〈シュプリーム〉×〈ザ・ノース・フェイス〉の
コラボJKの正体とは⁉
活動休止中のワン・ダイレクションのメンバー、リアム・ペインをロンドンの空港でキャッチ。で、気になったのが、彼が着ているジャケット。ご覧のとおり、フロントには星条旗。そして肩を見ると〈ザ・ノース・フェイス〉のロゴがキラリ。「ん? 〈ザ・ノース・フェイス〉のジャケットでしょ?」と思った人は半分正解。果たしてみなさんは、このジャケットの正体をご存知だろうか?
実はコレ、2017年の春に〈シュプリーム〉と〈ザ・ノース・フェイス〉のコラボアイテムとして発売されたもの。ホラ、リアムの二の腕部分を見て。〈ザ・ノース・フェイス〉のロゴの下に〈シュプリーム〉のロゴが見えるでしょ? ちなみにこの両者は、2007年からコラボをスタート。これまでマウンテンパーカやダウン、フリースジャケットなど、様々なコラボアイテムをリリース。どれもすぐに完売という、もの凄いことになっていた。
そして肝心のリアム愛用ジャケットは、1990年に活躍したアメリカ、フランス、中国、イギリス、ソビエト連邦、そして日本からなる南極大陸横断隊に敬意を表して作られた、“トランス・アンタクティカ・エクスペディション・コレクション”のひとつ。胸と背中に星条旗があるのは、単なるデザインではなく、まさにアメリカ代表を意味しているもの。また、素材も当時と同様ゴアテックスを使用。そのほか、南極大陸横断隊と同じワッペンをあしらうなど、本物感が半端ない。
そして、さらに注目したいのはリアムの着こなし。普通、こんなジャケットならアウトドア感覚いっぱいで着こなしそうなものだけど、彼は違った。全体を黒のワントーンでまとめ、印象はグッと都会的に。そうすることでジャケットにあしらわれた星条旗やロゴなどが浮き立ち、かえってこのジャケットのキャラが際立つ結果となっている。タフなアウトドアアイテムを逆に都会的に見せたのは、さすがはお洒落上手のリアム。人気ブランドのコラボジャケットはそれだけで魅力たっぷりだけど、ジャケットが持つ個性を引き出すこともまた大事なポイントだってわかるはず。その証拠にリアムだってホラ、偉大なる南極探検家になった気分を楽しんでいるように見えない⁉