【Vol.30】お出かけは服もクルマもお洒落が大事
アウディ Q5Audi Q5 ハイテク化が進むクルマ。それはもはや、スマホのような存在になってきたのかも。新型〈アウディ〉Q5は、さしずめ最先端のスマホ? 使いやすさもバツグンです!クルマを形容するのに、“下駄”と言うことがある。「近所に行くときにも下駄履き感覚で使っているよ…
- SERIES:
- ドライブは楽し!
- TAGS:
- ドライブは楽し! Cars Safari Magazine
アウディ Q5
Audi Q5
ハイテク化が進むクルマ。それはもはや、スマホのような存在になってきたのかも。新型〈アウディ〉Q5は、さしずめ最先端のスマホ? 使いやすさもバツグンです!
クルマを形容するのに、“下駄”と言うことがある。「近所に行くときにも下駄履き感覚で使っているよ」って感じだ。輸入車なら、“スニーカー”ってところだろう。つまり、日々のアシとして乗りまわすのに便利という意味で、“履く”という表現が使われているわけ。
ただ、最近はこう言うのも聞く。それは“クルマを着る”的なもの。買い換えるときには“クルマを着替える”みたいに使う。これは、ウエアラブルコンピューターからくるものかと思う。スマートウォッチなどがそれで、コンピューターを身につけることからウエアラブル、つまり洋服のように身につける感覚での言いまわしが使われるようになってきた。
そんな感覚をクルマに持ちこんだのは、クルマ自体のコンピューター化が進んでいるからかもしれない。最近のクルマは手持ちのスマートフォンを使って様々なことができるようになってきた。 先日発表された〈アウディ〉Q5の発表会で語られた内容は、まさにそんな印象だった。“アウディコネクト”というのがそれで、その中の“マイカー マネジャー” に注目したい。
具体的には、スマホで専用アプリをダウンロード。それを使って自分のクルマのドアロックの遠隔操作やクルマの置いてある位置を表示できるそうだ。年がら年中「あれ、ドアの鍵閉めたっけ?」って首を傾げている人におすすめだろう。また、スマホで検索した目的地をそのままカーナビに送れるってのもいい。一度部屋で検索したものをクルマで入れ直すのは二度手間でしかない。
そんな機能もあり、ウエアラブルコンピューター的に“着る”イメージが定着してきそうだが、〈アウディ〉の場合、それ以外にも、お洒落ブランドというイメージを纏っている。いわずもがな、デザイン性の高さはクルマ業界の中でもトップレンジに位置する。
今回発表された新型Q5も然り。SUVでありながらクーペライクな見た目のスタイリッシュさはピカイチ。洗練されたフロントマスク、スポーティさを印象づける張り出した前後のフェンダー、絞りこまれたリアエンドは、どこから眺めてもかっこいい。センスのよさが窺える。
つまり、これぞまさに“着る”クルマという表現そのものではないだろうか。ファッションアイテムのように身につけるお洒落アイテム。Q5はまさに、ちょっとワイルドなトレンド感を持つ高級ブルゾンってところじゃない!?
他にもある!
このクルマの楽しみ方&使い方
デザインと技術の先進性がウリの〈アウディ〉。なので、今、巷で話題の自動運転的なものも実験を重ね将来を見据えている。というか、この分野においてトップランナーともいえる技術を持っている。
新型Q5に搭載される“トラフィックジャムアシスト”がそれで、渋滞時に効果を発揮する。具体的には、アクセル、ブレーキ、ステアリングをコンピューターが操作をアシストするもの。道路状況をセンサー類が検知し、適切な操作を行う。ドライバーはステアリングを握ってまわりの状況を監視するだけ。運転疲労の軽減に役立つのはご想像のとおりである。〈アウディ〉はこれをすでに、Q7やQ2、A3、A4、A5に搭載可能にしている。かなり実用的なので、使い勝手のよさを十分感じるシステムだ。すでに読者の中にはその恩恵を受けている人もいることだろう。サーフィンやゴルフの帰り道で効果を発揮する。
さらに〈アウディ〉は、新型A8でヨーロッパ基準のレベル3の条件付き自動運転システムを具現化している。“トラフィックジャムパイロット”と呼ばれるのがそれで、実用レベルでは世界初とか。まさに先進技術の〈アウディ〉である。
そんな話題満載の新型Q5。人気のミッドサイズSUVカテゴリーの中において、光る存在であるのはいうまでもない。お洒落〈アウディ〉は中身もすごい仕上がりなんですよ。いやはや脱帽です。
ココにもソソられる!
〈01 インテリア〉使ってわかる便利な装備が満載!
シンプルなデザインはまさにトレンド。スイッチ類を減らし、液晶モニターの中に機能をてんこ盛りさせている。グレードにもよるが、〈アウディ〉自慢のバーチャルコックピットや、カラーで見やすいヘッドアップディスプレイも用意される。
〈02 シフトレバー/操作系〉もしかして解説書はいらないかも⁉
手元の操作で、モニター上でのセレクトを進められるMMI(マルチ・メディア・インターフェイス)ナビゲーション。タブレット型8. 3インチディスプレイにはスマホのようなメニューが表示され、それを直感的に操作することができる。
〈03 ラゲッジスペース〉外から見る以上に広いラゲッジ!
開口部が広く、リアタイヤハウスの出っ張りも少ないため、四角いものが入りやすいラゲッジ。ご覧のようにセカンドシートを畳めば広さも文句なし。サーフボードは楽勝。ゴルフバッグも積んで帰りにゴルフ練習場へ直行、なんてのもいいね。
SPECIFICATIONS
アウディQ5 ファースト エディション(写真左)
●全長×全幅×全高:4680×1900×1665㎜
●車両重量:1820㎏
●エンジン:2ℓ直4ターボ
●最高出力:185kW(252 ps)/5000 - 6000 rpm
●最大トルク:370 Nm/1600 - 4500 rpm
●トランスミッション:7速Sトロニック
●燃費:JC 08モード 13.9㎞/ℓ
●税込み価格:713万円(限定250台)
TEL:0120-598-106(アウディコミュニケーションセンター)
雑誌『Safari』 12月号 P300・301掲載