スター・ウォーズのコレクターの貴重なものを拝見!
こだわりの時計コレクション
スター・ウォーズ第1作の公開当時、子供たちを惹きつけるキャラクター時計が多数登場した。時計を中心にポストカード・文房具を主にコレクションしている、田中 豊さん。高校生のときに映画を観て、スター・ウォーズの虜に。プラの質感やポップなプリントなど、当時の空気を閉じ込めたような彼のアイテムの数々を覗いてみよう。

ドロイドたちが喋る声で目覚めよう!
R 2-D2のビープ音と、C-3 POのおしゃべりがアラーム音に。「映画ではアンソニー・ダニエルズが演じていますが、この時計の声は別人みたい……」。同じ時計を3つ所有しているが、パッケージに違いがあり、2回に分けて発売されていたのではと推察している。
文字盤に描かれたドイツ版ロゴに注目!(左)
アメリカの〈ブラッドレイ〉社が手掛けた、ドイツ向けの一品。よく見ると文字盤のロゴ表記が〝KRIEG DER STERNE〞となっている。八角形のベゼルにネジのようなあしらいのデザインがゴツめで男らしい。
ゴールドが印象的なスイスメイドの腕時計!(右)
こちらも〈ブラッドレイ〉社が作ったドイツ向けウォッチ。この2本はいずれも〝スイスメイド〞と表記されている。「後期になると香港に生産拠点を移したので、こちらは1970年代に作られたものだと思う」
イギリスで誕生した多機能デジタルウォッチ!
「英国の〈ゼオン〉社から発売されたのは、この1種類のみ」。1980年代のもので、他社製品と比べると文字盤のカラーリングがとてもあざやか。アラームのほか、カレンダーやストップウォッチなどの機能付き。
ファンには嬉しい、あのメロディが流れる!
〈ブラッドレイ〉のデジタルウォッチで、アラーム音としてスター・ウォーズのメインタイトルが流れる。「冒頭部分のみですけど、誰もが知ってる曲がチープな電子音として流れるのが、ファンにはたまりませんね」
作品との出会いは、『スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)』。「オープニングでいきなりド肝を抜かれました」。ただ当時は高校生だったため、グッズは子供向けという印象があり、収集には走らなかった。本格的にグッズを買いはじめたのは、1999年『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』公開時。「世間が一気に盛り上がって、自分も火がつきました」。とはいえキリがないと感じ、2010年頃からは無理なく集めて楽しいものへシフトすることに。その当時、世界的コレクターであり当時ルーカスフィルムのファンリレーション担当だったスティーブ・サンスイートのコレクションを目にする。もともと古い国産時計を集めるのが趣味だった田中さんは、その中に並んでいた時計が心に刺さった。「子供の頃にこれがあったら絶対欲しかっただろうな……。子供時代の自分に買ってあげる気分で集めています」
様々な種類があったラジオ付き置き時計!
ラジオも聞ける置き時計は1984年製。上部にはラジオのチューニングダイヤルやスヌーズボタンが配置されている。こちらはハンドルが付いているタイプだが、ハンドルがないものや、秒針の色違いなど、デザインのベースは同じでもバリエーションは複数ある。
時計と定規がまさかのドッキング!?
デジタル時計と電卓が付いた多機能すぎる定規。チューバッカやダース・ベイダーなど、人気キャラクターたちの身長がイラストで描かれている。「スター・ウォーズの文房具も集めているので、これは特にお気に入り」。定規はインチとセンチの両方を測ることが可能。
10年以上集めて、現在はコンプリートに近づいたという。さらに田中さんは、コレクターのコミュニティ運営も行っている。きっかけは2010年、フロリダ州オーランドで開催された〝スター・ウォーズ セレブレーション Ⅴ〞。「アメリカではファン同士のミーティングが普通に行われていると知って、日本でもやろうと思いました」。発足時には、憧れのサンスイートにメールで報告。「スター・ウォーズの名称を使わず、一般名詞の組み合わせで水分農場組合などではどうか」と助言を受けてコミュニティ名が決まった。現在もアメリカのコレクティングクラブとの交流が続き、サンスイートを訪ねて食事をともにすることも。コレクター同士の深い繋がりもまた、この趣味の醍醐味なのだ。
スマートウォッチ風のヘッドフォン付き時計!
1982年発売のヘッドフォンが付属したラジオウォッチ。文字盤には、R2-D2とC-3 POのイラストが。「購買年齢層は子供というよりも若者だったのでは?」。ほかにイウォークのデザインのものもあるという。
豪華に飾られた代表的な腕時計!
全く同じデザインの腕時計でも、透明のケースやブリスターパックなど、様々なパッケージが存在していた。「なかでもこのケースは、ダース・ベイダーのイラストが入っていて、時計に対して豪華な仕様」
半導体メーカーが手掛けた腕時計!
世界的な半導体メーカーの〈テキサス・インスツルメンツ〉は、〈ブラッドレイ〉より先にライセンスを取得し、腕時計を発売していた。ただし、実際に生み出されたのは4種類のみで、そのうちの3種類がこちらだ。ボタンを押すと赤いLEDの数字が光って、現在の時間を知らせてくれる。
当時を知る貴重な資料、雑誌の切り抜きも収集している!
雑誌に掲載されていた時計の広告切り抜きからは、当時の販売価格などを知ることができる。白と黒のものは、時計のほかにアクセサリーなども掲載されており、「おそらくメールオーダー用の商品紹介ページだと思います」。
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文=松井みほ子







































































