World-Class Luxury Eyes Japan*
日本上陸を控えた極上ホテル、そのフラッグシップを紹介。
今年から来年にかけて、世界を席巻中のウルトラ・ラグジュアリーなホテルブランドが日本に初上陸する予定。そこで中でも注目のふたつのホテルブランドのフラッグシップホテルをご紹介。ブランドコンセプトや究極の洗練ぶりを、予習しておきたい。
Rosewood Hong Kong[ ローズウッド 香港 ]
各ローズウッドで展開するウェルネス施設“アサヤ”。インフィニティプールから香港のスカイラインを一望
今年、沖縄に開業が見込まれる〈ローズウッド宮古島〉。このホテルグループの誕生は、1979年の米国ダラス。貴族の邸宅を改築し、ホテル&レストランとして開業したのがはじまり。今では世界21カ国、33のプロパティを数える。ブランド哲学は“センス・オブ・プレイス”。その土地がもつ歴史・文化・感覚を反映した、ホテルやリゾート作りが特徴だ。そのフラッグシップとなるのが、コチラ〈ローズウッド 香港〉。
尖沙咀で今最もホットなビクトリアドックサイドに位置する。NYを拠点とする建築家トニー・チーが、ブランドの起源である貴族の邸宅をモチーフに、“垂直にした邸宅”を構想。複合ビル“ローズウッドタワー”に413室を展開。各部屋は香港屈指の広さを誇り、レジデンシャル・スタイルのくつろぎが味わえる。注目の客室は“グランド・ハーバー・コーナー・スイート”。
ミシュラン1ツ星の広東料理とインド料理レストランや、“アジアのベストバー50”に選出されたバーなど、フード&ビバレッジ施設は12を数える。各ホテル共通のスパ施設“アサヤ”は2フロアにまたがり、広さなんと3716㎡というから驚きだ。
究極の贅沢と、その土地らしさ。〈ローズウッド宮古島〉でどう表現されるのか、今から楽しみだ。
Patina Maldives,Fari Islands[ パティーナモルディブ・ファーリアイランド ]
4つの人工島を合体させ、3つのリゾートが共存。その共有エリアには、おしゃれなビーチクラブも
関西万博に向けて、大阪城の真向かいに来年春、開業予定の〈パティーナ大阪〉。コチラは“カペラホテルズ&リゾーツ”の最新ブランド。“カペラ”といえば、米国の旅行誌『トラベル+レジャー』のワールドベストアワードにおいて、ベストホテルブランドに2023年から連続して選出されている名門だ。
パティーナのコンセプトは“クリエイティブな思考を持ち、サステナビリティにもこだわる旅行者に向けたライフスタイルブランド”。その第1号となるのが、モルディブの北マーレ環礁にある〈パティーナモルディブ・ファーリアイランド〉。4つの島を合体させ、3つのリゾートからなるモルディブ初のリゾート・コンプレックスだ。
全長約1.1kmの島は2021年に開業後も、さらに手が加えられ新たな施設がお目見え中。ユニークなのは、ジェームズ・タレルなどの作品が敷地内にちりばめられ、まるで野外美術館のよう。最新のフローティングポッドやワッツプールを備えたスパ、2人乗りの潜水艦にプロサッカーチームのトレーニングセッションなど、モルディブに数々の新風を吹き込んでいる。ほかのリゾートとの共有エリアを含め、レストランの選択肢が多いのも特徴のひとつだ。
来年夏には京都東山に〈カペラ京都〉が開業予定。快進撃は進む。
●Rosewood Hong Kong[ ローズウッド 香港 ]
住所:Victoria Dockside, 18 Salisbury Road,TsimSha Tsui, Kowloon, Hong Kong
TEL:+852-3891-8888
URL:https://www.rosewoodhotels.com/en/hong-kong
●Patina Maldives,Fari Islands[ パティーナモルディブ・ファーリアイランド ]
住所:North Malé Atoll,20026 The Republic of Maldives
TEL:+960-4000-555
URL:https://patinahotels.com/ja/maldives-fari-islands
『Urban Safari』Vol.43 P36掲載
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