う用事だったら、洋服には困るってもの。それが、スポーツものとデートなんかだと、途中で着替えなくちゃいけなくなってくる。ただ、いちいち着替えに帰宅するなんて面倒……。ということで、今回はそんなときでも着替えに戻らなくてもいいコーデを紹介。まずは午前中のスポーツ、たとえば友人と楽しむスケボーには、ゆるめシルエットで強度もあるチノパン。それにTシャツ&ハイカットスニーカーなら動きも万全。今季流行りのアメカジプリントのTシャツなら、アクティブな気分も上がる。で、こっからどうやってデートに向かう？　答えは簡単。テイラードジャケットを1枚さっと羽織るだけ。でも、なんだっていいわけではないからご注意を。Tシャツと馴染みのいい同系色を合わせるのがコツ。今回選んだのは、大人度を高めてくれるリネン素材のジャケット。カジュアルなインナーと合うように、リラックス感のあるアンコンだとよりぴったり。ちなみに、前もってボトムを黒にしておくとトップに何色が着てもチグハグになることはないので、それもポイントに。ほら、簡単にアクティブ感のある大人カジュアルのできあがりだ。自分のスタイルを変えずに2シーンをわたり歩けるなんて、やってみる価値あるでしょ！

リネンテイラードジャケット7万1500円（ポール・スミス／ポール・スミス リミテッド）、Tシャツ1万1000円（ディーゼル／ディーゼル ジャパン）、チノパンツ2万2000円（ディッキーズ フォー RHC／RHC ロンハーマン）、サングラス3万9600円（モスコット／モスコット トウキョウ）、スニーカー9900円（ヴァンズ／ヴァンズ ジャパン） 

 
〈American Casual Style 04〉

彼女と気軽に街デートなんてときは、テイラードジャケットを羽織るといっても、堅苦しすぎれば、彼女だってリラックスできない。だから、品と清潔感はありつつも、カジュアルに過ごせるコーデが一番だし、肩肘張らない感じが逆にお洒落に見えるってもの。そこで、テイラードジャケットに合わせるのが？　そう、今トレンドのアメカジだ。テイラードジャケットに、クリーンなネイビーでダブルブレストのちょっとお堅いタイプを選んでおけば、色落ちが激しいワイルドなデニムを合わせても大丈夫。トップはわかりやすいアメカジ定番のカレッジプリントのＴシャツを。これだと、ザ・アメカジＴシャツの中でも優等生っぽい印象があるから粗野になりすぎないでしょ。小物は色数を抑えるために、カレッジＴのレタードカラーに揃えるのがいい。色数抑えは、大人らしいコーデの定番テク。テイラードジャケットを上手にカジュアルダウンするのが難しいと思っていたあなた、これだったら、実に簡単でしょ？　次のデートには是非、こんな洒落た姿で彼女の前に現れちゃってください！

ダブルブレストジャケット4万4000円（トゥモローランド ピルグリム／トゥモローランド）、プリントTシャツ8800円（ディーゼル／ディーゼル ジャパン）、デニムパンツ1万4300円（リーバイス／リーバイ・ストラス ジャパン）、手に持ったリネンプルオーバーシャツ2万9700円（コロニー クロージング／バインド ピーアール）、サングラス3万9600円（モスコット／モスコット トウキョウ）、スニーカー5万4450円（ストーンアイランド）