セレブの鉄板は“黒T×グレーパンツ×スニーカー”!
夏でも多数派の黒コーデ、どこで差がつく!?
暑~い夏の着こなしは、白や青の爽やかな色使いやリゾートっぽい柄モノに目がいきがち。でも意外なことにセレブたちの間では、真夏でも黒中心のコーデをよく見かける。なかでも印象的なのが、“黒T×グレーパンツ×スニーカー”という着こなしだ。
黒だからといって、どのセレブも暑苦しい印象はまったくなく、すっきりしていて都会的。むしろ涼しげにさえ見えてくるから、この夏お手本にする価値ありだ。
しかも同じ黒T×グレーパンツ×スニーカーの着こなしなのに、合わせ方を工夫することで、しっかりキャラ出しもできている。それぞれのセレブがどんな工夫をしているのか、さっそく見てみよう。
01〈上でも下でもヌケ感出し!〉
Joshua Jackson [ジョシュア・ジャクソン]
黒中心のコーデは、どこにヌケ感を作るかが大きなポイント。俳優のジョシュアが実践しているのは、ゆる~いVネックのTシャツで胸元にヌケ感を出しつつ、足元にも軽快な白スニーカーを合わせるテクニック。上と下にヌケを作ることで、アクティブな都会派スタイルに仕上げているってわけ。このヌケサンド技を使えば、夏でも暑苦しくないでしょ?
02〈肌見せ効果で涼しげ&スポーティ〉
Brian Austin Green [ブライアン・オースティン・グリーン]
俳優のブライアンは、足元まで黒スニーカーの硬派な着こなし。それでもヌケ感たっぷりに見えるのは、素肌を見せている分量が多いからこそ。ゆるネックのTシャツはもちろんだけど、恐らくフルレングスのパンツを七分丈パンツのようにたくし上げた、そのボトムの穿き方は技あり。袖捲りならぬ脚捲り!? 肌見せ効果で涼しげなうえ、スポーティな印象を醸している。
03〈1点差し色使いでお洒落度を格上げ!〉
Justin Timberlake [ジャスティン・ティンバーレイク]
洒落者のジャスティンは、さすがのコーデ技を披露。Tシャツは普通のクルーネックで、特にヌケ感もなし。でもパンツとハンチングをグレーで統一することで、絶妙な軽さを出している。そしてなにより、黒スニでターコイズブルーを差しているのがうまい。オーセンティックなコーデにも、差し色を1点投入するだけで、グッとお洒落度が上がっているのがわかるでしょ? すぐマネできるセレブ技!
04〈小物使いで色気を加えた黒コーデ!〉
Aaron Paul [アーロン・ポール]
黒T、グレーデニム、グレースニーカーと、すべて普通なアイテムを合わせている俳優のアーロン。それなのにこなれ感たっぷりに見えるのは、小物使いがうまいから。ハットと眼鏡で顔まわりにポイントを作り印象を強め、胸元には華奢なネックレス。腕にはブレスと時計をしてニュアンスをオン。それぞれのアイテムが薄味だから、これだけ重ねてもくどくないのも計算済み!
05〈“上ピタ下ユル”のリラックス効果!〉
Alexander Skarsgard [アレクサンダー・スカルスガルド]
俳優のアレクサンダーも、一見なんでもないアイテムを合わせたシンプル黒コーデに見える。でも彼の場合、シルエット作りが非常にうまい。見事に鍛えられたボディを生かして、トップはぴったりした黒Tをチョイス。それに対して、ボトムは太腿まわりに余裕のあるタイプを選んでいる。この”上ピタ下ゆる”なシルエットにより、男っぽくも肩の力の抜けた印象に仕上がっているのだ。
06〈LA流大人のスポーティ黒コーデ!〉
Gabriel Aubry [ガブリエル・オーブリー]
モデルのガブリエルは、全身をスポーティなアイテムでまとめることで、黒の重厚さを上手に緩和している。LAらしいクールなスポーティスタイルになっていて、40代とは思えない若々しさがあると同時に、そのへんのスポーツキッズとはひと味違う大人っぽさも感じられる。ネックのゆる~いTシャツや、逆三角形シルエットのスウェットパンツなども、軽快さにひと役買っている。まさに、今どきのLAスタイル!
07〈色の順番は上から黒、グレー、白がスマート!〉
Rafael Alcantara [ラファエル・アルカンタラ]
黒の引き締め効果をうまく使った着こなしを披露しているのは、サッカー選手のラファエル。どうしても鍛え上げられた立派な太腿が目立ってしまうため、体型カバーの意味でも、上半身から足先へと逆三角形のシルエットを作れるアイテムをセレクトしている。そうすれば、全体をシャープに見せられるってわけ。色使いも上から黒、グレー、白とすることで、自然と上半身に視線が集まる仕掛け。なにげないけど、よく考えられている!
photo by AFLO