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CULTURE カルチャー

2024.07.25

今年はLA旅がおすすめ!
大谷翔平に沸く、ロサンゼルスの熱狂を現地レポート!

2024年からロサンゼルス・ドジャースに加入した大谷翔平。その活躍ぶりは連日の報道で知るとおりだが、実際に現地での熱気はいかに? 現在進行形で歴史が刻まれている、ドジャー・スタジアムとロサンゼルス市内の様子をトラベルエディター伊澤慶一が現地レポートする!


ドジャー・スタジアムはMLBでも最多となる収容人数5万6000人を誇る

アメリカ人ラッパー、ルーペ・フィアスコの『The Show Goes On』がスタジアムに流れ、大谷翔平がバッターボックスへと入っていく。毎朝、NHK BSで眺めていたシーン。私は、夢にまで見たドジャー・スタジアムで大谷翔平を観戦するため、はるばるロサンゼルスまでやってきた。

想像以上に、近い……。それは非常に見やすいドジャー・スタジアム 1階席のおかげでもあるし、193cmある大谷翔平が私の遠近法を狂わせているというのもあるだろう。そして、冷房の効いた部屋で見るNHK BSよりも、カラッと涼しいロサンゼルスでの生観戦は非常に快適だった。

Alright, already the show goes on(いいかい、ショーはもうはじまってるぜ)」のフックからはじまる『The Show Goes On』のリリースは2011年。しかし、ひたむきに前を向く歌詞と、攻勢を期待させるアップテンポな曲調は、大谷のために書き下ろしたのではないかと思うほど、ふさわしい登場曲に聴こえる。まだ1回裏にもかかわらずスタジアムのボルテージは急上昇し、観客席は拍手喝采に包まれた。
 

  

 

19人のドジャースの選手たち、その一番上に君臨するのが大谷翔平だ

今回の旅で、私は自分自身の目で確かめたいことがあった。

“現地での大谷フィーバーは本物だろうか?”

日本での過熱気味とも感じられる報道に反して、実は現地のファンは意外と冷静なのではないか。なんといっても大谷が所属するのはナショナルリーグ優勝回数24の、あの名門ドジャースである。ムーキー・ベッツが、フレディ・フリーマンが、クレイトン・カーショーがいるチームだ。私は期待しすぎて現地で肩透かしを食らわないよう、あえて一歩引いた視点をもってスタジアムを訪れた。

しかし、スタジアムに入った瞬間、そんな捻くれた予想は見事に打ち砕かれた(砕いてくれた、という方が正しいか)。スタジアムの壁面に描かれたドジャースのスター選手たちの一番目立つ頂点に、大谷翔平はいた。コンコース内を歩けば、日本人の私を見た地元のドジャースファンがサムズアップしながら“オオタニサーン!”と声をかけてきた。どうやら大谷翔平の人気は報道の通り本物、いやもしかしたら報道以上なのかもしれない。私はすっかり手のひらを返し、いち大谷ファンとして誇らしくスタジアムを歩いていた。
 

  

 

ドジャース・チーム・ストアにずらりと並ぶ大谷の背番号入りユニフォーム

実際、現地での大谷翔平の人気ぶりはすさまじかった。ドジャー・スタジアムの客席を後ろから見渡すと、背番号17のユニフォームを着たファンが実に多い。2024年7月現在、ドジャースのスタープレイヤー、ムーキー・ベッツが骨折でチームを離脱していることを考慮しても、大谷翔平の人気はドジャースの中でズバ抜けている。

スタジアム内にあるドジャース・チーム・ストアを覗けば、端から端まで大谷翔平のユニフォームやTシャツが並べられ、これがまた飛ぶように売れているという。事実、MLBの発表(7月12日)によると、今年の前半戦、全球団を通じてユニフォーム売上が多かった選手の第一位が大谷翔平だったそうだ(ちなみに第二位はナ・リーグ最多得票でオールスターに選出されたブライス・ハーパー、第三位はヤンキースのスター選手、アーロン・ジャッジ)。
 

  

 

『築地銀だこ』の“オリジナル(写真右)”は$13.99

それだけではない。大谷フィーバーは、スタジアム内のフードにも波及しており、今シーズンからたこ焼きチェーン『築地銀だこ』が三塁側の一階席(フィールド)に出店した。“オリジナル”のたこ焼きに加え、“チーズ&サルサ”や“チーズ&ワカモレ”、“天ぷら&スイートソイソース”など、ロサンゼルス市民の好みそうなスタジアム限定商品も販売。人気は上々で、私が観戦した日も長蛇の列ができるほどの人気ぶりだった。

値段は日本の約3倍。帰国すればいつもの値段で食べられるとわかっていながら、私もついつい並んで買ってしまった。これも大谷効果というやつなのだろうか。5月下旬の段階でドジャースと『築地銀だこ』は複数年のパートナーシップ契約を結んだとの報道もあったので、私のオーダー分も巡り巡ってドジャースと大谷翔平をさらに応援したことになったのであれば安いものだと思った。
 

  

 

MLBでは2020年から採用された延長タイブレーク(無死二塁からスタート)を今年も採用

試合に戻ろう。大谷翔平の打順は1、2番が多いため、だいたい4〜5打席目まで見る機会が多いのは嬉しい限りだ。ちなみにこの日、試合は同点のまま延長タイブレークに突入。それまで四球で出塁し二盗塁を披露しくれたものの、ヒットのなかった大谷翔平。しかし、10回裏相手の1点リードでこのままでは敗戦というシチュエーションで見せ場は回ってくる。起死回生の同点タイムリーを放ち、1塁上で何度も両手を上げて喜ぶ大谷翔平。この空気、この歓喜!スポーツは“筋書きのないドラマ”とはよく言ったものだ。この時点でまだ試合の行方は決していなかったが、はるばるロサンゼルスまで来て良かったと心の底から思えていた。

また気が付いたら席の前後左右に座っていた見知らぬドジャースファンの人たちと、手の平が痛くなるほどハイタッチを交わしていた。これもまた、NHK BS観戦では味わえない体験だ。結局、次の11回裏にドジャースは7番パヘスのタイムリーでサヨナラ勝ちを収めた。

延長戦に突入したこともあり、試合が終わったのは実に22時過ぎ。試合後に花火が打ち上げられ、夢のようなドジャー・スタジアムでの初観戦は幕を閉じた。大谷の登場曲『The Show Goes On』、そのフックの二節目「all night, till the morning we dream so long(一晩中ショーは続く、僕らは朝までだって長い夢を見る)」の通り、ホテルに戻ってからも興奮はおさまることはなかった。
 

  

 

打者と投手、二刀流の大谷が描かれたローバード・バルガス氏の『LAライジング』

大谷翔平観戦がメインのロサンゼルス旅だとしても、足を運ぶのがスタジアムだけではもったいない。大谷翔平の人気ぶりはスタジアム内に止まらないからだ。今年の3月、リトルトーキョー地区にある都ホテル・ロサンゼルスの壁一面に、縦約46m、横約18mにおよぶ巨大なウォールアート“LAライジング”が登場した。こちらの絵をスマートフォンでかざすと、AR技術によって画面の中の大谷が動き出すといった仕掛けもあり、早くもドジャースファンや観光客の人気スポットになっている。

またそこから徒歩15分ほどにあるグランドセントラルマーケットは、タコスやドーナッツ、オイスター、ハンバーガー、カフェなどの飲食店が軒を連ねる観光客にも人気のフードホール。今では日本にも上陸した卵料理専門店『エッグスラット』もこちらの発祥で、その一角にも大谷翔平のウォールーアートが飾られている。グルメを楽しみながら大谷巡礼もできてしまうので、ロサンゼルス渡航の際はぜひ足を運んでみて欲しい。
 

  

 

100年以上の歴史あるマーケットがおしゃれにリノベーションされたグランドセントラルマーケット

円安・物価高で海外に出るモチベーションがなかなか持てない昨今だが、ロサンゼルスでの大谷翔平生観戦は、TVでは味わえない感動と充実感がいくつも詰まっていた。大谷フィーバーは本物で、それを確認できた今、今度はこの熱狂がどこまで達するか見てみたいと欲が出てきた。

2024年は大谷翔平にとっても悲願のプレーオフ進出(もちろん目標はその先だろうが)、そしてMLB史上5名しか達成していないフォーティ・フォーティがかかった運命のシーズンである。来年には、いよいよ二刀流復活も待たれる。いったいどこまでいくのだろう、そんな大谷翔平が刻んでいく歴史を一部目撃するためだけでも、ロサンゼルスへ旅する価値は十分にある。

(取材協力:カリフォルニア観光局)
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文=伊澤慶一 text : Keiichi Izawa
トラベルエディター。旅行ガイドブック『地球の歩き方』編集部にて国内外のガイドブックを多数手がけ、2017年に独立。現在は、〈パパ目線での旅育〉や〈ホテルステイ〉をテーマに連載を執筆。また雑誌の旅行特集からオウンドメディアの動画まで、幅広く旅行コンテンツの制作を行う。著書に『最高のハワイの過ごし方』。
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