春の軽井沢を彼女と楽しむなら、130年続く〈万平ホテル〉
日本を代表する老舗クラシックホテル〈万平ホテル〉。軽井沢の社交場として親しまれてきた〈バー〉でアペリティフを楽しみ、〈メインダイニングルーム〉でディナーを。春の軽井沢デートを堪能して!
創業130周年を機に登録有形文化財としての補修を終え、2024年10月にリニューアルオープンした〈万平ホテル〉。数多の著名人や政界人から愛されてきたホテルのメイン棟〈アルプス館〉の佇まいはそのままに、より快適な空間に。
ロビーへ足を踏み入れると、「万平ホスピタリティ」を継承するスタッフが温かく迎えてくれる。彼女とのディナーの前に、〈バー〉へと向かう。和洋折衷のクラシカルなデザインの〈バー〉
オーダーしたのは、ジンをベースにあんずリキュールを加えた“軽井沢の夕焼け”と、ウォッカにブルーキュラソーを効かせた“霧の軽井沢”。2種のオリジナルカクテルで彼女と乾杯!左:“軽井沢の夕焼け”2200円 右:“霧の軽井沢”2200円
“ミルフィーユスティック” 1400円
カクテルのおつまみは“ミルフィーユスティック”。スティック状のパイに自分で生ハムを巻き付けて味わうスナック。生ハムに、パイに乗るパルミジャーノレッジャーノ、そしてオリーブオイルの香りも加わりなんとも美味。
彼女と〈バー〉ですっかりくつろいだところで、〈メインダイニングルーム〉へと席を移す。
開業当時に造られ修復された格天井、ステンドグラスといった建築当時を思わせる格式ある雰囲気のダイニングでお待ちかねのディナータイムがスタートする。品格を伝える〈メインダイニングルーム〉
席に着いたら、彼女と“ローラン ペリエ ラ キュヴェ ブリュット NV”(2900円/グラス)で、改めて乾杯!
こちらでは、クラシックホテルの伝統の技や味を受け継ぎつつ、新たに地元食材や技法を取り入れた季節のコースを味わうのが定番。けれど、魅力的なア・ラ・カルトメニューがいくつもリストオンされているのも、懐の深いところ。
今夜は、〈バー〉で軽くアペを楽しんできたから、スタッフと相談し、メインを代表するメニューのひとつである“オーストラリア産仔羊のロースト ペルシヤード風 温野菜添え”を、彼女とシェアして楽しむことにした。“オーストラリア産仔羊のロースト ペルシヤード風 温野菜添え”(180g)8600円 ※画像はイメージ
パセリやガーリック、ハーブが香るパン粉に包まれた、骨付きの子羊のロースト。フォンドヴォーをじっくり煮詰めて、旨味だけを凝縮したソースとともに。火入れは適度、クラシカルな味わいをより軽やかに味わえる。
合わせるワインは、経験豊富で料理の素材や味わいもよく知るソムリエと相談を。
バイザグラスなら、まろやかでミディアムボディの赤ワイン、アルゼンチン・テラザスの“レゼルヴァ マルベック”を、またボトルなら臭みはもちろんないが、ほんのりと漂う獣のような香りに寄り添う、フランス・コートデュローヌの赤ワインなどを提案される。
最終的に選んだのは、早春のディナータイムに華を添えるフランス・ロワール、ドメーヌ デ セードルの“ロゼ ダンジュー 2021 ”(8000円/ボトル)。
グラスに注がれたサーモンピンクのワインは、ほんのり甘くまろやか。フレッシュな心地よい酸味もあり、仔羊のローストにも香草パン粉のハーブの香りにもマッチ。
軽井沢の森の中、彼女とゆっくりと春の宵を満喫した。
●メインダイニングルーム
住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢925 万平ホテル アルプス館1F
営業時間:朝食7:00~10:00(9:30LO)、ランチ11:30~14:30(14:00LO)、ディナー17:30〜21:00(20:30LO) ※バーの営業時間は18:00〜23:00(22:30LO)
無休
TEL:0267-42-1234
URL:https://www.mampei.co.jp/
※サービス料15%別
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ライフスタイルジャーナリスト
美酒と美食はもちろん、ホテル、ビューティ、インテリアなどライフスタイル全般を得意とする。現在はラグジュアリーメディア、ビジネス誌、ホテル専門誌など幅広い媒体に寄稿。美味しいもの探求家でもあり、日々のシャンパーニュは欠かせない。