【Spotifyで聴ける】ジョギングにおすすめの曲
ジョギングには走りはじめ、ランナーズハイ、フィニッシュの3つの段階があり、そのそれぞれの段階で気分を高める曲っていうのがあったらいいな。今回はそんなお話。
お騒がせ俳優、シャイア・ラブーフは、モデルで女優のマーガレット・クアリーとジョギング中をパパラッチ。シャイアは、上半身裸で走っているところもよく見かけられているが、マーガレットとは残念ながらすでに別れている
次は「オール・ジーズ・シングス・アー・ゴーン」。お経というか、マントラみたいな語りの言葉が入ってくる楽曲なんですが、高揚感があって、心拍が徐々に上がっていく感じと相まって心地よくジョギングできるはず。そして、3曲めの「レイロ」で、ペースができていく感じかな。
次の「トップダウン」でいったんBPM(テンポの単位のこと)を下げて、「8ビットボーイ」でまた上げる。ペースに緩急をつけるイメージですね。あえて、ペースを乱すというのもエクササイズなのかなと思うんですよね。ここまでの5曲で20分弱。“ウォームアップは完了!”って感じかな。
ランナーズハイ気味になると、足は自然と前に繰り出しているけど、頭は別のことを考える余裕があったりする。そういう状態になりますよね? だから、「ラブリー・デイ」では、まわりの景色も楽しみながら走ってほしいですね。そして’70sのムードを引き継ぐ「ネバー・ネバー・ゴナ・ギブ・ユー・アップ」。続けて「タイトロープ」はアゲアゲなので、楽しんで走れるんじゃないかな。この3曲(6、7、8曲め)は有機的な揺らぎのあるビートが心地よくて、カラダが勝手に走っている感覚を楽しめると思います。
で、佳境の「シャダー/キング・オブ・スネイク」。ここでまた“ステディ”なビートに戻る。10分近くある曲なので、きっちり追い込んでもらって(笑)。最後に「フレイムス」でフィニッシュテープを壮大に切るって感じかな(笑)。
選曲したのは!
[クリス・ペプラー]
Chris Peppler
J-WAVE「TOKIO HOT 100」の人気ナビゲーター。「有酸素運動は、水泳かウォーキングが中心。娘との散歩も楽しんでいます(笑)。無心で走るには、やっぱり、テクノなどの“ステディ”な打ち込みのビートが合うと思いますね」
[アンダーワールド]
カール・ハイドとリック・スミスの2人組、エレクトロ・ミュージック・グループ。1996年公開の映画『トレインスポッティング』のラストシーンに「ボーン・スリッピー・ナックス」が使用されたことで、メジャーアーティストの仲間入り。それから今日まで最前線で活動し続けている。
「シャダー/キング・オブ・スネイク」収録アルバム
『ボウクー・フィッシュ』
1996年の熱狂から3年。1999年に発売された彼らの5枚めのアルバム。ダンスミュージックという枠に囚われることなく、ロック、ブレイクス、ダブなどの要素を取り入れながら製作された音楽的集大成といわれる超名盤。本国イギリスでは3月1日、日本は2月20日に先行発売された。
雑誌『Safari』5月号 P241掲載
“クリス・ペプラーが選曲! シーン別聴きたいプレイリスト”の記事をもっと読みたい人はコチラ!
●『Safari Online』のTikTokがスタート!
こちらからアクセスしてみて!