絶妙トーンに思わず惹かれる
大人の“天然染め”アイテム5選!
みなさんは「絶妙な色合いの服に惹かれた」な~んて経験ありませんか? 特に今季は淡い色のアイテムが多数。てことは、なんとも言えないニュアンスを含んだ色に出合う可能性が高いかも。そんな中で、“なんともいい色”なのがいわゆる“天然染め”のアイテム。ケミカルに頼らないから色合いや表情に個体差があるものの、それがまたいい味に。単色でもどこか奥行き感があるのも魅力だ。
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天然染めで代表的なのが、植物から抽出した染料を採用し色素を繊維に吸着させるボタニカルダイ。ほかにも昔ながらの草木染めや、泥を使った後染めといった手法もあるが、いずれも化学染料とは違うやさしい色に仕上がるのが魅力。もちろん自然由来の染料ということは環境保護に繋がるので、これぞまさにエコでサスティナブル。気持ちよく着られるという点でも是非おすすめしたい。
G-STAR RAW
右:袖黒ラインTシャツ6000円、左:胸白ロゴTシャツ5000円、下:首元黒ラインTシャツ5000円(以上ジースター ロゥ/ジースター インターナショナル)
まさかのヤシの葉染め!
植物由来の染料で染めたデニムコレクションを手掛けた実績もある〈ジースターロゥ〉が、今度はヤシの葉の廃棄物を再利用し、染色に用いたコレクションを発表。写真右は袖に別地のパネルで切り替えたニットジャージ仕立て。中はオーガニックコットンに非常に強いストレッチを効かせた1枚で、下は高密度でしなやかな編み地に仕上げたドライタッチのコットンジャージT。青と緑、そしてグレーを混ぜたような色合いが独特!
VISVIM
11万8000円(ビズビム)
味わいを増したミリジャケ!
リバーシブルでも着用できる襟なしのライナージャケット。Tシャツと合わせてサマになるのはこんなタイプ。ミリタリーテイストのナイロンツイルに泥漬けという特殊な加工を施し、クリーミーで深みのあるオリーブカラーに仕上げた。裏返して着ると、赤×白ストライプのポケットがあり、着こなしのアクセントに。
BLUE BLUE JAPAN
イエロー4万2000円(ブルーブルージャパン/オクラ)
ネイビー3万2000円(ブルーブルージャパン/オクラ)
溶けこむマウンテンパーカ!
あざやかにしてどこか優しい独特の色合いは、平織りのコットンナイロンに草木染めを施すことで表現したもの。よくあるアウトドアブランドの色合いとはちょっと違ったトーンが楽しめる。生地自体には適度なハリがあり、ボディと袖にすべりのいい裏地を施しているので、カラダにまとわりつかず動きやすい。
THE LIBRARY
1万5000円(ザ ライブラリー/ザ ライブラリー 表参道店)
自然派染色のロンT
植物の花や葉、茎から抽出した色素で染めるボタニカルダイで、製品染めを施したロンT。ご覧のとおり、やさしく落ち着きのあるブラウンに仕上がっている。一点一点表情が異なるその絶妙な色のニュアンスが印象的。ふっくらと厚みのあるオーガニックコットンボディの優しい着心地も魅力。
CREED
グレー長財布1万4800円、ブルーカードケース4500円、グリーン財布1万2000円、(以上クリード/クリード プレスルーム)
色艶が増す経年変化もお楽しみ!
これらの財布は、いずれも植物性タンニンだけでなめした革で仕立てたもの。審査基準が厳格とされるイタリア・ベジタブルタンニンレザー組合に加盟した老舗タンナーのものだ。使いこんでいく過程で表面の毛羽立ち感が消えて独特の光沢が生まれ、その色彩がさらに美しく味わい深いものになっている。
●オクラ
TEL:03-3461-8511
●クリード プレスルーム
TEL:03-5720-6707
●ザ ライブラリー 表参道店
TEL:03-3470-2151
●ジースターインターナショナル
TEL:03-6890-5620
●ビズビム
TEL:03-5468-5424
photo : Tomoo Syoju(BOIL) styling : Hidenori Asai text : Takumi Endo