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2024.09.10


海外セレブの愛用スニーカーまとめ103足!

『Safari Online』で紹介してきた海外セレブの愛用スニーカー記事をまとめてお届け!


Kevin Bacon[ケヴィン・ベーコン]

NYニックスのTシャツにショーツという、フィットネススタイルを披露したケヴィン。ショーツとソックスのカラーをリンクさせるなど、随所に個性を発揮した着こなしに合わせたのが〈ニューバランス〉のフレッシュフォーム・ヒエロ!

このモデルはモデル名にもあるように同ブランドの最新テクノロジーを搭載した“フレッシュフォーム”を搭載したトレイルランニング用のシューズ。アウトソールはトレイルの凸凹な悪路にも対応できるビブラム社のメガグリップソールを採用。履き心地は“ふわふわ”というよりも“もちもち”とした感じで、トレイル時でもねん挫のリスクを防ぎ、しっかりと地面を感じられるようになっているのもポイントが高い。かかとの後ろにせり出した幅広のヒール部が安定した歩きに効果を発揮。トレイルはもちろん、街履きにもピッタリな一足となっている。
 

  

 

Joel Madden[ジョエル・マッデン]

アメリカの5人組パンクロック・バンド『グッド・シャーロット』のリードボーカルを務めるベンジー・マッデンの双子の弟ジョエル・マッデン。彼が履いているのが〈ナイキ〉のエアマックス パルス!

エアマックスシリーズは、ミッドソールに配置された空気を内包する袋状の“エアソールユニット”を可視化したデザインが大きな特徴。〈ナイキ〉においてもかなり大事にされているモデルだからこそ、1987年より現在までそのシリーズが続いている。このエアマックス パルスはロンドンの音楽シーンからインスピレーションを得ていて、アイコニックなシリーズにアンダーグラウンドな雰囲気をプラスしている。2018年に“ライフスタイル仕様のエアマックス”として登場したエアマックス270をアップデートしたデザインが人気となっている。

音楽シーンから着想を得ているだけに、ミュージシャンであるジョエルが履くのも頷けるはず。黒のポロシャツにショーツというオールブラックスタイルに投入し、抜け感を演出。重たくなりがちな黒コーデに、軽快さを加えている。
 

  

 

Rachel Weisz[レイチェル・ワイズ]

オリーブグリーンのロングシャツワンピにストロー素材のハットというリゾートっぽいスタイルのレイチェル・ワイズ。彼女が足元に選んだのが〈アディダス〉のウルトラブースト19!

本モデルは、過去のプロダクトを再考し、現代のランナーのニーズに合わせて最新技術で再構築された逸品。従来のウルトラブーストに比べ、ブーストの量が20%増加し、より柔らかさと反発性が向上している。さらに、ミッドソールには硬度のあるパーツが組み込まれていて、体重移動をサポート。安定した走りを実現している。また、アッパーは360°足を包み込むデザインで、ソックスのようなフィット感を提供。彼女はリゾート風のスタイルに合わせる際に、通常ならサンダルやエスパドリーユを選ぶところを、履き心地と歩きやすさを考慮してこのウルトラブースト19をチョイスしたに違いない。ギャップ感のある今っぽい着こなしが際立っていますね!
 

  

 

Travis Barker[トラヴィス・バーカー]

人気パンクバンド、ブリンク182の凄腕ドラマーとしてだけでなく、音楽プロデューサーなど多方面で活躍するトラヴィス・バーカー。彼が足元に選んだのが〈オン〉のクラウドサーファー!

〈オン〉は、革新的なテクノロジーを搭載していることから“シューズ界のアップル”とも評され、パリオリンピックのスイス代表選手団の公式アパレルとシューズにも選ばれるなど、まさに飛ぶ鳥も落とす勢いで人気のブランド。クラウドサーファーは、ソールに〈オン〉が独自で開発した軽量発泡素材“ヘリオン”を使ったモデル。“雲の上を走る”ような独特のクッション性は健在で、前足部もやや幅広に改良され、日本人にも履きやすくなったのが特徴だ。

トラヴィスは“トランスプランツ”のバンドTシャツに、ブラックのジャージというラフな着こなしの足元にオールブラックのクラウドサーファーを合わせている。配色がそれぞれのアイテムで微妙に異なるブラックをチョイスし、奥行きを出しているのがオシャレ!
 

  

 

Paris Jackson[パリス・ジャクソン]

パリスがメランジカラーのロングニットにワンピースというシンプルなスタイルの足元に合わせているスニーカーは〈ディオール〉のセ ディオール!

今作は2016年から〈ディオール〉のクリエイティブディレクターを務めているマリア・グラツィア・キウリによるランニングシューズの再解釈をデザインに投影した一足。2024年のクルーズコレクションで発表されるとともに瞬く間に世界中で注目されたアイテムだ。

フリンジ付きのカーフスキンの切り替えやメッシュなどの〈ディテール〉らしさが際立つ逸品は、ムッシュ・ディオールへのオマージュを込めた“C”と“D”の文字を両サイドにあしらい、アイコニックな要素をプラスしている。
 

  

 

Jennifer Lawrence[ジェニファー・ローレンス]

オーバーサイズの白シャツにショーツというガーリーなスタイルの足元にスポーティなスニーカーを合わせたジェニファー。旬のY2Kスタイルの決め手に選んだのが、〈ニューバランス〉と〈エメ レオン ドレ〉がコラボした1906R!

〈エメ レオン ドレ〉はニューヨークのノスタルジックな空気感をとらえ、シンプルながらも上品で洗練されたスタイルを提案する人気のブランド。同ブランドのデザイナー、テディ・サンティスが〈ニューバランス〉のクリエイティブディレクターに就任したことで、今回のコラボが実現した。

1906は現在ストリートでも人気の品番で、2002のソールの元ネタになるなど当時のパフォーマンスシューズの最高峰と評された逸品。今作はハイテク感の溢れるアッパーデザインを強調させる巧みな素材使いとグリーンの好配色がポイント。ジェニファーはキャップもグリーンにして色サンドすることで、全体の統一感を演出している。
 

  

 

Kate Hudson[ケイト・ハドソン]

随所にレースをあしらったミントグリーンのワンピース姿で登場したケイト・ハドソン。足元を彩るスニーカーは〈ナイキ〉のダンクLoアニマルミックス!

〈ナイキ〉のダンクといえば、80年代にバスケットボール用の屋内コート用として誕生したモデル。現在はアップデートを施し、ストリートでも着用可能なシューズとして人気を博している。

今回、彼女が着用したのは各パーツにアニマル柄を施したクレイジーなパターンが印象的なデザイン。かなりポップな印象だが、彼女のようにガーリーなワンピースで合わせると一気にスタイリッシュな雰囲気に生まれ変わる。飾らないシンプルな着こなしだけに足元が映える一足となっている。
 

  

 

Jake Gyllenhaal[ジェイク・ギレンホール]

フランス人モデルで恋人のジャンヌ・カドゥーとデート中のジェイク。彼が履いているスニーカーは〈ニューバランス〉の990 v6。

990 v6は1982年に登場した初代990から受け継がれた息吹を元に、さらにブラッシュアップ。2023年に新たに誕生したモデルだ。このモデルではミッドフットサドルを廃し、ピッグスキンスエードとシンセティックレザーのオーバーレイがメッシュアッパーの上にかかとからつま先まで流れるようにデザインされている。ミッドソールには〈ニューバランス〉独自の“フューエルセル”フォームが搭載されていて、軽やかで足の裏を包み込むようなライドを実現している。

ランニングに適したソールを採用しているため、履き心地は抜群。ジェイクはTシャツとテーパードの効いたブラックのパンツに合わせていて、足元のグレーがこなれた印象を演出している。
 

  

 

Kaia Gerber[カイア・ガーバー]

スーパーモデルのシンディ・クロフォードを母に持ち、自身も華々しくモデルデビューを果たしたカイア・ガーバー。そんな彼女が足元に選んだのが、〈オニツカタイガー〉のメキシコ66 SD!

メキシコ66といえば、クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビル』でユマ・サーマンがアクションシーンで履いていたスニーカーとして、世界中で人気を博した。今回、カイアが着用したメキシコ66 SDは、オニツカタイガーストライプや旬な薄底スタイル、かかとのクロスパーツなど、メキシコ66のアイコニックなディテールを継承しつつも、新たに再構築されたアイテム。ブランドの履き心地へのこだわりを反映し、上質で柔らかなレザーで仕立てられた洗練されたシルエットが特徴。細めのシューレースやさりげないメタルパーツも、スタイリッシュな印象を一層引き立てている。

彼女は、Tシャツとシックなスラックススタイルに、モノトーンカラーのメキシコ66 SDを合わせている。現在、〈アディダス〉のサンバなどレトロなコート系スタイルが人気を集めているが、彼女のように〈オニツカタイガー〉を選ぶことで、個性を際立たせるのも一つの方法だろう。
 

  

 

Camila Cabello[カミラ・カベロ]

ジムでトレーニングを終えたカミラは、シックなスポーティスタイルを披露。足元のスニーカーも同じくモノトーンカラーで揃えている。で、気になるそのスニーカーの正体は〈ホカ〉のクリフトン9!

クリフトン9は、同ブランドのランニングシューズで、すでに定番といえるほどの支持を集めている人気シリーズ。このモデルは、前作よりも地面からの高さが9mm増したにもかかわらず、軽量化が図られている。また、クッション性と反発力のバランスが取れた新しいフォームを採用し、アウトソールのデザインも改良されている。さらに、アッパーの素材の重なり部分や圧着パーツが削減され、スリムなフォルムを実現。足当たりの良いヒール形状や、ヒールパネルに反射素材を搭載していることも特徴。また、タンのずれを防ぐために、内側にのみガゼットが採用されている。
 

  

 

Rosie Huntington-Whiteley[ロージー・ハンティントン=ホワイトリー]

イギリス出身のモデル兼女優であり、ジェイソン・ステイサムの妻でもあるロージー。彼女がタンクトップとレギンスというスポーティな着こなしの決め手に選んだのが〈シャネル〉のスニーカーだ。

〈シャネル〉は毎シーズン、感度の高いセレブの間でも人気を集めるスニーカーを発表している。こちらの一足は、サイドに同色のアイコニックなココマークをあしらい、2000年代のランニングスニーカーを彷彿とさせるデザインが特徴。スウェードカーフスキンを採用した高級感のある素材と、クリーンな配色が大人の上品さを表現している。ロージーはこのスニーカーをアクティブなスタイルに合わせているけど、都会での街着にもうってつけ。足元から着こなしを格上げしてくれることは間違いないだろう。
 

  

 

Tom Cruise[トム・クルーズ]

パリ2024オリンピックの閉会式で華麗なるワイヤーアクションを披露したトム・クルーズ。そんな彼が移動中の足元に選んだのが〈オフホワイト〉のKick Offレースアップシューズ!

〈オフホワイト〉といえば、〈ルイ・ヴィトン〉でもクリエイティブディレクターを務めたヴァージル・アブローが立ち上げたブランド。いまだに世界中で人気を誇っており、〈ナイキ〉とのコラボスニーカーは現在もプレミア価格を誇っている。

今作はオリジナルデザインで、上質なグレインレザーとメッシュを採用し、ブラックのパイピングとブルーのパーツがアクセントになっているのが面白い。トムはネイビーのニットとデニムの足元に合わせているが、全身をネイビートーンで統一したところに、ホワイトとブルーが映え、軽やかな印象に仕上がっている。
 

  

 

Emily Ratajkowski[エミリー・ラタコウスキー]

Tシャツとスパッツという軽装で愛犬を散歩中のエミリー・ラタコウスキー。散歩の相棒に選んだのが〈リーボック〉のクラブシー グラウンズUK!

同モデルは〈リーボック〉のアイコンプロダクトであるクラブシーの兄弟モデル。クラブシーよりもややスリムなシルエットで、フラップタイプのアッパー構造とガムラバーのコンビネーションなど、ストリート感漂うデザインへとモダンなアレンジを加えている。フラットなソールなので歩きやすさは申し分なく、クラブシーの系譜であるコート系ということもあり、トレンド感も漂わせている。

注目したいのは、チラ見えするスパッツの色と、同モデルのサイドラインの色をリンクさせているとこ。こういった細かい部分へのこだわりに、彼女のファッションセンスを感じずにはいられない。
 

  

 

Chace Crawford[チェイス・クロフォード]

白Tシャツにブルーのショーツというジムスタイルでスナップされたチェイス・クロフォード。彼の足元に光るのが〈ニューバランス〉の1080 V13!

シリアスランナーにとってはお馴染みの〈ニューバランス〉の1080 V13。同ブランド独自の素材である“フレッシュフォームX”を搭載したモデルだ。まず大きな特徴は同シリーズで採用されてきたニット系アッパーが今作からエンジニアードメッシュ系のアッパーへと変更。足全体を包み込む感覚で、フィット感がグンと増している。さらに“フレッシュフォームX”が着地の衝撃を吸収するとともに、接地した後の跳ね返りが早いので、足の返しを補助してもらえるような感覚を得られるのだ。

チェイスはオールホワイトのモデルをチョイスしているが、その汚れ具合からかなり履き込んでいる様子が伺える。ランニングでなくとも、快適な歩き心地を実現してくれるはず。履いたことのない人は一度、挑戦してみてはいかが!?
 

  

 

Emily Ratajkowski[エミリー・ラタコウスキー]

ヘソ出しのスポーティなカットソーと、サイドにトレフォイルロゴが配置されたレトロな〈アディダス〉のジャージというスタイルが様になっているエミリー。そんな彼女の足元を彩るのが〈ホカ〉のクリフトン9 ゴアテックス。

〈ホカ〉は厚底ランニングシューズの元祖ともいえるブランドで、その履き心地に魅了される人が続出し、瞬く間に人気を獲得。そんな同ブランドの定番シリーズにゴアテックスを搭載したのがクリフトン9 ゴアテックス。

クリフトン9は前作のクリフトン8と比べて、ミッドソールが3㎜厚くなってクッション性を高めたのに加え、アウトソールも広くなって安定感もアップした逸品。しかもアッパーの素材にはゴアテックスを搭載しているので、不快なムレも軽減され、快適な履き心地を実現している。

彼女はブルーのジャージと色合わせしているが、ヒールに入ったグラデーションのピンクが絶妙なアクセントに。散歩でも手を抜かないエミリーのこだわりは脱帽!
 

  

 

Jennifer Lawrence[ジェニファー・ローレンス]

白Tシャツにスパッツというスポーティかつシンプルなモノトーンスタイルでお散歩中のジェニファー・ローレンス。彼女の足元で存在感を放っているのが〈アシックス〉のゲル カヤノ27。

ランニングシューズ界でも、かなりのロングセラーといえるゲル カヤノシリーズ。よりソフトで流れるような履き心地を実現したモデルがゲル カヤノ27。このシリーズはモデル名にもなっているように、かかと部と前足部に搭載された“ゲル”により優れた衝撃緩衝性を発揮し、足への負担を軽減。快適なランニングをサポートしてくれる。

また、シューズ内側に搭載した高硬度の“DUOMAX”が、着地直後に足が内側へ倒れこむオーバープロネーションによる過度な倒れこみを防いでくれるという。もちろん、ランニングだけでなくウォーキングやちょっとした外出など、街履きとしてもその機能を如何なく発揮してくれるはず。

かかとのウェーブ状になった部分に搭載されるゲルが、快適性と安定性を生んでいるからこそ、歩くのが楽しくなるに違いない。ジェニファーはスパッツと色を合わせて、ブラックのカラーリングをチョイスしているが、さまざまなカラーが展開されているので幅広いスタイルに活用できそうだ。
 

  

 

Blanket Jackson[ブランケット・ジャクソン]

“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンの末息子、ブランケット・ジャクソン。X-MENのTシャツに白のショーツというラフな着こなしの足元に合わせたのが〈ナイキ〉のリニューエレベート!

リニューエレベートは2020年に登場したバスケットボールシューズ。現在第3弾まで登場しているバッシュ『エレベート』シリーズの派生モデルだ。柔らかく軽量なアッパーが足首にしっかりフィット。またバスケットボールシューズだけにミッドソールに2つのフォームクッションシステムを搭載し、安定性と優れたバランス力を実現してくれるモデル。彼が着用するX-MENのTシャツもグラフィックはモノトーン。全体を白と黒で統一することによって、ショーツでも大人感が漂う着こなしに仕上げているのが見逃せない。
 

  

 

Margot Robbie[マーゴット・ロビー]

かなりボリューム感のあるミッドソールとアウトソールが特徴のスニーカーを、ワイドパンツに合わせたマーゴット・ロビー。レディスのスタイルではロングスカートとの組み合わせがよく見られるが、彼女はセットアップを選ぶことでストリート感を出しながら、モードな雰囲気を醸し出している。メンズライクなビッグシルエットのセットアップスタイルにおいて、抜け感を演出する足元に選んだのが〈ニューバランス〉のU9060。

このモデルは〈ニューバランス〉を代表する90年代と2000年代のヘリテージモデル990と860のディテールとテクノロジーを掛け合わせ、モダンなテイストで洗練されたスタイルに再構築した逸品。もちろん機能性も高く、見た目に反してその歩きやすさにも定評がある。
 

  

 

Katie Holmes[ケイティ・ホームズ]

リネンシャツに同素材のシャツジャケットを重ね、そこにスウェットパンツというラフなスタイルのケイティ・ホームズ。そんな彼女が、足元に選んだのは〈アクセル・アリガト〉のマラソンランナー!

〈アクセル・アリガト〉は2014年にローンチされたスウェーデン発のジェンダーレスなストリート&モードブランド。日本の「ありがとう」をブランド名に入れたのは、日本のミニマルな美学を愛し、“有り難し”を意味する“ありがとう”の言葉に惹かれたから。

同ブランドのベストセラーがランニングシューズのマラソンランナー。デザインは90年代~2000年代のランニングシューズにインスピレーションを受けたチャンキーなフォルムが目を引く。若い層にも取り入れられそうな“Y2K”のトレンドを上手く抑えたシューズは、ヨーロッパを中心に人気を博しているそう。

キャップやスウェットパンツなど褪色感のある色合いでまとめた着こなしにモダンなランニングシューズを合わせたところがポイントだろう。
 

  

 

Adam Levine[アダム・レヴィーン]

黒いスウェットシャツに、同素材の黒ショーツというスポーティなセットアップに身を包んだアダム・レヴィーン。彼が足元に選んだのは〈ナイキ〉のズーム ボメロ5!

ズーム ボメロ5は総合的に高い機能を備えるランニングシューズとして2007年に誕生したモデル。同ブランドのランニングシューズであるエア ボメロを前身として、長距離ランに耐え抜くようにアップデートを重ねたのがズーム ボメロ5。アンダーレイは荒いメッシュ地、オーバーレイはTECTUFFレザーを採用したコンビネーションアッパー仕様。サイドにラバー素材のゲージを何重にもあしらい、ヒールには格子パターンが目を引くプラスチック製のカウンターを配するなど、異素材の組み合わせとディテールが目を楽しませてくれる。モデル名にもあるように、ヒールと前足部には“ズームエア”クッショニングを搭載しているので履き心地も抜群。

このモデルはさまざまなカラーリングが登場しているが、彼が選んだのはパステル調のミントグリーン。ちなみ以前、同じモデルのベイビーブルーを履いている様子も紹介済み。アダムはよほどズーム ボメロ5が気に入ったに違いない!
 

  

 

Emily Ratajkowski[エミリー・ラタコウスキー]

透け感のあるホワイトのニット素材の2ピースに身をまとった麗しいエミリー・ラタコウスキー。その足元を彩っているのが〈オークリー〉のファクトリーチーム フレッシュ!

〈オークリー〉といえばスポーツサングラス部門において右に出るものはなしのブランド。ただ、最近はシューズも注目されていて、その機能性の高さは日本でも〈ジュンヤワタナベ マン〉との別注で話題になった。同モデルは、クリエイティブ集団の“ブレインデッド”と〈オークリー〉がタッグを組み、2000年代初頭に発売された逸品。

ゴツゴツした武骨なソールでタフな印象に見えがちだが、履いてみるとその快適さはお墨付き。足の甲にあたる部分はネオプレン素材なのでフィット感も高く、クッション性も兼ね備えていることから、街履きとして申し分ないモデルといえるだろう。美脚を露わにした彼女の足元を支えるのが、このチームファクトリー フレッシュというギャップ感がまた面白い!
 

  

 

Ben Affleck[ベン・アフレック]

〈ナイキ〉のレアモデルを履くことで有名なベン・アフレック。今回彼が着用しているのもプレミアがつくほどのモデルで、その名もワット ザ ダンク!

今作は〈ナイキ〉SBチームが作成したドキュメンタリーをまとめたDVD『Nothing but the truth』のプロモーション用として300足限定で制作されたと噂されているモデル。2002年から歴代のダンクSBのマテリアル、アイコン、デザインを各パーツにコラージュした、左右で完全に異なるデザインとなっているのが特徴。

一見、クレージーなパターンに見えますが、これまでのアーカイブを思い起こすと、見たことのあるデザインが登場するので懐かしくも新しい、まさに温故知新の一足といえるだろう。そんなレアモデルをチェックのネルシャツにデニムという王道のアメカジスタイルに合わせたベン。このスタイルこそがスニーカーの魅力をもっとも生かしてくれる着こなしなのかもしれない!
 

  

 

Olivia Culpo[オリヴィア・カルポ]

美しいボディラインが強調されたフィットネススタイルで登場したのはオリヴィア・カルポ。その足元で抜群の存在感を与えているのは〈ニューバランス〉452 SB!

〈ニューバランス〉452は2007年に登場したフィットネストレーニングモデル。当時のデザインのままブランド独自のクッショニング素材であるABZORBをミッドソールに搭載した逸品。他のモデルよりも数センチ厚めにデザインされたソールが特徴で、女性を中心に人気を博している。ソールデザイン以外は比較的シンプルなルックスとなっているので、コーデを邪魔しないのもポイントだろう。
 

  

 

Scott Disick [スコット・ディシック] 

淡い色味の上下スウェットで現れたスコット。ゆとりあるサイズ感で、リラックスした雰囲気だけど、手元の時計やサングラスで大人らしい貫禄出しをしている。そんな彼が足元に選んだのが〈ナイキ〉のトラヴィス・スコット×エアマックス1 カクタスブラウン。

このモデルはテキサス出身の人気アーティス、トラヴィス・スコットのブランドである〈カクタス コーポレーション〉とのコラボアイテム。エアジョーダンシリーズを手掛けた〈ナイキ〉の天才デザイナー、ティンカー・ハットフィールドが生み出したエアマックス1のシルエットをベースにしながらも大胆に手を加えることで、トラヴィスならではの唯一無二の世界観を創り出している。

代名詞である“逆スウッシュ”にはビーズを取り付け、シューループを兼ねた民族調のテープやヒールには“カクタス”の三角ロゴを配置。トラヴィスならではのディテールが随所に散りばめられつつも、90年代のクラシックシューズを思わせるデザインに仕上がっている!
 

  

 

Taylor Hill[テイラー・ヒル]

レタリングの入ったTシャツにレギンスというスポーティなスタイルで愛犬と散歩中のテイラー。Tシャツと色リンクさせたスニーカーは、〈アシックス〉のゲルベンチャー8!

ゲルベンチャー8は毎日の散歩や軽いトレイル、ハイキングに適したベーシックトレイルモデル。アッパーには通気性に優れたナイロンメッシュや耐久性と軽量性を兼備したシンセティックレザーを使用し、夏でも快適な履き心地を約束してくれる。

またモデル名にもなっているように、ソールユニットにはヒールに衝撃吸収性に優れながら、圧縮による歪みが小さく耐久性にも優れるゲルユニットを内蔵。悪路にも対応できるグリップ力に長けたアウトソールパターンを採用し、歩き心地も抜群という一足だ。
 

  

 

Paris Jackson[パリス・ジャクソン]

タイダイ柄のロングスカートで、スウェードのバッグもフリンジと民族テイストのコーデに仕上げたパリス・ジャクソン。リラックス感のある着こなしの足元に、サンダルではなくスニーカーを合わせている。着こなしをワンランクアップさせているその一足は、〈クリスチャン ディオール〉のセ ディオール!

このセ ディオールは2024年のクルーズコレクションから登場した新作。レディスのデザイナーであるマリア・グラツィア・キウリがランニングシューズのコードを再解釈したスニーカー。大胆かつモダンな印象の逸品は、スウェードカーフスキンとメッシュを組み合わせ、アッパーの両サイドに“C”と“D”のレターをあしらっているのが特徴。フリンジのディテールがエレガントな印象をプラスしているが、ソールには超軽量のディオールソールを搭載。スポーティながら快適な履き心地も実現している。
 

  

 

Emily Ratajkowsk[エミリー・ラタコウスキー]

スウェットパンツにブルゾンというリラックススタイルながら、色数を少なくした着こなしが都会的なエミリー。袖をロールアップすることで柄や色のアクセントをいれているなどお洒落テクも披露している。そんな彼女が足元に合わせたのが〈リーボック〉のプレミアロードモダン!

プレミアロードモダンは〈リーボック〉のアーカイブ ランニングシューズから着想を受けて作られたシューズ。二重構造のミッドソールと安定性を高めるTPUシャンクを搭載し、快適な履き心地を実現している。ワンピース構造の成型アッパーにレイヤード感のあるメッシュインサートをあしらっていて、幾何学的なデザインがスタイルポイントになっている。また、近未来的なデザインとシルバーのカラーリングがYSK的なツボをついていて、若年層を中心に人気が再燃している。
 

  

 

ASAP Rocky[エイサップ・ロッキー]

ニットポロシャツにデニムパンツというラフなスタイルで現れたエイサップ。注目はニットのストライプのカラーと、シューズのカラーをリンクさせているところ。細部までこだわっているからこそ、彼がファッションアイコンとして注目される所以なのだろう。その色リンクさせたシューズが〈ボッテガ・ヴェネタ〉のフレックススニーカー!

〈ボッテガ・ヴェネタ〉は最高品質のレザーと熟練の技術を持った職人がアイテムを手掛けることで知られ、品質の高さは多くの人々に評価されている。なかでもレザーを編み込んだイントレチャートはお馴染み。レザーが得意なブランドが新機軸として展開しているのがスニーカー。今回、エイサップが着用しているスニーカーはラバーインジェクションを採用した軽量テクニカルニットを使った逸品。

一見、アウトドアシューズのような武骨なビジュアルをしていますが、実はニット素材という繊細な作りにギャップを感じる一足で、独特な配色も実に個性的。コーデの決め手にふさわしい大人スニーカーだ。
 

  

 

Leonardo DiCaprio[レオナルド・ディカプリオ]

親族とともにビバリーヒルズにある〈ティファニー〉と〈プラダ〉でショッピングを楽しんでいるディカプリオ。その足元を飾るのが〈ビボベアフット〉のプライマストレイルⅡ FG!

あまり聞きなれないブランドだが、1997年にイギリスで誕生し、世界で初めて“ベアフットシューズ”という名前で活動をはじめたブランド。人間が本来持つ足の機能を取り戻すことで、より健康な生活を送るべきという理念を掲げてシューズ展開をしている。

プライマストレイルⅡ FGは、ブランドの定番シリーズ“プライマストレイル”の2作目で、足を第一に考えたリサイクル素材のトレイルランニングシューズ。リサイクルペットボトルを使用した超軽量メッシュ素材で、通気性にも優れている。ブランドの理念どおり、クッションやサポート機能はついておらず、着地の衝撃や地面の凹凸を裸足で感じるかのようにダイレクトに伝わってくるのが特徴。環境保護活動に熱心なディカプリオだけに、ブランドのポリシーに共感して愛用しているのかもしれない。
 

  

 

Joe Manganiello[ジョー・マンガニエロ]

ジョー・マンガニエロがブラックのグラフィックTシャツと、カーゴタイプのジョガーパンツに合わせたのがレアモデル、〈ナイキ〉エアジョーダン4 ディープオーシャン!

このモデルは、マイケル・ジョーダンのシグネチャーモデルにして、爆発的人気を誇ったシリーズ4作目のエアジョーダン4にキャンバス素材とツイル素材のキルトをパッチワーク風に組み合わせたデザイン。ハッと目を引く美しいプリントとテクスチャーは日本の工芸やデザインにヒントを得たものとなっていて、マニアの間では“SASHIKO(刺し子)”と呼ばれている。アシンメトリーのデザインと、トゥ部分とシューレースのファイヤーレッドがアクセントになっていて、実にお洒落!
 

  

 

Romeo Beckham[ロメオ・ベッカム]

ロメオがキュートなクマのグラフィックが入ったパーカに、ダブルニーのラギッドなデニムを合わせているのが、〈ルイ・ヴィトン〉のLVスケートラインスニーカー“グリ”。デニムパンツのワイドなシルエットに負けないボリューム感のスニーカーが、こなれた印象に仕上げてくれる一足だ。

2022年秋冬コレクションで初披露されたこのモデルは、カーフレザーを採用しサイドにあしらったオーバーサイズのモノグラム・フラワーが大きな特徴。1990年代のスケートボードシューズから着想を得たパッドを入れたシュータンなどファットなシルエットが人気となった逸品!
 

  

 

Amber Heard[アンバー・ハード]

黒のカットソーとレギンスでランニングとウォーキングを楽しんでいるアンバー。ソールのカラー切り替えがアクセントになった一足を合わせているが、その正体は〈オン〉のクラウドフロー!

〈オン〉といえば、ラグジュアリーブランド〈ロエベ〉とのコラボアイテムが即完売するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いのスニーカーブランド。なぜ人気なのかというと、その独特な空洞になったソールデザインが挙げられる。スイスで開発され、特許も取得しているクラウドテックは、ブランド独自のクッショニングシステム。そのユニークな形状はゴムホースから着想されたそう!

ソールに配置されたクラウドテックのパーツが、潰れることで柔らかな着地を実現。そのパーツが元に戻る力が蹴り出しの推進力を生んでいて、その歩き心地は“まるで雲の上を歩いているかのよう”と評されている。
 

  

 

Will Smith[ウィル・スミス]

涼しげながらひとクセあるホワイトのセットアップを披露したウィル。ホワイトよりも少し生成りがかった色のアッパーで、着こなしに遊び心を入れている。その足元を飾るのが〈ナイキ〉×〈ステューシー〉のエアフォース1!

〈ステューシー〉は日本でも90年代のストリートブームでブレイクしたブランドで、〈ナイキ〉とは定期的にコラボを展開している。その中でも名作と名高いのが、“フォッシル”と名付けられたエアフォース1。通常モデルとは違い、アッパーやサイドのスウッシュもすべてヘンプでできているという意欲作。ホワイトよりも少しくすんだ色が特徴で、二次流通でもいまだに高値で取引されている。
 

  

 

Casey Affleck[ケイシー・アフレック]

パーカにデニムというシンプルなスタイルのケイシー・アフレック。彼がこの日、足元に選んだのが、〈カリウマ〉のカティバプロ。

〈カリウマ〉は、ブラジル生まれのスケートボードシューズブランド。2020年の東京五輪で、スケートボードの選手が着用していたことでも注目を浴びたセレブ注目のブランドだ。その中でもカティバ プロはブランドの定番モデルで動きやすさ、そして最高のグリップ力を誇るモデル。アウトソールはスケートボードモデルらしく熱圧着のバルカナイズド製法に加え、職人の手による糸縫いも施された超絶タフ仕様。しかもブラジル生まれということもあり、素材や製法など地球環境にも配慮されたサスティナブルなところも人気の秘訣とか。
 

  

 

Jude Law[ジュード・ロウ]

ネイビーのブルゾンに、フロント全面に刺し子のようなリペアが施されたブラックのパンツ姿を披露したジュード。ダークトーンの着こなしの中でひと際、異彩な存在感を放っているのが〈メゾン マルジェラ〉のデッドストックバスケット!

このデッドストックバスケットは、2020年AWで発表された逸品で、1980年代に発売された某バスケットボールシューズからインスピレーションを得たスニーカー。アイコニックなカラーブロックデザインで、カーフレザーと機能素材を使用したハイブリッドな一足。特にレザー部分はデッドストックのカーフレザーを使用していて、このシューズ自体の“デッドストック”というテーマを強調している。またミッドソール部分は元となったスニーカーの大きな特徴であった“加水分解したウレタンの劣化”を製品段階で表現しているのが見所!
 

  

 

Irina Shayk[イリーナ・シェイク]

オリーブグリーンのセットアップ姿を披露したイリーナ。パンツのビッグシルエットに負けないボリューム感のある一足は、〈ナイキ〉エアマックス95だ。

〈ナイキ〉とキム・ジョーンズは過去3度、コラボを行っているが2021年に展開されたのが、日本におけるハイテクスニーカーブームの火付け役といえるエアマックス95。

サイドパネルのレイヤーは、定番のグラデーションを採用しつつ、モールス信号のようなミシン目が入り、レースループの配置はアレンジされているも見逃せません。ヒールサイドにはコラボの証である“KIM JONES”の刻印が入るなど、細かいギミックも散りばめられている。アッパーはグレーとホワイトを基調とし、レースループとエアユニットには鮮やかなネオンオレンジの差し色を採用。どちらもハイテク感を強調している。
 

  

 

Jeremy Renner[ジェレミー・レナー]

アイスブルーの上質ニットとネイビーのパンツで大人らしい品ありコーデを披露したジェレミー。その足元に選んだのは、〈ブルックス〉のゴーストマックス。

〈ブルックス〉は数々のハリウッドセレブがその履き心地に魅了されているアメリカ初のランニングシューズブランド。その中でもロングセラーである“ゴースト”シリーズを厚底にしたのがゴーストマックスだ。

独自のクッション素材“DNALOFT v2”クッショニングを厚底に採用し、よりソフトな履き心地を実現。ミッドソールの独自のカーブ構造“グライドロール ロッカー”によって着地から蹴り出しまでの移行をスムーズにアシスト。履き心地が抜群に良いのがポイントとなっている。
 

  

 

Johnny Depp[ジョニー・デップ]

ウッドカモのワッペンカスタムしたBDUジャケットを羽織ったジョニー・デップ。そこに合わせたのが〈ナイキ〉のダンクハイ!

スプラッシュペイントなどかなりエイジングや加工が施されているので、どこかのブランドとのコラボ? あるいはリミテッドエディション? と思いきや、どうやら通常のダンクのよう。このカラーはジョージタウン大学の配色をまとった“オブジディアン×ライトザングレー”で、逆配色になっていることからマニアの間では通称“リバース ジョージタウン”とも呼ばれている。1999年に復刻されているが、ヴィンテージ好きのジョニーは、きっとオリジナルを履いているに違いない。
 

  

 

Jojo Siwa[ジョジョ・シワ]

“ティーンのカリスマ”として知られるジョジョ・シワ。シンガーや俳優、ユーチューバー、ティックトッカーとマルチな才能を発揮している彼女がこの日選んだのは〈ナイキ〉のダンクと並ぶ名作スニーカー、ターミネーター!

1985年に発売されたターミネーターは、〈ナイキ〉とNCAA(全米大学体育協会)の強豪校とのコラボによって生まれたモデル。スニーカーに詳しい人なら“それはダンクのことでは?”と思ってしまうが、ダンクと同時期に発売され、ダンクはそのまま人気モデルになったがターミネーターはラインナップから消えてしまったという、実は悲しい過去があるモデル。ただ、スニーカーフリークの間ではその流通量の少なさからかえって支持を集め、2014年、2022年の復刻ではかなりの人気を博していた。さらに近年では〈コム デ ギャルソン〉とのコラボモデルが登場するなど、ファッションのメインストリームに華麗に返り咲いたモデルだ。

ジョジョはオールブラックのコーデに、鮮やかなレッド×ホワイトのカラーを合わせている。このアクセント使いは参考になるはず!
 

  

 

Joe Manganiello[ジョー・マンガニエロ]

新恋人ケイトリン・オコナーと愛犬バブルスを散歩中のジョー・マンガニエロ。その足元に選んだのが〈ナイキ〉のナイキアタックSP カクタスジャック。

スニーカー好きならもうこの反転したスウッシュでピンとくる人も多いと思うが、こちらはトラヴィス・スコットとのコラボモデル。ベースとなっているのはテニスの4大大会で7度の優勝を誇り、シングルスやダブルスでも世界ランキング1位を獲得した“ジョン・マッケンロー”のシグネチャーモデルで、1984年に発売されたナイキマックアタックというモデル。その復刻にあたりナイキアタックと名前を改めた。

逆向きのスウッシュはもちろん、ヒールにはカクタスジャックのカスタム刺しゅうやチェッカーフラッグ柄になったシュータンなどトラヴィス・スコットとのコラボらしいデザインに仕上がっている。彼はグラフィックパーカにジョガーパンツとスポーティなスタイルに合わせている。パートナーと仲良くペア〈ナイキ〉にしているのもオシャレですね!
 

  

 

Robert Pattinson [ロバート・パティンソン]

グリーンのTシャツに黒のショーツ姿で、ウォーキングをしているロバート・パティンソン。その足元に選んだのが〈サロモン〉のパルサートレイル。

セレブの間でもかなり愛用されている率が高い〈サロモン〉。そのなかでもパルサートレイルをチョイスした彼はお目が高い! 同ブランドのトレイルランニングシューズでもっともハイパフォーマンスなラインといえるのがパルサーシリーズ。

パルサートレイルは“エナジーブレード”と呼ばれるプレートを搭載したモデルで、そのプレートが入っていることで安定感や推進力に貢献。トレランの初心者向けシューズということで、その安定感は街履きでも大いに活躍してくれるはず。グレーとブラックを基調としたカラーリングもかなりシブめで、シューレースがブラウンになっているため、大人の足元にはぴったり。ロバートのようにトップをアクセントカラーにした場合は、黒やグレーなどのダーク系で全体を引き締めると落ち着いた雰囲気に。そんな着こなしの足元にオススメな一足と言えるだろう。
 

  

 

Camila Cabello[カミラ・カベロ]

恋多き歌姫でもあり、そのスタイリッシュな着こなしからファッショニスタとしての地位も確立しているシンガー、カミラ・カベロ。彼女がこの日チョイスしたのが〈サロモン〉のACS PRO。

〈サロモン〉といえばセレブの大好物。数々のウェルドレッサーからもセレクトされる人気ブランドだ。ただ、人気なのはカラフルなトレイルランシューズのXT-4やXT-6なのだが、今回カミラが足元に選んだのはACS PRO。これがミソ。このシューズはモデル名ともなっている“ACS”=『アジルシャーシ システム』という最新技術で、シューズ全体の安定感をサポートしているのが特徴。サイドはメッシュになっていて通気性も抜群。彼女は色鮮やかなデザインに定評がある〈サロモン〉のなかでも、あえてオールホワイトをセレクト。

それをブラックのスウェットパーカとフロントにグラフィックが入ったスウェットパンツのセットアップに投入している。ご覧のようにオールホワイトが際立っていて、抜群のアクセントとなっている。このスタイリングは取り入れやすいので、是非参考にしてみて!
 

  

 

Gavin Rossdale[ギャヴィン・ロスデイル]

ロックバンド“ブッシュ”のヴォーカルであるイギリス人ミュージシャンのギャヴィン・ロスデイル。大の〈ナイキ〉好きで、スニーカーを履く時は高確率で〈ナイキ〉をセレクトしている。そんな彼がこの日チョイスしたのは、〈ナイキ〉のエアマックスドーン!

エアマックスシリーズはエアマックス90、そしてエアマックス95とヒット作をリリース。もはや定番と言えるほど世間に浸透しているエアマックスシリーズだが、その中でも意欲作的モデルなのがエアマックスドーンだ。

全重量の20%以上をリサイクル素材で構成しながら、クラシックなランニングスタイルを表現。伝統のワッフルソールから波型のシーソーパターンを取り入れるなど、随所にこだわりを感じさせる一足。さらにヒール部分には抜群のクッショニングを提供する薄型のエアユニットを配置しているのも特徴だろう。

ギャヴィンは白Tシャツに、ブラックのカーゴパンツというモノトーンスタイルにこちらのスニーカーを投入。色リンクしているため上下のアイテムとも実によく馴染んでいる。あえて色数を少なくしたコーデにセンスを感じますね。
 

  

 

Bradley Cooper[ブラッドリー・クーパー]

愛娘であるレア・デ・セーヌと手を繋いでお散歩中のブラッドリー。そんな彼が足元にセレクトしたのが〈ナイキ〉のエアジョーダン4 トープヘイズ。

エアジョーダン4はバスケの神様マイケル・ジョーダンのシグネチャーにして、現在でもその人気は衰えることを知らないモデル。1989年に発売され、TPUパーツやメッシュ素材など当時の先進的技術を余すところなく採用。エアフライトと同じソールユニットを搭載したスピードを持ち味とするプレイヤーに向けたバッシュだ。現在でも数々のコラボモデルに採用され、カラーリングを変えたモデルが登場している。

トープヘイズはヴィンテージライクなブラウンにジャンプマンマークのレッドのアクセントを加えたカラー。これなら大人らしい落ち着いた雰囲気の着こなしにも馴染むはず。ブラッドリーのように、ネイビートーンにも合うので一足あると重宝しそうですね。
 

  

 

Andrew Garfield[アンドリュー・ガーフィールド]

ポップなグラフィックTシャツと、リネン系の柔らかい素材のパンツに身を包んだアンドリュー・ガーフィールド。そこに合わせたスニーカーは、〈フラワーマウンテン〉のヤマノ03。

アウトドア好きの方にはお馴染みの〈フラワーマウンテン〉は、日本発のブランド。同ブランドの中でもヤマノは街履きとアウトドアが融合した世界観を表現したモデル。パーツごとに色を変えているマルチカラーで、素材使いも特徴のひとつ。またデザインだけでなく、ライニングには抗菌・防臭機能があるミクロバン社製の素材を使用。インソールにはコルク素材を使って吸湿性にも優れるなど機能性も高いのが魅力となっている。

夏などアイテム数が少なくなる季節には、足元に存在感のあるシューズを合わせるだけで、着こなしにメリハリが生まれるもの。アンドリューもそういった効果を狙って、このヤマノ03を合わせているのは間違いなさそうだ。
 

  

 

Jake Paul[ジェイク・ポール]

最近はYouTuberなどインターネットセレブリティとして、華麗なスタイルを披露する人々も増えているが、ジェイク・ポールもその一人。兄であるローガン・ポールとともに話題を集めている彼だが、シアー素材を使ったジャカード織のセットアップの足元に合わせたのが〈ルイ・ヴィトン〉のLVスケート・ライン スニーカー。

このモデルは何といってもかなりのボリューム感が特徴。それもそのはずで、モデル名にもあるように90年代のスケートシューズからインスピレーションを得て、2022年にデザインされたもの。ラグジュアリーブランドにストリート要素を落とし込んだ〈ルイ・ヴィトン〉のデザイナー、ヴァージル・アブローの遺作ともいえる逸品。

パッドを入れたシュータンとテクニカルなダブルのシューレースがそのボリューム感を倍増。さらにサイドにあしらわれたモノグラム・フラワーもポイント。一目でこれが〈ルイ・ヴィトン〉のスニーカーだと認識させてくれるデザインだ。彼はホワイト×グリーンのバイカラーをセレクト。インパクトのあるターコイズカラーのセットアップに負けず劣らずの存在感を発揮している。
 

  

 

Amanda Bynes[アマンダ・バインズ]

ラフな着こなしのアマンダ・バインズをキャッチ。ホワイトのパーカに、ブラックのジョガーパンツというリラックス感のあるモノトーンなスタイルの足元に合わせているのが〈ナイキ〉のジョーダン トゥルーフライトGS。

エアジョーダンといえば、来年はこのモデルが誕生してから40周年の節目の年を迎える。バスケットボールの神様、マイケル・ジョーダンのシグネチャーモデルとして高い人気を誇っているが、このジョーダン トゥルーフライトGSはエアジョーダン7を現代的にアップデートしたデザインがスニーカーヘッズの間で支持されているモデルだ。

ジョーダン7はコート上で足を保護し、素足でプレーするのと同じような履き心地を求めたマイケル・ジョーダンの要求を高次元で実現した逸品。そんなエアジョーダン7の息吹が宿ったジョーダン トゥルーフライトGSは街履きにもうってつけ。アマンダはスポーティな着こなしに〈ルイ・ヴィトン〉のリュックを合わせて着こなしを上手に格上げ。さらに上下と色リンクを狙いつつ個性出しを図るため、こちらの一足を投入に違いない。
 

  

 

Justin Timberlake[ジャスティン・ティンバーレイク]

インパクトのあるフラワープリントのナイロンジャケットに、大ぶりなポケットが配置されたパラシュートパンツという出で立ちのジャスティン・ティンバーレイク。そこに合わせたのが〈ナイキ〉×〈オフホワイト〉のエアプレスト。

類稀なセンスとその創造力でラグジュアリーファッションの常識まで変えてしまったヴァージル・アブロー。そんな彼が自身のブランド〈オフホワイト〉で世界的なスニーカーブランド〈ナイキ〉とコラボしたのが、この“The 10(ザ・テン)”というシリーズ。これはデザイン構想からリリースまで10カ月という短期間でコレクションを完成させたことからこう呼ばれているが、2018年に発売されたのが『エアプレスト』をモチーフにしたモデル。

『エアプレスト』は2000年に誕生した〈ナイキ〉のコンフォートシューズで、いまかいまかと復刻を待つ人も多い名作。こちらはアッパーを目の大きなメッシュで覆い、サイドには大きなスウッシュマークを取り付けるなど、クラフト感あふれるディテールが詰め込まれている。こんな個性あふれるスニーカーをさらりと履きこなすジャスティンのセンスには脱帽!
 

  

 

Ben Affleck[ベン・アフレック]

裏地にボアを採用した、レトロな雰囲気の漂うコーデュロイブルゾン。インナーにはラフなシャツを合わせ、細身のコットンパンツという“ザ・アメカジ”を体現したベン・アフレック。そんな彼が足元に選んだのが〈ナイキ〉のダンクSB“デ・ラ・ソウル”。

このモデルは2005年にアメリカのヒップホップグループ“デ・ラ・ソウル”のアルバムジャケットをモチーフにした『ダンクSB』が発売され大きな話題を呼んだレアモデル。その人気を鑑みて2015年にはファーストカラーがハイカットで復刻したのだが、彼が履いているのはどうやらセカンドカラーのローカットモデル。

デ・ラ・ソウルのファーストアルバム『3フィート・ハイ・アンド・ライジング』はデビュー作にして傑作といわれる逸品。そのデザインを落とし込んだことで、コアなファンから高い支持を得て、今ではプレミア価格の付く1足となっている。そんなレアモデルを躊躇なくさらりと履きこなす彼のセンスはやはり本物!
 

  

 

Jennifer Lopez[ジェニファー・ロペス]

旬のショート丈ダウンにブラックのスポーティなスパッツという、いかにもセレブリティらしいスタイルで登場したジェニファー・ロペス。そんなセレブスタイルの足元に輝くのが〈プラダ〉のクラウドバスト サンダー スニーカー。

“クラウドバスト”シリーズは2018年の春夏コレクションに登場して以来、カルト的な人気を誇り、ニット素材のアッパーと丸みを帯びた軽やかでふくよかなデザインが特徴。一世を風靡した厚底スニーカーブームを牽引したスニーカーでもある。今作はアッパーとアウトソールにゴツゴツと角ばったパーツが使われ、さらにボリューム感がアップしている。ジェニファーはオールホワイトのモデルをセレクト。存在感のあるスニーカーに、あえてボディラインの出るスパッツを合わせてメリハリをつけたスタイリングを楽しんでいる。
 

  

 

Calvin Harris[カルヴィン・ハリス]

スコットランド出身のトラックメイカーであり、過去にはテイラー・スウィフトとも交際していたカルヴィン・ハリス。オンブレチェックのシャツに、ブラックのスウェットパンツというラフな着こなしの足元に合わせたのが〈ニューバランス〉の550。

最近は90年代ファッションが再燃中。その影響からか、〈ナイキ〉のエアフォースⅠや〈リーボック〉のクラブCなどレトロなコート系シューズが再注目されている。そこで〈ニューバランス〉が展開したのが、80年代にプレイヤー向けにリリースされたバスケットボールシューズを復刻させた550。

快適な履き心地を実現する足馴染みの良いアッパー素材。そしてシンプルな色使いが特徴のクラシカルなデザインが人気を集めている。シーンを選ばず、幅広いスタイルに組み合わせることができるのも魅力のひとつだろう。適度なクッション性も備えているため、普段履きには最適な一足。ホワイトカラーを選べば、モノトーンで揃えた着こなしに、ほどよい抜け感を作ってくれるはず。
 

  

 

Lily Collins[リリー・コリンズ]

イギリス人のミュージシャン、フィル・コリンズの娘でもあるリリー・コリンズが足元に選んだのは〈サロモン〉のXT-6。

もはや飛ぶ鳥を落とす勢いといえる〈サロモン〉のXT-6。最近では前身モデルでもあるXT-4も支持されているが、やはり根強い人気なのがこのモデル。ファッションシーンで認知が広がったのが〈シュプリーム〉での展開がはじまってから。そこから〈コム デ ギャルソン〉のデザイナーである川久保怜が履いたことで一気に注目され、2017年にパリのセレクトショップ『ザ・ブロークン・アーム』と別注企画をスタートしたことで、人気に火が点いた。

もちろん悪路を想定したシューズゆえに街履きでの快適さは申し分なし。さらに素材にゴアテックスを採用しているので、梅雨時期でも安心という利点も。リリーはオーバーサイズのコートに、コーデュロイパンツというシューズを含めたグラデーションの着こなし。パンツの丈感をやや短めにしたことで、シューズが強調されているのも見逃せない。
 

  

 

Robert Downey Jr.[ロバート・ダウニー・Jr.]

オンロードとオフロードの両方で楽しめる〈ポルシェ〉のeBikeクロスパフォーマンスEXCでツーリングを楽しむところをキャッチされたロバート・ダウニー・Jr.。そんな彼がサイクルシューズとして選んだのが〈ナイキ〉のエアジョーダンⅠ ズームコンフォート2。

時代とともに神格化が進み、現在のスニーカーシーンを象徴する1足でもあるエアジョーダン1。そんな同モデルの完成されたシンプルなシルエットを残しながら、現代のテクノロジーを組み込んで快適性を追求したのがエアジョーダンⅠ ズームコンフォート2。オリジナルから踏襲したアッパーデザインは軽量化と通気性を強化。ソールユニットには薄く反発性に優れた“ズームエア”を搭載。さらに横方向の動きに対応するように軽量で反発性に優れた“フォーミュラ23”のフォームを敷き詰めることで次世代の履き心地に進化している。

グレーのグラデーションを基調とした落ち着いたカラーリングの1足は、グリーンとイエローというブラジリアンカラーのスウェットに身を包む彼の足元で、しっかりとした存在感を発揮している。
 

  

 

Joe Manganiello[ジョー・マンガニエロ]

ブラックのパーカに、ペイズリー柄のショーツで登場したジョー・マンガニエロ。スニーカーにもショーツと同じ柄が入っていながら、ベースをダークトンにしたことでリラックスなスタイルながら落ち着いた印象に仕上がっている。そんな彼が履いているのが〈ナイキ〉のダンクSB×トラヴィス・スコット。

こちらは〈ナイキ〉とトラヴィスのコラボの代名詞でもある“リバーススウッシュ”を採用していないことで話題となった一足。このコラボモデルはトラヴィス・スコットが主催する音楽レーベル“カクタスジャックレコード”に所属するアーティストたちのコンピレーションアルバムのMVでお披露目されたもの。カーキベースのアッパーにペイズリー柄のオーバーレイ、そしてサイドパネルにはタータンチェックという複数の柄が採用されているのが特徴。スウッシュも内側がピンク、外側がブラックという遊び心のあるディテールが施されている。そんな唯一無二の存在感を放つコラボモデルをさらりと履きこなすマンガニエロのセンスも見逃せないところだ。
 

  

 

Jennifer Hudson[ジェニファー・ハドソン]

ブラックのレタリングが入ったスウェットにスパッツというかなりスポーティなスタイルのジェニファー・ハドソン。すべてのアイテムにブラックを入れるという統一感のあるスタイルを披露してくれた彼女が履いているのが〈ナイキ〉のエアジョーダン38。

エアジョーダンはご存じのとおりバスケの神様であり、NBAでは数々の後世に語り継がれる伝説的なプレーを残したマイケル・ジョーダンのシグネチャーモデル。実はジョーダンが引退しても、そのシグネチャーモデルは継続して発売され、ユタ・ジャズのマイク・コンリーなど現役プレーヤーもジョーダンシリーズのバッシュを履いている。

今回ジェニファー・ハドソンが履いたエアジョーダン38はランニング、カット、ターンアラウンドジャンプなど、基礎的な動きを追求したシューズ。コートとの一体感を生むクッショニングや足を固定するアッパーがあらゆる動きをサポートしてくれるのです。またサスティナビリティも考慮され、リサイクル素材を重量の20%以上使用。もちろんデザインや配色もトレンドを意識しているので、セレブの街履きにも適しているモデルといえるだろう。
 

  

 

Charlie Hunnam[チャーリー・ハナム]

発色の良いピンクのスウェットに、ベーシックなグレーのスウェットパンツを合わせて、セットアップっぽくないスタイルを構築したチャーリー・ハナム。そんな彼が足元に合わせたのが〈ニューバランス〉のML565。

ML565はML574の復刻版にあたり、ML574よりも若干スマートなフォルムにモディファイされた品番。EVA素材を圧縮成型し、クッション性の持続力を大幅に向上させたC-CAPミッドソールを搭載。優れたクッション性と軽量性で履き心地にも定評がある優秀アイテム。長年愛されてきたスタンダードなシルエットは、現代でも幅広いスタイルとマッチする。

今回彼が選んだのはNマークやシュータンに鮮やかなオレンジをレイアウトしたカラー。随所に使われたターコイズブルーもオレンジとマッチして、足元を華やかに仕上げている。彼はピンクのスウェットシャツがメインなので、一見、多色使いに見えるが、ニットキャップをスニーカーの色を拾ったターコイズにすることで、全体のバランスを整えている。春らしいカラー使いと、セットアップでも色を変えて違った印象に見せるテクニックは是非、参考にして欲しい。
 

  

 

James Marsden[ジェームズ・マースデン]

フードがしっかり立ったオンスが高めのスウェットパーカに、ランニングでも使えそうなショーツを合わせたスポーティコーデのジェームズ・マースデン。そんなジム帰りのようなスタイルに合わせたのが〈ブルックス〉のアドレナリンGTS22。

〈ブルックス〉は全米No.1と言われているブランド。その中でもアドレナリンGTS22はクッション性が高く、ふわっとした柔らかい履き心地が魅力のシューズ。さらに、かかとの周りにブランド独自のガイドレールというサポート機能が配置されたことで接地時のぐらつきを抑えてくれる。これからランニングをはじめる人や、習慣として走っているランナーでも足のコンディションに不安を抱えているときにおすすめのシューズ。

とにかくソールが厚いので腰や膝に不安があるひとだけでなく、履くだけでリラックス感を生み出してくれるのも大きなポイント。だからこそ、ジェームズもラフなスタイルの足元に選んだのかも!?
 

  

 

Scott Disick [スコット・ディシック]

クロムハーツのジップパーカにウッドカモ柄のカーゴパンツを合わせたストイックなスタイルを見せてくれたのはスコット・ディシック。そんなスタイルの足元に彼が選んだのが〈ナイキ〉のエアマックス90 エッセンシャル。

この1足は〈ナイキ〉の不朽の名作であるエアマックス 90をベースに、素材やカラーリングをアレンジしたモデル。エアマックス90は、旧モデルよりも大きいビジブルエアを採用しているが、そのビジブルエアをTPUパーツで覆うことで強調しているのが最大の特徴といえるだろう。スコットが選んだのは“ダークスタッコ オートミール”という配色。カーキをベースにアッパーには素材感のあるオートミールのようなカラーを組み合わせている。この配色なら、ウッドカモ柄とともにミリタリーテイストを注入できるので、彼のようなストイックなスタイルにもマッチするだろう。
 

  

 

Ben Affleck[ベン・アフレック]

スウェードのショートブルゾンにチェックのシャツ、そして淡色のデニムという90年代スタイルを披露したベン・アフレック。彼がこのスタイルの足元に選んだのが〈ナイキ〉のエアジョーダン7 レトロ ドーレンベッカー。

この一足は〈ナイキ〉がポートランドにあるドーレンベッカー小児病院への寄付を主な目的に2003年から毎年企画しているチャリーティーイベントである『ドーレンベッカー フリースタイル コレクション』から誕生したモデル。入院している子供たちがデザインした特別なモデルをアメリカ国内のごく限られた店舗でのみ販売。その売り上げは病院の基金へと寄付されるという仕組みになっている。

今作をデザインしたのは血友病で入院している10歳のダミアン・フィリップスくん。ギターとNBAのシカゴ・ブルズからインスピレーションを受け、黒と赤をベースに配色。ディープパープルの名曲『Smoke on the Water』からスモーキーな印象をプラスした配色が目を引く。アウトソールにはブルズのユニフォームを持って、ギターを弾くイラストが添えられているのもポイントだ。
 

  

 

Justin Theroux[ジャスティン・セロー]

超が付くほどの愛犬家であるジャスティン・セローが、愛犬のクマと散歩している姿をキャッチ! 彼はMA-1のような光沢感のあるブルゾンに、ジョガータイプになったスリムなシルエットのカーゴパンツを組み合わせ、ミリタリースタイルを披露。その足元には〈ナイキ〉のズームX ヴェイパーフライ ネクスト%2が映える。

このズームX ヴェイパーフライ ネクスト%2は、大きなレースでもバンバンと新記録を生み出している噂のカーボンプレートが入ったランニングシューズ。ではランニング専用かと言えば、実はそうではない。エンジニアードメッシュのアッパーは柔らかく通気性に富み、快適なフィット感を提供。散歩中もムレを感じさせず、ストレスフリーな履き心地が特長。さらに、つま先部分のカーボンプレートは反発力を生み、蹴り出しを推進力へと換えてくれる。そして、かかと部分の厚いアウトソールはクッション性が抜群。この高性能な仕様はランニングだけでなく、普段履きとしても最適。彼のようにキャップやバッグなどと色リンクさせれば、着こなしにもすんなりと馴染んでくれることだろう。
 

  

 

Damien Lewis[ダミアン・ルイス]

今季のトレンドであるショート丈のキルティングアウターにブラックのパンツという出で立ちのダミアン・ルイス。その足元を彩るのが〈ニューバランス〉のML574D。

この1足はオリジナルの574が発売された当時のフォルムをイメージした“バルキーシルエット”を採用していて、通常の574より厚めのミッドソールとラギッドなアウトソールが存在感を発揮している。ボディのネイビーをベースに、グリーンのNマークなどの差し色が効いた配色は実に大人っぽい印象。彼はこの一足をかなり履き込んでいるようで、アッパーのヌバックがいい感じにエイジングしているのがわかる。アウターのネイビーとカラーリンクさせたお洒落テクもお見事!
 

  

 

Sistine Stallone[システィーン・スタローン]

ゴールデン・グローブ賞の授賞式に華を添えるミス・ゴールデングローブ。セレブの子女が務めることが多いが、第73回ゴールデン・グローブ賞では、『ロッキー』シリーズでお馴染みのシルヴェスター・スタローンの娘である、システィーン・スタローンが務めた。しかも長女ソフィア、三女スカーレットとともに姉妹でその大役を務めたことが話題となった。そんなシスティーンが履きこなすのが〈アディダス〉×〈ウェールズ・ボナー〉のサンバ ポニーレオ。

日本でもウェアとともに話題となっている〈アディダス〉と〈ウェールズ・ボナー〉のコレクション。そのなかでも人気だったのが、リバイバルで注目されたサンバ。サンバはサッカーのクラシカルなトレーニングシューズからインスパイアされたデザインが人気で、シュータンを折り返すことができるモデル。サンバ ポニーレオはアッパーにレオパード柄のフェイクポニーヘアやブランドシグネチャーであるクロシェ編みのディテールを落とし込んだ個性的なデザインが目を引く。

彼女はバーシティジャケットにカーゴパンツという、旬のアイテムを用いたストリートなスタイルの足元にこのスニーカーを投入。レオパードのカラーリングに合わせるような暖色系のアイテムでまとめているところがお洒落ですよね。
 

  

 

Bradley Cooper[ブラッドリー・クーパー]

俳優兼監督としても活躍し、ネットフリックス『マエストロ:その音楽と愛』では主演のほかに監督、脚本、プロデューサーというマルチタスクで、その才能を如何なく発揮したブラッドリー。彼が履きこなすのは〈ナイキ〉エアフォースⅠのカスタムモデルだ。

ブラッドリーといえば、最近ヘビロテしているのが〈ナイキ〉のスニーカー。そのなかでも着用率が高いのが名作エアフォースⅠ。ファッションスナップでは何度もコラボモデルなどレアなエアフォースⅠを履く姿がキャッチされている。

今回履いているのは、おそらくオールホワイトの同モデルをカスタムした逸品。トゥ部分のパーツはグリーンのカラーリングが施され、サイドのスウッシュ部分はファイヤーパターンならぬ、ウィングパターン。通常モデルで満足できないブラッドリーだからこそ、このカスタムした逸品をセレクトしたのだろう。エアフォースⅠに対するブラッドリーのリスペクトと愛が込められているに違いない。
 

  

 

Joe Manganiello[ジョー・マンガニエロ]

デニムとパーカというシンプルな着こなしのマンガニエロ。パーカは黒、パンツはグレーとシューズのカラーで全体が統一されているので、まとまり感がある着こなしに仕上がっている。そのシューズというのが、〈ナイキ〉×〈サカイ〉のLDワッフル。

〈ナイキ〉と〈サカイ〉のコラボは毎回人気で発売しても即完売することで話題。そんなコラボの中でも高い支持を得るのが2つの名作を融合させたハイブリッドモデル。このLDワッフルはモデル名にもあるとおり、〈ナイキ〉の名作ランニングシューズLDVとワッフルデイブレイクを融合させている。シュータンやサイドのスウッシュを重ねたデザインになっているのが、その証。今回のホワイト×ブラック×グレーの配色は第2弾で登場したカラー。ミッドソールが出っ張ったデザインもアイコニックですよね。
 

  

 

Jennifer Garner[ジェニファー・ガーナー]

俳優ジェニファー・ガーナーがスウェットにデニムというカジュアルスタイルに合わせている一足は、〈ブルックス〉のアドレナリンGTS 22。

〈ブルックス〉は世界で初めてEVAソールを用いたランニングシューズを開発したことで知られるアメリカのランニングシューズブランド。日頃からランニングしている人にとっては、かなりホットなブランドだろう。同モデルはブランド独自の走行サポート機“GUIDERAILES2.0”を採用するロングセラーモデル。ミッドソールには、優れたクッショニングかつ軽量で耐久性もある素材DNALOFTを搭載。より滑らかでソフトな履き心地を実現している。伸縮性が高いシームレスのエンジニアードメッシュアッパーはムレにくく、さらに足もしっかりとホールド。ランニングだけでなく、街履きとしても活躍してくれるのはジェニファーを見てもおわかりのとおり!
 

  

 

Jake Bongiovi[ジェイク・ボンジョヴィ]

アメリカの大人気ロックバンド、ボン・ジョヴィのフロントマンであるジョン・ボンジョヴィを父に持つジェイク・ボンジョヴィ。彼が履きこなすのが〈ケンゾー〉のケンゾー ドームだ。

昨年発売された同モデルは1990年代半ばのスケーター全盛期からインスパイアされたミニマムなカップソールのスニーカー。モデル名の由来はパレ・ド・トーキョーの敷地内にあるスケートスポットであり、パリのスケートボードのランドマークでもあるDOMEへのオマージュから。アッパーはホワイトグレインレザーにホワイトのソールを組み合わせたシンプルなカラーリング。アウトソールの部分からチラ見えするブラウンのラバーソールには『KENZO』のロゴを刻印している。

ジェイクはこの一足をブラックのダウンジャケットとベージュのコーデュロイパンツに合わせている。ストリートスタイルながらシックに仕上がっているのは、絶妙なパンツシルエットとスニーカーのボリューム感が好相性だから。この着こなしは参考にしてみたいですね。
 

  

 

Eddie Redmayne[エディ・レッドメイン]

エディがパッチワークのようなカラフルなカラーパレットのジャケットとブラックのスリムパンツに合わせているのが〈ナイキ〉のブレイザーMID 77 ヴィンテージ。

ブレイザーは、アメリカ・オレゴン州のNBAチーム“ポートランド トレイル ブレイザーズ”の名前を冠したモデルで、1972年に誕生。現在でも、ストリートからスケートボードまで幅広く愛されている名作シューズだ。こちらの一足は、1977年当時のディテールを忠実に再現し、スムースレザーのアッパーを採用。トゥとサイドはスウェードで補強され、一枚皮で構成されたサイドパネルにはレトロな"く"の字型ステッチが入るなど、特徴的なデザインが施されている。
 

  

 

Justin Timberlake[ジャスティン・ティンバーレイク]

ジャスティンが〈ルイ・ヴィトン〉のステンカラーコートとナイロンのジョガーパンツというスポーツラグジュアリーな着こなしに合わせているのが〈ヴァレンティノ カラヴァーニ〉のワンスタッズ。

〈ヴァレンティノ カラヴァーニ〉の21年コレクションで初登場した、こちらのスニーカー。デザイナー、ヴァレンティノの出身地でもあるローマとパラッツォ宮殿に着想を得た四角形のスタッズをあしらったシンプルなデザインが特徴。タン部分とヒールには控えめなブランドロゴをシルクスクリーンプリント。やや立体的なマキシスタッズディテールのラバーソールが印象的な一足となっている。

ジャスティンは上品さのあるスポーティなコーデに、こちらの白スニで軽快さをプラス。キャップと色サンドさせたお洒落テクも見逃せない。
 

  

 

Anne Hathaway[アン・ハサウェイ]

ニットキャップやインナーダウン、フリースパンツなどスポーティなコーデを、ホワイトで統一することで、ラグジュアリーに格上げしているアン・ハサウェイ。その足元に合わせたのが、〈モンクレー〉のトレイルグリップ GTX。

〈ナイキ〉のチーフブランドオフィサーが〈モンクレー〉に移籍して登場したのが、こちらの一足。スニーカーのイメージがなかった同ブランドだが、モデル名にGTXが付くように、リップストップアッパーにはGORE-TEXメンブレンを配置。またソールにはビブラム社のメガグリップラバーソールを採用。かなりハイスペックな機能を盛り込み、山ブランドらしいトレッキングデザインながら、どことなくラグジュアリーな雰囲気も漂わせている。このあたりの高いデザインセンスは実にお見事!
 

  

 

Dominic Cooper[ドミニク・クーパー]

スポーティなハーフパンツに、ナイロンジャケットをセットアップ風に組み合わせたスポーツスタイルを披露したドミニク。そこに取り入れたのが〈ナイキ〉のエアマックス90 SE TVカラーバーズ。

1990年にリリースされた歴代エアマックスシリーズのなかでも高い人気を誇る名作エアマックス90。エアマックスシリーズの3代目のモデルで、プラスチックパーツなどを採用。のちに続くハイテクスニーカーの先駆けとなった。今作はエアマックス誕生30周年記念で登場したなかのひとつだ。

初期の仕様を彷彿とさせるデザインを取り入れ、シャープなシルエットやステッチラインなどを見直したアレンジモデル。また今作にはテレビのテストパターン(カラーバー)にインスピレーションを受けたマルチカラーで構成。リフレクターやトゥのスモールスウッシュ、歴代のエアマックスシリーズのロゴを落とし込んだインソールデザインなど細部までこだわったデザインが人気の一足だ。

ドミニクはこの派手色スニーカーを、色リンクしたセットアップに合わせることで上手に着こなしに馴染ませている。このお洒落テクはお見事!

 


 

  

 

Gigi Hadid[ジジ・ハディッド]

ライダースを基調としたモノトーンスタイルを披露したトップモデルのジジ。着こなしの決め手として足元に投入したのが〈アディダス オリジナルス〉×〈ウェールズ・ボナー〉のサンバだ。

サンバは現在、日本でも高い支持を得ていて、定番カラーは売り切れが続出するほど。元々はサッカーのトレーニング用シューズだったこともあり、クラシカルなスパイクを彷彿とさせるデザインが人気の秘訣。今回は〈ウェールズ・ボナー〉とのコラボアイテムで、サイドのスリーストライプとトゥ部分のオーバーレイ以外の素材にフェイクポニーヘアを採用。アクセントになっている折り畳めるロングシュータンには“WALES BONNER”のロゴを配置している。レトロフェイスに磨きをかけた一足が、黒×黒コーデの個性出しに一役買っているのはご覧のとおり。週末コーデの参考にしてみては、いかが?
 

  

 

Whitney Port[ホイットニー・ポート]

白のダウンジャケットとジョガーパンツというモノトーンスタイルを披露したホイットニー。足元に差し色としてプラスしたのは、〈サロモン〉のXT-4。

日本でも〈サロモン〉ブームが巻き起こり、感度の高い人が〈サロモン〉のXT-6を履いているのをよく見かける。けれども彼女が選んだのはXT-4。トレイルランニングシューズということで発色の良いレッドやイエローのカラーリングが使われた同モデル。トレイルだけでなく、街でも高機能なパフォーマンスを発揮しているのは、彼女の着こなしからも伝わってくる。ライニングとタンのフィット感が優秀で、ファッション性にも優れたXT-4は日本でも火が点きそうですね。
 

  

 

Irina Shayk[イリーナ・シェイク]

イリーナがお目立ち度抜群のゼブラ柄ロングコートに合わせたのは、〈ボデガ〉×〈ニューバランス〉の610 ザ トレイル レス テイクン!

これまで幾度となくコラボレーションを行ってきた〈ボデガ〉と〈ニューバランス〉。こちらの一足は、2012年にオフロードランニングシューズとして発売され、人気を博したMT610のライフスタイル要素を強化した復刻モデルML610Tをベースに採用。

MT610を象徴するアウトドアディテールだったアッパーストリングを撤廃し、シュータンとヒールパーツに配されたストラップで、ライフスタイル仕様なディテールにアップデート。ミッドソールには衝撃吸収に優れた“アブゾーブ”、アウトソールには耐摩耗性に優れた“N-デュランス”を採用している。これによりファッションはもちろん、イリーナのように愛犬との散歩やアウトドアレジャーまで幅広くカバーする一足に仕上がっている。
 

  

 

Justin Bieber[ジャスティン・ビーバー]

ブルーのスウェットシャツに濃紺ショーツという青系ストリートスタイルを披露したジャスティン。そこに合わせているのが、〈リーボック〉クラブ C ヴィンテージだ。

2020年に35周年を迎えたクラブ Cは、スニーカーフリークからも不動の人気を誇るクラシックなコート系スニーカー。1970年代後半から80年代にかけてテニスが世界的ブームとなり、そこに投入されたのがこちら。耐久性に優れた高いパフォーマンスを求めるテニスプレーヤーに向けて作られたシューズで、オールホワイトのモデルは80年代に〈ナイキ〉のエアフォース1とともに、白スニのトレンドを創り出したアイテムとしても有名。ちなみに"C"はChampionの頭文字に由来するのだとか。

ジャスティンが履いているのは、オールホワイトではなく履き口がブラウンになったモデル。さらに名前に“ヴィンテージ”とあるように、35年以上経過したような靴の外観を想像して、織りラベルとロゴが色褪せたようなデザインとなっている。
 

  

 

Justin Timberlake[ジャスティン・ティンバーレイク]

10のグラミー賞と4つのエミー賞を獲得し、音楽活動以外にも俳優をはじめファッションブランドやレストランの立ち上げているジャスティン・ティンバーレイク。彼が愛用しているのは〈ナイキ〉のレブロン20“ナイキライファー”。

レブロン20はNBAで活躍するレブロン・ジェームスのシグネチャーモデルにして、セレブにも大人気のスニーカー。このモデルはレブロンと生涯契約を結ぶ〈ナイキ〉をオマージュした逸品だ。最新のシグネチャー、レブロン20をベースに、シューズ全体をマルチカラーで構成。立体的なスウッシュでアクセントをプラス。左右で異なるカラーリングのアウトソール、斑点パターンを施したミッドソールなど、デザイン性が高い一足だ。

ジャスティンはダブルブレストのシックなコートに、スウェットパンツというギャップ感のあるスタイルに、このレブロン20を合わせている。着こなし全体が優しい印象なので、赤のシューレースがお目立ちポイントに。視線を足元に集中させたいときには、有効なテクニックなのでご参考に!
 

  

 

Sylvester Stallone[シルヴェスター・スタローン]

40~50代にとってのハリウッドスターといえば映画『ロッキー』シリーズや映画『ランボー』シリーズで大活躍したシルヴェスター・スタローンはハズせないだろう。そんな大ベテランの彼が選んだ一足は〈ナイキ〉のエア ハラチ ランナー!

エア ハラチといえば、〈ナイキ〉の天才デザイナー、ティンカー・ハットフィールドの独創的なアイデアから誕生したモデル。1991年のデビュー時から高性能なシューズを代表する存在となったが、そのエア ハラチに現代的なアプローチを加えたのがエア ハラチ ランナーだ。
メッシュアッパーにスウェードやレザーのオーバーレイをあしらい、シュータンにはお馴染みのロゴ、そしてサイドには控えめなスウッシュを配置。さらにトゥやヒールまわりには3Mリフレクティブギミックを施すなど特徴的なフィット感は健在。そんな一足を、スタローンはネイビーのスウェットのセットアップに合わせている。スポーティコーデのアクセントとして効果を発揮しつつ、シックなカラーリングが大人らしさをいっそう際立たせていますね。
 

  

 

Tom Cruise[トム・クルーズ]

ヘリコプターに乗り込もうとしている俳優トム・クルーズの足元で、軽快さを演出しているのが〈ナイキ〉のエア モナーク4。

エア モナークは、2001年にトレーニングシューズとしてデビュー。アスリート向けではなく、日常でトレーニングする人に向けて開発された一足。ファーストフード店でポテトを買うように、誰もがどこでも手に入れることができるようにと、チェーン店を中心に低価格で簡単に入手できるシューズというコンセプトがあったそう。そんなコンセプトだけに、アメリカ中のお父さんから愛されるベストセラー、いわゆる“ダッドシューズ”の元祖となったのがこのモデル。

とはいえ、トムが履きこなせば、そんな“ダッドシューズ”のイメージもどこへやら。中綿ジャケットにデニムといういで立ちでも、イナたさを感じさせないのはスターオーラの成せるワザかも!?
 

  

 

Bradley Cooper[ブラッドリー・クーパー]

2011年にアメリカ『ピープル』誌の“最もセクシーな男性”に選ばれたこともあるブラッドリー・クーパー。世界的指揮者・作曲家のレナード・バーンスタイン役を演じた『マエストロ:その音楽と愛と』で、初のアカデミー賞受賞を狙う彼がこの日選んだ一足は〈ホーガン〉のH601。

〈ホーガン〉は1986年に〈トッズ〉のグループからシューズブランドとして誕生。〈トッズ〉をスポーティにしたデザインで、スニーカーとしては最高級の部類に入るブランド。アイコン的なモデルのシグネチャーとしてサイドに“H”のロゴが入っているのが特徴。彼が着用しているのは同ブランドのH601。クラシックなデザインで、素材にはカーフレザーやカーフスウェードを採用。そのクオリティに高さが際立つモデルだ。

ブラッドリーはスポーティなブルゾンに、淡色のデニムという着こなしに合わせている。都会のアスファルトに馴染むグレーの色合いがなんともお洒落。カジュアルなスタイルを足元から格上げしてくれる〈ホーガン〉は、大人にとって要注目のブランドですね。
 

  

 

Lily Allen[リリー・アレン]

“MySpace”にて現在までに曲が800万回以上視聴されるなど、ネットをきっかけにして人気を獲得したシンガーソングライターのリリー・アレン。父親はコメディアン、俳優のキース・アレン、母親は映画プロデューサーのアリソン・オーウェン。弟のアルフィー・アレンは俳優という芸能一家に生まれたことを考えるとその活躍は必然かも。そんな彼女の足元を飾っているのが〈アディダス〉のイージーブースト700“ブライトブルー。

『イージーブースト』シリーズはマルチな才能を発揮する奇才カニエ・ウエストと〈アディダス〉のコラボとして知られている。けれども、彼のSNSの投稿をきっかけに、その契約は更新されず、一部ではプレミアがついているモデルもあるほど。

このモデルは鮮やかなブライトブルーカラーのアッパーとオレンジカラーのミッドソールがアクセントの逸品。重厚感あふれるダッドスニーカー系のデザインが特徴のミッドソールに、高い耐久性と衝撃吸収性を備えたBOOSTフォームを搭載。履き心地とデザイン性を兼ね備えた一足となっている。

一般的に派手色のスニーカーは着こなしに合わせづらいけど、リリーは髪色とフリースパーカでスニーカーと色リンクさせる上級テクを披露。そこに〈エルメス〉のバーキンを合わせて、スポーティでラグジュアリーなスタイルを楽しんでいる。
 

  

 

Dakota Johnson[ダコタ・ジョンソン]

父も母も俳優というセレブ一家に生まれたダコタ・ジョンソン。2月23日から劇場公開している映画『マダム・ウェブ』でも主演を演じ、日本での知名度も急上昇中の彼女が愛用するのが〈アディダス〉のウルトラブースト22。

このカラーはウィメンズカラーで、ホワイトを基調にトゥ部分や履き口部分を縁取りしたブラックのパイピングがアクセントに。履き口はソックスのようなソフトな素材で、アッパーも同様に柔らか素材“ブースト ミッドソール”を使用。着地の衝撃を上手く吸収し、次への一歩の反発力に換えてくれる。また、素材には海に流入する前に回収されたプラスティック廃棄物をアップサイクルして生まれた“パーレイ オーシャン プラスティック”も採用。残りの半分がリサイクルポリエステルでできていて、環境にも配慮した作りになっている。

オーバーサイズのレザーブルゾンに黒のレギンスを履き、ソックスをスニーカーと同じく〈アディダス〉で揃えるこだわりぶりを披露したダコタ。ちなみに被っているキャップは、MLBニューヨーク・メッツのもの。となると、今季所属する日本人メジャーリーガー千賀滉大と藤浪晋太郎の活躍を願っているに違いない!?
 

  

 

Joe Manganiello[ジョー・マンガニエロ]

2002年の映画『スパイダーマン』のユージーン・“フラッシュ”・トンプソン役で銀幕デビューしたジョー・マンガニエロ。2012年には男性ストリッパー映画『マジック・マイク』で、マッチョなボディを披露して世界中から注目を集めた。そんな彼が愛用しているスニーカーは、〈ナイキ〉エア ジョーダン1 ハイザリターン。

ファッション感度が高い人なら一目でわかるエア ジョーダン1。けれどもジョーが選んだのは、マイケル・ジョーダンが所属していたNBAシカゴ・ブルズのカラーを模した通称“ブレッド”といわれるモデル。ただ、魅力はカラーだけじゃないんです。

このモデルは1986年に骨折で戦線離脱していたマイケル・ジョーダンのために当時開発途中だったエアジョーダン2のソールユニットを、エアジョーダン1に融合させたプレイヤーズモデルの復刻版。2015年のジョーダンブランド30周年を記念して発売されたモデルだ。その証拠に、ソールの白い部分が通常のエアジョーダン1よりも少しだけ厚みがあるのがわかる。彼はこの“ブレッド”のカラーにリスペクトを込めて、ブラックとレッドを基調にした着こなしに合わせている。このお洒落センスがニクいですね!
 

  

 

Charlie Hunnam[チャーリー・ハナム]

1998年、18歳でテレビシリーズ『バイカー グローブ』にゲスト出演し、俳優として活動を開始。イギリス・ニューカッスル出身ながら、2008年にはじまったテレビシリーズ『サンズ・オブ・アナーキー』で主演を務め、アメリカでもブレイクをしたチャーリー・ハナム。そんな彼が着用しているのが〈アディダス〉のEQ21 Run。

〈アディダス〉のランニングシューズ“エキップメント”シリーズのフォルムを残しつつも、色使いでスタイリッシュかつポップな印象に仕上げたEQ21 Run。ランニングに最適な機能を搭載しつつも疲れ知らずで履き心地は抜群。ミッドソール部分やシュータン部分のスリーストライプロゴがネオンピンクにカラーリングされているのがアクセントとなっている。

チャーリーはスニーカーと同じく〈アディダス〉のスウェット上下というリラックスしたスタイルに合わせている。ほかのスポーツブランドをバッティングさせず、〈アディダス〉だけで統一したところに彼の“アディダス愛”を感じずにはいられませんね。
 

  

 

Eiza Gonzalez[エイザ・ゴンザレス]

メキシコの至宝と呼ばれる美女にして、ラテン系小悪魔女優としてその名を馳せるエイザ・ゴンザレス。映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』において謎の美女マダムMを好演した彼女の足元を彩るのが〈ニューバランス〉U990TC4だ。

〈ニューバランス〉の990シリーズは、現在v6まで登場しているが、根強い人気を誇っているのが2016年に誕生した990番台シリーズ12作目となる990v4。それをベースとした新たなカラーは、アッパーをカルシウムホワイトのメッシュアンダーレイとレザーオーバーレイを組み合わせて構築。サイドのNロゴなど随所にグリーンをアクセントカラーとして効かせているところがニクい。“アクティバライト”素材を取り入れたミッドソールには反発性とクッション性に優れたアブゾーブとエンキャップ構造を採用。アウトソールには“Nデュランス”を搭載することで、高い次元の履き心地を実現している。エイザはブラックのコートにベージュのセットアップという着こなしに、こちらの一足を投入。重たい印象になっていないのは、足元で軽快さを演出しているからこそ!
 

  

 

Ben Affleck[ベン・アフレック]

ベン・アフレックが〈ダンキンドーナツ〉と同じくらい愛しているのが〈ナイキ〉。その愛情はエア・ジョーダン誕生秘話を描いた映画『AIR/エア』(2023年)を製作・監督・出演を兼ねて作り上げたほど深い。そんな彼がこの日にチョイスしたのが、〈ナイキ〉ダンクSB。通称“チャンキーダンキー”と呼ばれるレアスニーカーだ。

アメリカを代表するアイスクリームブランド〈ベン&ジェリーズ〉との異色のコラボで誕生したこちら。同ブランドの人気のフレーバーである“チャンキーモンキー”と“ダンク”を掛け合わせて、この愛称である“チャンキーダンキー”になったのだとか。

まず目を引くのが、鮮やかなサックスブルーのアッパーにハラコ素材の牛柄デザインをオーバーレイしたカラー。さらにサイドのスウッシュにはアイスクリームが溶けた様子を見立てたデザインを採用。サイドパネルには丘、ヒールには雲のパッチワークを施すなど、凝ったデザインがなんとも可愛らしい。ゴールデンサイズは高値で取引されるほどだが、ベンは惜しげもなく着用。着こなしのアクセントとして、個性出しに一役買っている。
 

  

 

Evan Ross[エヴァン・ロス]

伝説の歌手ダイアナ・ロスを母親に持ち、歌手として活躍しながら映画『ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス』などにも出演。さらに女優であり歌手であるアシュリー・シンプソンの夫でもあるエヴァン・ロス。そんな彼が着用しているのがイタリアのラグジュアリーブランド〈フェンディ〉のファンシーフェンディ。

2018年の秋冬コレクションで登場した“ダッドシューズ”の系譜を引き継いだ一足。都会的な空気感とストリートな要素にスポーティなデザインエッセンスが落とし込まれたハイテクスニーカーがファンシーフェンディ。

ボリューム感のあるラバーソールに、快適な履き心地を実現するクッション性を備えたヒールデザインには〈フェンディ〉がこれまで培ってきた技術や創造性、ディテールへのこだわりが詰め込まれている。

エヴァンは、このファンシーフェンディに、味のあるレザージャケット、ベージュのデニムパンツを合わせている。ストリート感のあるスタイルに、ハイテク感のあるラグジュアリーなスニーカーをセレクトして、ギャップ感を楽しんでいるに違いない。ただしレザージャケットと同じ色合いをチョイスし、全体の統一感にも気をつけているのがニクい!
 

  

 

Ryan Reynolds[ライアン・レイノルズ]

セレブの間でも日本発のブランド〈アシックス〉が人気。ただし今回、ライアンがこの〈アシックス〉をセレクトした理由は少し違うようだ。

彼が履いているのは〈アシックス〉のゲルライト3 ‘07リマスタードというモデル。しかもNY発のスニーカーブティック〈キス〉と、生誕60周年を迎えたマーベルの人気シリーズX-MENがコラボした特別な一足。昨年発売され、X-MENファンを大いに歓喜させたものだ。

ご存知のようにライアンといえば、『X-MEN』のスピンオフ映画である『デッドプール』の主人公“デッドプール”を演じている。今年7月26日に日米同時公開される映画『デッドプール&ウルヴァリン』では、ウルヴァリン演じるヒュー・ジャックマンと共演。となると、このスニーカーを選んだ理由は作品への愛情と言えそうだ。

ちなみにこのコラボスニーカーは、マーベルのキャラクターであるビースト、サイクロップス、ガンビット、ローグ、ストーム、ウルヴァリンからインスピレーションを得た7モデルが展開。どのデザインが届くのかはシークレットとなった“ミステリーパック”仕様になっていた。ライアンはストームをモチーフにしたモデルを履いていて、それをピンクのリネンシャツにデニムというラフなスタイルに合わせている。
  

 

 

Adam Levine[アダム・レヴィーン]

世界中で愛されるバンド、マルーン5でボーカル&ギターを務めるアダム・レヴィーン。ワークアウトに勤しむ彼の足元を支えているのが〈ナイキ〉のズームボメロ5。

ズームボメロ5は、2007年に誕生したランニングシューズ“エアボメロ”を前身としたモデル。“クシュロン”と“デュラロン”という異なるフォームに、フルレングスの“ズームエア”を内蔵。弾むような履き心地を実現している。独創性のある素材やパーツデザインも魅力のひとつで、メッシュを覆うようにレザーとラバー製のケージを重ねている。またヒールには格子状に組み込んだプラスチックパーツがブレを軽減。機能性を追求したテクニカルな一足となっている。

アダムは印象的なベイビーブルーのワントーンカラーをチョイス。モノトーンコーデのアクセントとして愛用しているようだ。
 

  

 

Justin Bieber[ジャスティン・ビーバー]

ジャスティン・ビーバーが着用するアイテムは、瞬く間に人気となり、店頭から姿を消すこともしばしば。そんな彼が今回着用していたのは〈ナイキ〉のエアマックス90。

これを見て、ファッション玄人は「あれ?」と思うかもしれない。それもそのはず、このエアマックス90は、すでに〈ナイキ〉でも定番となっているモデルだからだ。普通なら、そんな定番シューズを履くはずがないと思うだろうが、注目したいのはオールホワイトのモデルをセレクトしているところ。アッパーからソール、シューレース周りまで、すべてホワイトで統一されている。

選んだ理由は、彼の着こなしを見てみるとわかってくる。ピンクのキャップに、オーバーサイズの白Tシャツ、そして〈ナイキ〉の発色の良い派手色ショーツ。キャップとショーツで鮮やかなカラーを入れているので、足元は落ち着かせたいところ。そこでチョイスしたのが、
白Tと色リンクさせたオールホワイトの一足というわけ。さらにトップとボトムがゆとりのあるアイテムなので、ボリュームあるモデルの方がバランスが取れるということで、エアマックス90を選んだに違いない。カラーの差し引きやシルエットのバランス感覚と、ジャスティンの着こなしからは見習うところが多いですね!
 

  

 

Josh Hutcherson[ジョシュ・ハッチャーソン]

映画『ハンガー・ゲーム』で俳優としての評価を上げ、着々とそのキャリアを積み上げているジョシュが履きこなすのは〈ゴールデングース〉のランニングソール。
イタリア・ヴェネツィア生まれのスニーカーブランド〈ゴールデングース〉といえば、イタリアの伝統的なクラフトマンシップを守り、最高品質のレザーを用いてすべてのプロダクトを職人の手作りで生産しているのが特徴。その中でも最近のランニングブームを感じさせるデザインが魅力のランニングソールは異彩を放っている。モデル名どおり“ランニングシューズ”のソールをインスパイアさせるヴィジュアルに、長年履き込んだかのような味のあるヴィンテージ加工が面白い。ジョシュはヴィンテージ感のあるデニムに、〈アディダス〉のジャージという古着っぽいアメカジスタイルに合わせている。足元のヴィンテージ加工が、全体をこなれた感じに仕上げているのが見逃せませんね。
 

  

 

Patrick Schwarzenegger[パトリック・シュワルツェネッガー]

俳優パトリック・シュワルツェネガーが履いているのは、〈バレンシアガ〉の名作スニーカー“ランナー”。その特徴は、数種類のランニングシューズの要素をひとつに集約したようなデザインや、切りっぱなしのステッチなど作りかけのような加工を施したユニークなヴィジュアル。そんな個性的な一足を、パトリックはサッカー米代表のユニフォームを中心にしたスポーティな着こなしに投入。まるでランニングシューズのような軽快でスマートに魅せるお洒落テクも、お見事!
 

  

 

Bradley Cooper[ブラッドリー・クーパー]

セレブの間でも〈サロモン〉のXT-6が大流行中ですが、俳優ブラッドリー・クーパーはひと味違う『Xウルトラ4 MID GORE-TEX』をセレクトしている。

このモデルはトレイルランニングでも使えないことはないが、トレッキングで力を発揮するシューズ。優れた安定性とグリップ力、さらにゴアテックスによる防水性まで兼ね備えた高スペックが特徴。ミッドカットで、ホールド感も申し分なしの逸品を、ブラッドリーはかなり履き込んでいる様子。うっすら泥汚れが付いているこなれ感も見逃せないところだ。彼はシンプルにショーツとTシャツに合わせて、アウトドアな雰囲気に仕上げている。このシューズなら旬のワイドパンツなどにも合わせられるし、キレイめなスラックスと合わせても、そのギャップ感で面白いスタイリングを楽しめそう。もしXT-6にやや食傷気味なのであれば、本格トレッキングのXウルトラ4 MID GORE-TEXをチェックしてみてもいいかも!
 

  

 

Ian Ziering[アイアン・ジーリング]

世界中で大ヒットした青春ドラマ『ビバリーヒルズ青春白書』のスティーブ役で人気を博したアイアン・ジーリング。厚い胸板とパンプアップされた二の腕が証明するように、ジムでのトレーニングで若さとマッチョボディを保っているようだ。そんな彼が履きこなしているのは〈アシックス〉のGEL-QUANTUM 360 Ⅶ!

〈アシックス〉といえば、2017年からスタートした〈キコ・コスタディノフ〉とのコラボで感度の高いファッションフリークの間でブレイク。最近ではストリートでも支持されている日本が誇る名ブランド。その中でもGEL-QUANTUM 360 Ⅶは、ミッドソールの周囲に“SCUTOID GELテクノロジー”を搭載した、高い衝撃吸収性を発揮するモデル。サイドのロゴマークまでオールブラックで統一したクールなヴィジュアルが印象的で、彼はそれに合わせたのかTシャツもショーツも同じブラックで統一した真っ黒コーデを披露!
 

  

 

Patrick Schwarzenegger[パトリック・シュワルツェネッガー]

モデルからそのキャリアがはじまり、俳優としても名を馳せているパトリック・シュワルツェネッガー。父は映画『ターミネーター』でも有名なアーノルド・シュワルツェネガー、母方の祖母はアメリカ合衆国第35代大統領、ジョン・F・ケネディの妹という最強遺伝子を持ったパトリック。

彼が着用するのは、アメリカでも〈ニューバランス〉と勢力圏争いを繰り広げている〈オン〉。その履き心地に魅了される人が続出し、ついにナショナルブランドである〈ニューバランス〉の地位まで脅かすほどになったほど。パトリックが愛用しているモデルはクラウドX。その特徴はクラウドテックを採用した快適な履き心地。クッション性はもちろん、反発性も兼ね備えるので、とにかく歩きやすい! 彼はショーツに合わせたアスレチックスタイルに、上半身はスタジャンとキャップというストリート感をミックスしている。
 

  


 
Emily Ratajkowsk[エミリー・ラタコウスキー]

もはやセレブの間だけでなく、街でもその人気ぶりが顕著な〈サロモン〉のXT-6。その人気はパリの人気セレクトショップ『ザ・ブロークン・アーム』が別注展開したことに端を発している。2017年にはラルフ・ローレンが式典でデニムと合わせ、2018年には川久保玲が着用したことでファッションのプロがこぞって履きはじめた。

映画『ゴーン・ガール』で人気を不動のものにしたロンドン出身のモデル、エミリー・ラタコウスキーも例外ではない。エミリーが着用するのはレモンイエローの配色がフレッシュな印象の一足。グリーンのスウェットセットアップに旬の短丈のダウンジャケットを着用したワンマイルコーデにも、しっかりその存在感を発揮している。

トレイルランニングシューズなので機能はいわずもがな。そのうえでファッション上級者たちが惹かれるのはそのデザインとカラーリング。アメカジの文脈とは一線を画すヨーロッパ的アウトドアテイストが、琴線に触れたに違いない。履くだけで今っぽいテイストを生んでくれるシューズは、やはり稀有な存在。これからもサロモン旋風は吹き荒れるはず!
 

  

 

Justin Bieber[ジャスティン・ビーバー]

ファッションだけでなく、その一挙手一投足が注目されているジャスティン。今回、彼が着用しているスニーカーはジェイデン・スミスと〈ニューバランス〉がタッグを組んだコラボアイテム!

ジェイデン・スミスといえば俳優、ラッパーそしてファッションブランド〈MSFTS〉のプロデューサーでもあるウィル・スミスを父に持つサラブレッド。今回のコラボシューズは〈ニューバランス〉のクラシックなバスケットボールシューズである550がベース。ホワイトレザーをベースにサイドには小さく“NB”ロゴを配置。ヒール部分にはブラックのアクセントを加え、厚みのあるソールユニットは3分割のスプリットパターンを採用している。

そんなストリート感のある一足を、ジャスティンはロックTと極楽鳥花柄のショーツと組み合わせて、個性的なコーデに仕上げている。けれども、悪目立ちしていないのは、シンプルな白スニが着こなしのバランスをとっているから。友達や親交のある人のブランドやコラボアイテムを着るのが、ファッションアイコンとしての宿命なのかも!?
 

  

 

Will Smith[ウィル・スミス]

ラッパーとしてメガヒットを放ち、その後は俳優、映画プロデューサーとして活躍するウィル・スミスの愛用スニーカーは〈ダンヒル〉のラディアル ランナー。〈ダンヒル〉のスニーカーというと、上品なレザー使いが特徴のデュークⅡ ランナーと、こちらのラディアル ランナーが人気を二分。とはいえカジュアルに履くとするなら断然後者になるだろう。サイドはイタリア製のテクニカルなナイロン素材をベースに、スウェードとカウハイドのレザーでパイピングを施した幾何学的デザインが特徴。ガムソールはしっかりとしたグリップを効かせてくれるので、快適な歩行が可能。ホワイトのミッドソールはクッション性とともに、足元の抜け感出しにもひと役買ってくれる。ウィルはトップのシャツとボトムのジョガーパンツをスニーカーと色リンクさせたグレーにして、ワントーンコーデ楽しんでいる。このほかに新色のブラウンもあり、こちらはスラックスなどにも合いそうなので是非チェックしてみて!
 

  

 
T.I.[ティーアイ]

切れ味の良いラップと歌詞で、聞くものを魅力する超実力派ラッパー、T.I.。自身のことを「キング・オブ・ザ・サウス」と呼ぶことでも有名で、ラッパーとしての存在感とともに、そのファッションも注目を集めている。そんな彼が、履いているのは根強い人気を誇る〈ナイキ〉のエアマックスⅠ プレミアム。

しかも、このエアマックスⅠは永遠の絆を祝うメキシコの祭日”Dia de Muertos(死者の日)”を表現したデザイン。日本でいえばお盆のような行事だが、最近ではピクサーの映画『リメンバー・ミー』でも描かれていた。この”死者の日”では、“オフレンダ”や“アルタール”といわれる祭壇を飾り付けるのだが、T.I.が履いているこのモデルも、この飾り付けを模している。ネオンカラーのアッパーにあしらった複雑な刺繍は、メキシコでよく見られる砂糖でできたガイコツの装飾をイメージ。〈ルイ・ヴィトン〉のデニムブルゾンとミリタリーパンツに、こんなにキュートなカラーとデザインのスニーカーを合わせるなんて、やはり“キング・オブ・ザ・サウス”を自称しているだけのことはありますね!
 

  

 

Ashley Benson[アシュレイ・ベンソン]

アメリカの人気ドラマ『プリティ・リトル・ライヤーズ』のハンナ・マリン役で一躍人気女優の仲間入りを果たしたアシュレイ。2023年の夏に石油王マーヴィン・デイヴィスの孫であるブランドン・デイヴィスとの婚約を発表したばかり。スタバのフラペチーノを嗜む、彼女の足元で輝くのは〈オフホワイト〉のLOW 3.0。

〈オフホワイト〉といえば、〈ルイ・ヴィトン〉のクリエイティブディレクターをつとめた故ヴァージル・アブローが立ち上げたブランド。セレブ御用達のブランドとして、日本でも人気を集めている。なかでも人気なのがスニーカー。〈ナイキ〉とのコラボモデルは、ヴァージルが手掛けたことで現在もプレ値が付くほど価値が高まっているが、もちろんコラボモデル以外のスニーカーも支持率は高い。

このLOW 3.0はタン部分とトゥにオレンジのタグが貼り付けられた、個性的なデザイン。モノトーンな着こなしの中でも、このタグがアクセントになっているため、そこはかとない洒脱さが表現されている。アシュレイはこのハイカットモデルにレギンスを合わせていて、スタイルアップに役立てている。このあたりのセンスはさすがのひと言。
  

 

 

Miles Teller[マイルズ・テラー] 

バカンスの帰りなのだろか、妻のケリー・スペリーと空港から出てくるところをパパラッチされたマイルズ・テラー。映画『トップガン マーヴェリック』でも存在感のある演技を披露した彼の足元に光るのは〈ナイキ〉のメトコン8。

このモデルはワークアウト用のトレーニングシューズで、ウェイトリフティングから有酸素運動までさまざまな種類のワークアウトに対応する逸品。特徴的なのが、アッパーがウーブン仕様のメッシュになっているので通気性が高く、軽量性とともにシューズ内を快適に保ってくれる。

また反発性のある〈ナイキ〉のリアクトフォームによりクッション性に優れ、有酸素運動やスプリントのパフォーマンスを上げてくれるのだ。そして、このモデルは土踏まずを包み込むようにグリップ力のあるラバーが配置され、ジムの床はもちろんアスファルトでも快適な履き心地を実現してくれる。

今回は、ネイビーやグレーなどシックな色使いの中に、ソールのオレンジラバーがアクセントになっていて、着こなしのポイントに。飛行機という移動時間だけに足元はリラックスしたいというマイルズの意図も垣間見えるのが、面白いところ。
 

  

 

Joe Jonas[ジョー・ジョナス]

ハイテクスニーカーはもちろんトレッキングシューズなど、履くだけで今どき感が出せるシューズが人気継続中。ジョナス・ブラザーズのジョー・ジョナスもご多分に漏れず〈サロモン〉のXT-6を愛用している。

XT-6はファッション性がありながら、履き心地も快適とのことで、特にトレンドセッターといわれるセレブに人気のよう。〈サロモン〉のスニーカーといえば“クイックシューレース”といわれるワンタッチでシューレースを緩めたり締めたりできる楽ちん機能が代名詞。ロードはもちろんトレイルランニングにも使われるボリューミーなフォルムが独特のアウトドア感を演出し、今どき感も備えている。スポーツカジュアルだけでなく、ストリートにもハイファッションにもハマる懐の深さも大きな魅力だろう。ジョナスはペイントが施されたホワイトのペインターパンツに、リアルツリーカモの短丈ブルゾンというストリートなスタイルに合わせている。どんな着こなしにもマッチする〈サロモン〉、1足あると便利ですよ!
  

 

 

Timothée Chalamet[ティモシー・シャラメ]

セレブたちがこよなく愛するスニーカーの中でも高い人気を誇るのが〈ニューバランス〉。その理由は、履き心地のよさという要素に帰結する。かのラルフ・ローレンや歴代大統領たちがこぞって履いていたということからも証明されている。映画『君の名前で僕を呼んで』でゴールデングローブ賞主演男優賞に輝き、現在、主演作の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』が大ヒット中のティモシー・シャラメが履いているのも〈ニューバランス〉でモデルは990v4。

名前のとおり、2016年に”990”の第4弾として登場した1足。ソールを厚くすることでクッション性を確保しながら前足部分はソールが徐々に薄くなっていくことで足を前に動かす推進力をサポート。また多くの人の足に合うように全長と幅が絶妙なバランスで設計されている。この推進力とフィット感の高さが履き心地のよさに繋がっているというわけ。

ティモシーが選んだのは、990v4の新色でもあるパープル。キャップからトップ、パンツとオールブラックのコーデの中に、パープルを差し込むあたりセンスの高さが窺える。990も現在第6弾の“v6(バージョン6)”まで登場しているが、v4を選んだところにも彼のこだわりが感じられる。
 

  

 

The Weeknd[ザ・ウィークエンド]

ラッパーのドレイクによりフックアップされ、次期スターの最有力に名乗りを上げたザ・ウィークエンド。スターの証でもある、いかついSPを引き連れて登場した彼の足元で輝くのは〈アヴィア〉の880。

このレトロなバスケットボールシューズがどこのブランドか、お分かりの方は相当なスニーカーマニア。それもそのはず。この〈アヴィア〉は1979年にジェリー・スタブルフィールドによってオレゴン州で設立されたスポーツウェアブランド。ブランドの全盛期にはNBAのシカゴ・ブルズで活躍したスコッティ・ピッペンやポートランド・トレイルブレイザーズで史上最高のシューティングガードとして名を残すクライド・ドレクスラーなども着用していた傑作だ。故ヴァージル・アブローが手掛けた〈ルイ・ヴィトン〉のハイトップトレイナーが人気を博した影響から、1980年代のクラシックなバスケットボールシューズのブームが再燃。その影響から今年2023年にブランドが復活。1000足限定で発売されたのが、この880というわけ。レトロなバッシュを映えさせるためには、パンツの裾をインするのが鉄則!
 

  

 

Joe Manganiello[ジョー・マンガニエロ]

ロザンゼルスの救護施設から引き取ったチワワとポメラニアンのミックスである愛犬のバブルズとお出かけしているジョー・マンガニエロ。バスケショーツとアノラックというラフなスタイルの足元に光るのは〈ナイキ〉のカイリー1。このカイリー1は2015年にNBAのダラス・マーベリックスで活躍するカイリー・アービングのシグネチャーモデルとして登場した。販売開始当初から爆発的にヒットした理由のひとつは〈ナイキ〉の有名なデザイナー、レオ・チャンが手掛けた独特なデザイン。そして15種類以上のカラーリングが展開されたことも人気の秘訣で、今回、マンガニエロが着用しているのが“ライズ”と称されるカラー。

シュータンとサイドのスウッシュがイエローでアッパーはグレー。ヒールのスタッズ部分がブラックというところがストリートな印象。素晴らしいデザインのほかに、搭載された機能面でも世界のバスケ選手に認められ、沖縄で行われたバスケワールドカップで活躍した日本代表の富樫選手も愛用していたといわれている。現在では生産数も少なく、店頭でも見かけることが少ない。それだけに、その姿を見かけたら迷わず即買いすることをオススメする。  

 

 

Ashton Kutcher[アシュトン・カッチャー]

マフィンをカフェラテで流し込みながら足早に歩くのは、俳優アシュトン・カッチャー。大人なスタイリングの足元を飾るのは〈ニューバランス〉のFresh Form X 1080 v13。ステイタスシンボルとして富裕層やエグゼクティブに愛される〈ニューバランス〉。かのスティーヴ・ジョブズも愛したといわれる同ブランドの魅力は、なんといってもその履き心地。

そのなかでもFresh Form X 1080 v13は、走ることを楽しむ人向けのランニングモデルの13代目(バージョン13)。2011年に、クッション性に優れたプロダクトとしてリリースされたモデルで、その特徴は分厚いミッドソール。これは〈ニューバランス〉が開発した独自のFresh Form Xを採用したためで、ランニングにはもちろんタウンユースとしても人気を集めているシリーズ。履き心地はそのミッドソールの賜物か、フワフワした感触で長時間歩いてもまるで疲れを感じさせない。ランニングモデルといえば、ビビットなカラーが主流だが、ブラックのアッパーにホワイトのソールを合わせたモノトーンなら、モードっぽい印象も醸し出せるはず。アシュトンのように黒のパンツと合わせてみてはいかが? 
 

 

 

John Legend[ジョン・レジェンド]

R&B界の大御所であるジョン・レジェンド。妻クリッシーとともに街を歩く姿は、たびたびパパラッチされ、その一挙手一投足が注目されている。そんなファッショニスタの足元を飾っているのが〈アミリ〉の”MA-1”。

〈アミリ〉はクリエイティブディレクターのマイク・アミリによってロサンゼルスで立ち上げられたラグジュアリーブランド。2023年SSのランウェイですべてのルックに使用されたことで話題になっていたのが、このMA-1。発売前から注目を集めていたこのモデルは、レトロなバッシュとスケートシューズを融合させたようなデザインが特徴。ボリューム感のあるシュータンと、これまた懐かしいファットなシューレースに厚底のソールを合わせたルックスはインパクトがありながらも、トレンド感も兼ね備える一足。

レザーを基調としたアッパーにスウェードやメッシュの異素材を組み合わせて、アウトソールにはクリアパーツも採用。細部までこだわるハイエンドな仕上がりに、その争奪戦は熾烈なものとなったのは周知のとおり。そんな逸品をジョンは、ジャストなシルエットのパンツに合わせている。トップの幾何学柄のフーディとボリューム感のある足元で個性出しした洒落者ならではの着こなしだ。
 

  

 

 
文=牛島康之 text:Yasuyuki Ushijima
photo by AFLO
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