©Patrick Csajko
クルマ好きは、グレーの魅力を知っている。朝露に濡れたイタリアの舗装路、丘陵地帯を縫うワインディング、歴史ある街並みをつなぐ石畳。その先に広がる青空とのコントラストが、愛車のスポーツカーをいっそう美しく見せてくれる。
そんな心象風景を腕元に映すのが、『ミッレ ミリア GTS パワーコントロール グリージョ‐ブルー - 2026 レーシング エディション』だ。1988年以来、〈ショパール〉がパートナーを務める伝説の公道レース『ミッレ ミリア』とともに歩んできた歴史を背景に、イタリアンレーシングスピリットを現代的なデザインへと昇華した250本限定のタイムピースだ。
毎年のレース開催に合わせて新作が発表される同コレクションは、ショパールを代表するスポーツウォッチとして高い人気を誇っている。自動車のダッシュボードやメーター、ステアリングホイール、タイヤトレッドなど、モータースポーツの世界から着想を得たディテールが随所に盛り込まれ、時計とクルマ、2つのメカニズムへの情熱をクロスオーバーさせてきた。
今回もっとも印象的なのは、新色となる“グリージョ‐ブルー”のダイヤル。グレイン加工を施したブルーグレーの文字盤は、レーシングロードのアスファルトをイメージしたもの。マットな質感の中に微妙な光の変化が生まれ、落ち着いた表情を見せながらも、見る角度によってさまざまなニュアンスを映し出す。そこへブラックとレッドのアクセントが加わることで、静けさの中に秘めたスピード感を感じさせる。
たとえば、週末にお気に入りのスポーツカーで海沿いを流し、テラスでエスプレッソを片手にひと息つく。そんな何気ない時間も、この時計を身につけているだけでイタリアを旅しているような気分へ変えてくれる。速さだけではなく、走る時間そのものを愉しむ――それが『ミッレ ミリア』の世界観だ。
文字盤の8~10時位置には燃料計をモチーフにしたパワーリザーブインジケーターを配置し、レーシングカーのコックピットにいるような感覚を生み出す。さらに確かな存在感を見せるアプライドアワーマーカーやワイドなファセット針、各表示パーツに施されたブラックのスーパールミノバなど、瞬時の視認性を追求したディテールにもドライバーズウォッチらしい信念が表れている。
ケースには、〈ショパール〉独自のルーセントスティールを採用。リサイクル率80%を誇る素材で、高い純度によって一般的なステンレススティール以上の輝きと優れた耐摩耗性を実現する。43mmケースは短めのラグによって手首への収まりもよく、ステアリングホイールを刻んだねじ込み式リューズがレーシングDNAをさりげなく主張する。
ジャケットスタイルにも違和感なく馴染むブルーグレーのダイヤルは、ドライビングだけでなくレストランやホテルラウンジまでシームレスに活躍。スポーティでありながら品格を失わない佇まいは、大人の休日にちょうどいい存在感を放つはず。
内部には、自社製自動巻きムーブメントCal. Chopard 01.08-Cを搭載。COSC認定クロノメーターを取得し、毎時2万8800振動、約60時間のパワーリザーブを確保するほか、ストップセコンド機能も備える。
ブラックのテクニカルテキスタイルストラップの裏側には、タイヤトレッドを模したラバーライニングを採用。表からは見えない部分にまでモータースポーツへのオマージュを忍ばせるあたりも、このコレクションらしい遊び心といえる。
世界限定250本。ケース径43㎜、自動巻き、ルーセントスティールケース、テクニカルテキスタイルストラップ、100m防水。118万8000円:ショパールブティック限定販売(ショパール/ショパール ジャパン プレス)
何時間にもわたって走り続ける耐久性、極限状態でも揺るがない精度、最後まで走り切る意志。『ミッレ ミリア GTS パワーコントロール グリージョ‐ブルー - 2026 レーシング エディション』は、そんなレーシングスピリットを日常へ持ち込むための一本。
ハンドルを握る時間はもちろん、旅先のカフェやホテルラウンジ、街歩きのひとときまで、この一本が装いにイタリアンレーシングのエッセンスを添えてくれる。目的地へ急ぐのではなく、その道のりさえ楽しむ――そんな余裕ある大人のライフスタイルにこそ似合うタイムピースだろう。
●ショパール ジャパン プレス
TEL:03-5524-8922
URL:www.chopard.com/ja-jp
































































