【オマーン/サラーラ】アル バリード リゾート サラーラ バイ アナンタラ
オマーンと聞いて、やっぱりイメージするのは砂漠!? そのイメージどおり、国土の大半は砂漠なんだけど、実は南部にあるサラーラという街はオマーン第2の都市であり、古くから乳香貿易の中継地として栄えた港町。しかも、ご覧のようにアラビア海に面した中東随一のビーチリゾートでもあるのだ。特にハリーフと呼ばれるモンスーンが吹く6~9月には、中東のセレブたちがこぞって避暑に訪れるんだとか。
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- 海リゾートが呼んでいる! vol.3
目の前には遠浅のアラビア海が広がり、驚くほどきめ細やかなホワイトサンドビーチがどこまでも続く。リゾートのプライベートエリアは約250mにわたり、アラビア海のランドスケープを独り占め
そんなサラーラで、中東のみならず欧州からのバカンス客で賑わう注目のリゾートがこちら。真っ青なアラビア海に面したリゾートは空港や街、さらには世界遺産の“アルバリード遺跡”からも近い。にもかかわらず、周囲を海とラグーンに囲まれ、都市部の喧騒とは隔絶された静謐な時間が流れている。客室は全136室。広大な敷地の中に約750本のヤシの木が並び、そこにほどよい距離を保ちながら96のラグジュアリーヴィラが配されている。ヴィラには専属のバトラーがつき、プールの水温調節からアクティビティのアレンジまで至れり尽くせりのサービスで迎えてくれるはずだ。
で、せっかくオマーンに滞在するなら、ここでしか味わえない体験にも挑戦してほしい。たとえば“アナンタラ スパ”では、ハマムでひと汗流し、地元産の乳香を使ったトリートメントで癒されたい。あるいはメインダイニングの“サカラン”。ここではアラブ料理に舌鼓を打ち、食後はビーチに面したレストラン&バー“アル・ミナ”のテラスに移動してシーシャ(水タバコ)で一服、な~んて過ごし方も。アクティブな『サファリ』読者なら、海洋生物の宝庫として知られるサラーラの海に潜ってもいいし、砂漠と荒野のハードなトレッキングに繰り出してもいい。次のバカンス先を決めかねているなら、“砂漠の国の海リゾート”なんてどう?
How to Reach?羽田空港や成田空港からドーハまで直行便で約12時間。そこで乗り継ぎ、ドーハからサラーラまでは約3時間のフライト。サラーラの空港から海沿いのリゾートまでは送迎車に乗って15分ほどでアクセスできる。
こんな体験ができる!砂漠のリゾートとは思えないほどアクティビティが充実しているのも魅力のひとつ。リゾート内であればアラブ伝統のハマム(写真右)や、星空の下での映画鑑賞(写真左)、アラブ料理のクッキングクラスが人気。一方、リゾートの外に出れば、アラビア海でのダイビングや古代遺跡を巡るガイドツアー、伝統的なダウ船でのクルージングといった、このエリアならではの感動体験が待っている。すぐ近くにある世界遺産“アルバリード遺跡”を訪れるのもお忘れなく!
●Al Baleed Resort Salalah by Anantara[アル バリード リゾート サラーラ バイ アナンタラ]
住所:P.O. Box 360, P.C. 214, Al Mansurah Street, Al Baleed, Salalah, Oman
TEL:+968-23-228222
URL:www.anantara.com/ja/al-baleed-salalah
雑誌『Safari』6月号 P256~257掲載
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text : Takehisa Mashimo