地球滅亡!? 帰還を目指す宇宙船の運命にハラハラ!『ミッドナイト・スカイ』
その人が主演しているだけでその映画を観たくなる。これこそがスターの証明だが、ブラピやトム・クルーズと同じく、ジョージ・クルーニーもこの法則をクリアする俳優。しかもジョージの場合は、監督としての才能も高く評価されている。主演&監督作となれば、その作品の魅力は“無敵”と言っていいだろう。最新作の『ミッドナイト・スカイ』は、そんな1本だ。
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『ミッドナイト・スカイ』
胸アツなポイントは?
リアリティかつスケール感のある映像に圧倒される!
ジョージ・クルーニーが演じるのは、北極の基地に1人で残った科学者のオーガスティン。舞台は2049年。地球は滅亡の危機を迎えている状況で、多くの人が避難先を探す中、彼は宇宙船と交信して、地球に戻ることは危険だと知らせようとする。
孤独な時間を過ごすオーガスティンは、交信のために吹雪の中、遠く離れた天文台へ向かう。彼のサバイバルと奇妙な体験、さらに宇宙船の乗組員たちのドラマも同時進行し、未体験のスリルとスペクタクル、感動を届ける作品に仕上がった。
『ゼロ・グラビティ』では宇宙空間で自らの命を犠牲にしてまで仲間を助けたジョージ・クルーニー。今回は地上から宇宙船を助けるという役まわりだが、ヒゲもボーボーの姿で、より悲壮感を漂わせる表情に心を揺さぶられる。
そして宇宙のシーンにも力が入っており、宇宙船の美しい外観のデザインや内部の最新システムは、斬新ながらリアリティ満点。SF映画ファンが観てもテンションがアガるはず。要所のアクションのスケール感や、思わぬドッキリシーンの入れ方、謎の人物の行動の描写など、“監督ジョージ”の演出力も安定感バッチリ。宇宙船の地球への帰還と、オーガスティンの運命がひとつになるクライマックスも、“大人の演出”で見せきったジョージ、さすがである!
『ミッドナイト・スカイ』
製作・監督・出演/ジョージ・クルーニー 出演/フェリシティ・ジョーンズ、カイル・チャンドラー 配信/ネットフリックス
Netflix映画『ミッドナイト・スカイ』12月23日(水)より独占配信開始