やっぱり最上級がいい! 〈マツダ〉 CX-8 エクスクルーシブモード
大の輸入車ファンを自負する諸兄でも、このブランドのカーデザインに関しては一目置いている、なんて人も多いんじゃないかと思う。〈マツダ〉だ。アクティブなのにエレガントなコンパクトモデルMAZDA2から、最大サイズのクロスオーバーCX-8まで、独自のデザイン哲学を貫きつつ、精緻に仕上げられた流麗なルックスはどれもアートのような美しさをたたえている。
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今回はそんな〈マツダ〉のラインナップから、『Safari Online』読者にもコンシャスな大型SUV、CX-8をチェック。なかでも「使い勝手のよさやアクティブさに加えて、フォーマルにも対応できる品格が欲しい」という欲張りな要求に応えるべく、最上級グレードの“エクスクルーシブモード”をご紹介したい。
と、その前に基本的なCX-8のプロフィールをおさらい。日本においてはフラッグシップSUVとなるCX-8。全長4900×全幅1840×全高1196mmというボディサイズで、〈トヨタ〉ハリアーとほぼ同じイメージだといえばわかりやすいだろうか。つまり大きすぎず小さすぎずで、日本の道路環境にも対応しやすい大きさということ。
しかし、この限られたディメンションの中で、CX-8はいち早く3列目のシートを採用。室内のユーティリティ拡充に注力してきた。〈マツダ〉はコレに対して、「ミニバンの使い勝手は捨てがたいけれど、クルマはスタイリッシュに乗りたいという、感度の高いお客様にも満足いただけるクルマを作りました」と答えていた。発売当時は「なぜSUVに3列?」「ミニバンでよくない?」と賛否両論。しかし蓋を開ければ、いまやこのサイズの3列シートは当たり前の装備になっているのだから、〈マツダ〉の着眼点は正解だったということになる。
現在CX-8のパワートレーンは選択肢が豊富だ。これはCX-8に限らず全〈マツダ〉車ほとんどに当てはまることだけど、基本的にガソリン/ディーゼル、2WD/4WDが普通に選べてしまう。
さらにモデルによってはさらにAT/MTも選べたりして、買う前からけっこう魅惑的なラインアップなのだから嬉しい悲鳴間違いなし。というわけでこのCX-8も2.5ℓガソリンの自然吸気とターボ、そして2.2ℓディーゼルターボが、それぞれ2WD/4WDで選択できる。
売れているのはディーゼルだけど、個人的にはガソリンターボの静粛性と吹け上がりのよさが好みだったりする。さらに2WDは軽量でクイックなハンドリング、4WDはどっしり重厚な接地感と、駆動方式でも味が異なる。このあたりは是非、クルマの使用シーンと好みでチョイスしてほしい。
しかし、どのパワートレーンを選んだとしても、グレードは断然、最上級の“エクスクルーシブモード”がオススメだ。フロントグリル、19インチアルミホイール、フロントバンパーガーニッシュ、サイドガーニッシュなど、随所にあしらわれたメタリックなパーツがノーブルで硬質な印象を与える。ボディカラーの展開も落ち着きのある、シックなカラーバリエーションだ。
さらに内装もかなりの美麗っぷり! オーバーン(ダークブラウン)とピュアホワイトの2色から選べるそれはナッパレザー製。上質と言うに余りあるひとときを約束してくれるはずだ。
★DATA 〈マツダ〉CX-8 25T エクスクルーシブモード(4WD 6EC-AT)
●全長×全幅×全高:4900×1840×1730mm
●車両重量:1890~1910kg
●ホイールベース:2930mm
●エンジン:2.5ℓ直列4気筒DOHCターボ
●最高出力:169kW(230PS)/4250rpm
●最大トルク:420N・m(42.8kgf・m)/2000rpm
●トランスミッション:6速AT
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:483万4500円