【Vol.37】土星を観測し続けた“カッシーニ”の最後が迫る!
NASAが1997年に打ち上げた土星探査機“カッシーニ”が、9月15日に自ら燃え尽きる。こんなニュースを耳にしたことはないだろうか。その“カッシーニ”の最後のミッションに迫る番組がコレ。単なる探査機と思うかもしれないが、知れば知るほどロマンがある。というのも、そもそも土星自体に…
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NASAが1997年に打ち上げた土星探査機“カッシーニ”が、9月15日に自ら燃え尽きる。こんなニュースを耳にしたことはないだろうか。その“カッシーニ”の最後のミッションに迫る番組がコレ。単なる探査機と思うかもしれないが、知れば知るほどロマンがある。というのも、そもそも土星自体に魅力がある。太陽系の中で2番めに大きく、他の惑星にはない巨大な環がある。その独特なルックスに昔から人は惹きつけられてきた。なんと、ガリレオの時代から観察されていたというから驚き。そんな神秘的な土星にはまだ未解明なことがたくさん。そこで送りこまれたのが“カッシーニ”。2004年に土星の周回探査をはじめ、貴重なデータを送り続けた。が、ついに“カッシーニ”も燃料が尽きるため最後の任務に入る。そして最後の日、“カッシーニ”は土星の大気圏へ突入し燃え尽きる。自ら命を終わらせるなんてストーリーは、たとえ機械であっても刹那的最期で、心が締めつけられるに違いない。
土星の輪を撮影するなどの成果を上げてきた“カッシーニ”の最後の任務。それは、宇宙観測史上はじめて土星に最も近づき、環の中に突入するというもの。これにより、謎に包まれていた環や土星衛星についても明らかになるかも!?
引退は、まもなく燃料がなくなるため。このままだと制御不能になり、衛星に衝突する可能性も。特に、生命の可能性を持つ衛星エンケラドスやタイタンへの汚染は避けたい。そのリスクをなくすため、自ら命を終了させるわけだ。
9月15日に土星の大気圏へ突入し、土星や衛星のデータを採取しながら消滅していく“カッシーニ”。最後のミッションを完了し、幕を閉じる際にどのように突入していったのか、その最期を番組はドラマチックに見せてくれるはず!
●土星探査機カッシーニ:最後のミッション
9月15日(金)23:00〜24:00 ナショナル ジオグラフィックで放送
●フォックス カスタマーセンター
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雑誌『Safari』10月号 P254掲載