〈サンローラン〉のフーディは、ヴィンテージ感と高級感を両立した大人のアメカジ!
リッチな起毛素材のオーガニックコットンながら、どこかヤレ感があって、こなれた印象に。ポイントのライン使いも洒脱。14万3000円(サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ/サンローラン クライアントサービス)
アナログが粋
いよいよ公開となった伝説的映画『トップガン』の続編、『トップガン マーヴェリック』。長らく期待されながら公開まで36年かかった理由のひとつが、トム・クルーズの「CGを使わない」というこだわり。これまでも、合成やスタントを使わずにカラダを張ってきたトム。そんな彼が撮影のために海軍に足を運び、自身が所有する(!)戦闘機P-51を操縦し、俳優人生の中で最も多い飛行スタントを決行。そんなアナログ的ともいえるアクションへのこだわりは、なんでもCGで作れてしまう時代だからこそ逆に新鮮で、人を惹きつける。
服だって、テクノロジーの進化で高機能や新素材をうたうものが多いが、逆にレトロな温かみに惹かれることってありません? たとえば、〈サンローラン〉のフーディ。ハイブランドの新作なのにどこかヴィンテージ感を醸す、ほっこりとした表情。そのカギとなるのが、クラフト感あふれる胸もとのロゴ使い。素朴なワッペン仕様で、目新しい素材だったり、ピカピカだったりするものとは異なる、味な魅力が漂っている。これなら、スクリーンでトムが人々を魅了するように、街の主役を張れるかも!?
古着っぽさを醸しながらも、大人の品格をもたらしているのが細部へのこだわり。フードのドローコードの先にもロゴを配置している
●サンローラン クライアントサービス
TEL:0120‐95‐2746
雑誌『Safari』8月号 P45掲載
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