〈マナスタッシュ〉の技あり総柄スウェットで、柄ものの食わず嫌いに別れを!
お洒落における選択肢の幅を狭めてしまうこともあるのが、食わず嫌い。もしそのひとつが、柄ものの服だという人は、是非このスウェットに袖を通してみてほしい。きっと食わず嫌いで損をしていたことに、気づかせてくれるはずだから。
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MANASTASH
食わず嫌いしていたものが、ひょんなことをきっかけに好きになってしまうことってないだろうか。たとえば、アメコミ系ヒーロー映画における『デッドプール』も、そういったもののひとつかもしれない。これはライアン・レイノルズの新境地にして、空前のヒット作。『Xーメン』シリーズのスピンオフ的なヒーローとして脚光を浴びた主人公のデッドプールは、自己中心的で毒舌家という型破りなアンチヒーロー。さらに、ヒーロー映画史上最高にチャラい男ともいわれるが、実は深い哀しみを抱えながら戦っている男でもある。従来のヒーローのイメージを覆す破天荒キャラだが、逆にそのリアルで新鮮味のある人物像が共感を呼び、マーベル・コミック原作映画を“食わず嫌い”していた人さえも魅了するほどの大ヒットシリーズとなっている。
こうした“食わず嫌い”は、お洒落にもある。総柄の服なんて、まさにその代表格かもしれない。でも、それをあざやかに覆してくれるのが、〈マナスタッシュ〉の新作スウェットだ。なによりも、揺れる水面の波紋をグラフィックに落とし込んだ柄表現が絶妙。オリーブ、ターコイズ、ブラックといった配色によっても印象は微妙に違うが、いずれも総柄に苦手意識をもつ要因になりがちなアクの強さが全く感じられない。だから、気負わずに着られ、それでいて総柄ならではの個性の強さをしっかり発揮してくれる。色数が少なく、柄自体の密度もランダムで自然な見え方というのが、ワル目立ちしないポイントなのだろう。
秋は着こなしの主役アイテムとして活躍し、寒くなったらアウターからアクセントとしてチラ見せして違いを印象づける名脇役になってくれるに違いない。あまりにも使い勝手がいい総柄アイテムなので、ミニマルコーデ派の大人さえもが“柄にもなく”ヘビロテしてしまうかもしれない!?
ワイドでもタイトでもない、ベーシックなボックスシルエットも絶妙な“リチウムクルーネックスウェット”。左胸のブランドロゴ刺繍の主張を抑えているため、ブランドアピールもさりげなくて控えめ。目を引くアクセントとして、左袖口のリブに織りネームを施した。各1万9800円(以上マナスタッシュ/マナスタッシュ 原宿)
●マナスタッシュ 原宿
TEL:03-6447-0818
雑誌『Safari』11月号 P302掲載
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photo : Mika Miyamoto text : Takumi Endo