【スニーカー】名作ランシューの進化形!
果たしてその出来栄えは!?
変わらぬ旨さで人気のバーガー店が、飽きられないように微妙に味を変えているなんていうのはよく聞く裏話。それはレストランやスイーツ店でも、決して珍しいことではないらしい。変わらない魅力があると思ってもらうための“ひと工夫”って、意外と大切なのかも。で、それってスニーカーにも当てはまることがある。実は最近、名作ランシューをアップデイトしたり、今風のアレンジを加えたモデルがじんわり増えている。この懐かしいけど新鮮な感じ、違いのわかる大人の足元に欲しかった要素かも!?
名作にひと工夫を加えたランシューは、どこかで見たことがあるけどなんだか新鮮という見た目が特徴。元ネタとなったモデルの佇まいは残っているので、大人のカジュアルにもすっと馴染んでくれるのがいいところ。それでいて、まわりとの違いも印象づけてくれるのだから、願ったり叶ったりな1足といえるかも。じゃあ、実際どんなものがあるのか? さっそくご紹介してみよう。
8490円(アディダス オリジナルス/アディダスお客様窓口)
1984年の誕生当時は、最先端を走る長距離ランシューとして人気を集めた“ZX 500”。これはその名作のリメイク版で、オールドスクールな佇まいを残しながらEVAソールは現代的にアップデイトされている。サイドラインと配色を揃えたかかとのネイビーラインに走るロゴも、新しく追加されたディーテール。
6990円(リーボック/リーボック アディダスお客様窓口)
ともに〈リーボック〉を象徴する“アズテック”と“クラシックレザー”という歴史的ランシューの要素を掛け合わせたのが、こちらの“クラシックレザー レガシー”。レトロ顔とチャンキーなソールのバランスが新鮮。このちょっと懐かしさを感じる独特の色使いも、歴代のレトロランシューの配色を取り入れたもの。
9000円(プーマ/プーマ お客様サービス)
“フューチャーライダー ヴィンテージ”と名づけられたこちらの1足の元ネタは、‘80年代の代表作のひとつである“ファストライダー”。当時のアッパーの佇まいを残しながら、あえてのハイテクソールを履かせて、レトロフューチャーなスタイルにアレンジしている。つま先がそりあって見える船底型ソールが、スムースな重心移動をアシスト。
1万1000円(ナイキ スポーツウェア/ナイキ カスタマーサービス)
過去を再解釈というコンセプトを掲げ、アーカイブのデザインをあえての刺繍スウッシュなどでフレッシュな味付けを施した“デイブレイクタイプ”。刺激的な配色は“フォトンダスト/チームオレンジ”という新色。シュータンとかかとには、新旧のシルエットを融合させる新レーベルである“N354”のシグネチャーが、ステッチで描かれている。
各8900円(以上ニューバランス/ニューバランス ジャパンお客様相談室)
この“MS237”は、クラシカルな顔つきだけど、実はニューモデル。1970〜80年代のランシューを現代風にリファインし、この温故知新なスタイルが完成したのだとか。特徴はいつもより大きめなビッグ“N”ロゴ。マルチカラーの配色はかつてのプレッピーカラーをパッチワーク風に表現。遊び心をしっかりと加えている。
●アディダスお客様窓口
TEL:0570-033-033
●ナイキ カスタマーサービス
TEL:0120-6453-77
●ニューバランス ジャパンお客様相談室
TEL:0120-85-0997
●プーマ お客様サービス
TEL:0120-125-150
●リーボック アディダスお客様窓口
TEL:0570-033-033
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Hidenori Asai text : Takumi Endo
※2021年4月1日より、商品価格はすべて消費税込みとなっています。