〈サンローラン〉白のフワモコでパッと目立って冬の恋の標的に⁉
スナップボタン付きのフラップポケット、肩と背中のヨークなどウエスタンのディテールを踏襲。今の時代にふさわしいシルエットの1着。12万円(サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ/サンローラン クライアントサービス)
秋冬に人間が装いを変えるように、寒くなると衣替えをする動物がいる。たとえば、極寒の地に生きるカンジキウサギやホッキョクギツネ。これらの動物は、夏は大地や草木の色に同化するグレーだが、冬になると雪景色に溶けこむ真っ白な毛に。これは、周囲の色に似せることで敵から身を守ったり、獲物の捕獲率を高めたりするため。ところが、近年、地球が温暖化。雪が減ることで、カムフラージュするどころか逆に目立ち、動物たちは危険にさらされている。
ならば、人間の装いは地球温暖化でどう変わったか。振り返れば、ここ数年の暖冬続きで、ダウンやコートなどを着る機会が減っているのでは? そんな時代に、俄然注目を浴びているのがシャツアウター。羽織るのはもちろん、インナーとしても活躍するから、重宝することこのうえなし。たとえば、〈サンローラン〉のオーバーシャツ。コチラは、アメカジ好きにたまらないウエスタンタイプで、着脱しやすいスナップボタン仕様。さらりと羽織るだけで、男らしさが漂い、赤がゆえ華やかな主役顔に。しかも裏地は、優しげな白ボア。地球温暖化はいただけないが、雪の降らない街で、パッと目立つのはアリじゃない!?
ライニングは優しいボアで、保温性抜群! あざやかなチェック生地からチラリと覗くフワモコで、大人の男の温かな包容力も演出できる。袖の裏地はキルティングで、スルリと腕が通せ、もったりしない仕上がりに
●サンローラン クライアントサービス
TEL:0120‐95‐2746
雑誌『Safari』11月号 P116掲載
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