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2023.01.23


スポーツカーらしい美と走りを兼ね備える! 〈メルセデスAMG〉SL

スポーツカーならではの気持ちいい疾走感と操舵感。やっぱり運転する楽しさはクルマ好きにとって大切なもの。それを満たしてくれる現代のスポーツカーが誕生した!

スポーツカーらしい美と走りを兼ね備える! 〈メルセデスAMG〉SLかつて多くのクルマ好きの憧れの的であったSLクラスが装いを新たに登場した。「いつかは乗りたいな~」なんて思っていた大人のラグジュアリー2ドアスポーツカーである。ツイードのジャケットにダブルモンクのレザーシューズが似合いそうな1台だ。

ただ、新型はコンセプトから大きく変化した。ここ数年2シーター専用だったキャビンはリアシートのある2+2になり、リトラクタブルハードトップはキャンバス生地のソフトトップになった。マーケットニーズに合わせたのだろうが、従来型とは大きく異なる。

最大の違いはブランドだ。誕生からこれまで〈メルセデス・ベンツ〉だったが、今回から“メルセデスAMG”に組み込まれた。つまり、よりスポーティに味つけされたということだ。F1をはじめ多くのモータースポーツに携わる部門で開発が行われたことで、その技術がふんだんに使われる。となると、ツイードのジャケットにダブルモンクのレザーシューズではなく、〈ベルスタッフ〉のライダースにレザーの白スニーカーが正しい着こなしなのかもしれない。アクティブな大人の相棒的アイテムがよく似合う。

それは見た目からもわかる。まず目に飛び込むのは“AMG”専用マスク。GTクーペやロードスターに通じる勇ましさを感じる。しかもこのモデルの場合はグリルに14本の垂直ルーバーが強調される。これは伝説のスポーツカー“300SL”をモチーフにしたものだ。歴史あるSLならではのワザだろう。

そのほかでは、リアのワイドトレッドと張り出したフェンダー、20インチの大径ホイールとロープロファイルタイヤ、リトラクタブルリアスポイラーが特徴となる。まさに“AMG”ワールド炸裂。走りの楽しみを知る大人に向けての新たな提案といえる仕上がりである。

スポーツカーらしい美と走りを兼ね備える! 〈メルセデスAMG〉SL今回発売されたのはSL43である。2ℓ直4ターボのガソリンエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせたモデルだ。それを9速ATと組み合わせ後輪駆動させる。本国には4ℓV8ターボを積んだS L554 MATIC+とSL634 MATIC+があるから、今後これらも日本上陸するかもしれない。この2台は名前からもわかるようにSL史上初の“ヨンク”となる。

381psを発揮するSL43はとにかく速い。今回箱根のワインディングをひたすら走ったが、かなり高次元の運動性能を見せた。F1のノウハウから生まれたターボチャージャーの効きは鋭く、どの速度域からもグイグイ加速する。それに“AMG”開発陣がこだわったと思われる堅牢なボディシェルと複雑なサスペンション形式がしっかり追従するといった感じだ。

キャビンへの風の侵入も気にならないレベルに抑えられている。左右のウィンドウを上げれば快適そのもの。寒さに対しては首元へ温風を吹き出すエアスカーフが効果的だ。

ソフトトップの開閉は約15秒で、走行中でも時速60㎞以下なら操作できる。稼働はモニターのクルマのイラスト画面を指でなぞるように行うのが新しい。ここでは多くを記さないが、デジタル領域も当然進化している。

というのが概要だが、“AMG”のこだわりとノウハウが至るところにちりばめられているのは確か。そしてその技術がたくさんのスポーツカーを乗ってきた大人を納得させるのは、いわずもがなである。

 大人が欲しくなる理由! 
2シーターより実用度アップ


スポーツカーらしい美と走りを兼ね備える! 〈メルセデスAMG〉SL久しぶりの後席復活となるキャビン。ただここはあくまでも実用スペースとして鞄などを置くことを想定している。よって子供はOKだが大人の長時間走行には向かない。また使用しないときにはリアシート背後にドライブストラップを装着することでキャビンへの風の巻き込みを防止することができる。

スポーティかつ快適なのがSLらしさ


スポーツカーらしい美と走りを兼ね備える! 〈メルセデスAMG〉SLモータースポーツのノウハウはエアロダイナミクス向上の面でも効果を発揮。この手のロードスターとしては優れた空気抵抗値0.31を実現している。同時に風切り音やエンジン音、ロードノイズを最大限に抑え、キャビンの静粛性をアップ。オープン走行でも助手席との会話で大きな声を出す必要はない。

F1参戦の経験がここにも生かされます


スポーツカーらしい美と走りを兼ね備える! 〈メルセデスAMG〉SLメインとなるのは2ℓ直4直噴式ガソリンターボエンジン。それにBSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)が組み合わされる。リチウムイオン電池からの電動ブーストでダイナミックな加速を生み出す仕組みだ。ターボチャージャー、モーターなどF1からのフィードバックが採用される。

もはやレーシングカー的アイテム


スポーツカーらしい美と走りを兼ね備える! 〈メルセデスAMG〉SLリトラクタブルリアスポイラーは時速80㎞以上で自動的に格納状態からせり上がるようセットされる。その後速度などの走行状態で4段階に角度が変化、クルマの挙動を安定させる役目を果たす。最大値はダイナミックポジションの22度。最大限のダウンフォースを稼いでロードホールディングを確保する。

SPECIFICATIONS
●全長×全幅×全高:4700×1915×1370㎜
●ホイールベース:2700㎜
●車両重量:1780kg
●エンジン:直列4気筒
●総排気量:1991cc
●最高出力:280kW(381PS)/6750rpm
●最大トルク:480N・m(48.9kgf・m)/3250-5000rpm
●トランスミッション:電子制御9速AT
●駆動方式:後輪駆動
●乗車定員:4名
●価格:1648万円~
※一部写真は欧州仕様です。日本仕様とは異なります。

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Information

●メルセデスコール
TEL:0120-190-610

雑誌『Safari』2月号 P200~201掲載

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文=九島事務所 text : Kushima Office

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