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2020.03.26


最後の獰猛ジャガー! 〈ジャガー〉XJ SWB XJR575

最上級モデル。その響きの奥にはあらゆる世代を超えて、人を惹き付ける魔力がある。が、しかし。ただ贅沢なだけでも、ただスパルタンなだけでも満足できないのが欲張りな『Safari Online』世代。というわけで、今回は名実ともにモデル最上級、ちょっと気軽な気持ちで手を出したらヤケドしちゃいそうな、ホットなクルマをご紹介したい。〈ジャガー〉XJ SWB XJR575だ。

公式HPにすら“究極の1台”の謳い文句が踊るコチラは、全方位的にリアルに究極すぎる!


そもそもXJ自体がモデル末期に入って熟成が進み、チョイス自体にベテラン感すら漂うのだけど、そんな熟練のパッケージに搭載されたのが5.0ℓV8のスーパーチャージド・エンジン。「名は体を表す」との言葉どおり、575PSを誇る最高出力と、700Nmもの最大トルクを誇るのだが、そのトルク・出力の出し方が実に〈ジャガー〉なのだ。

近年はピュアEV搭載の“Iペイス”や、ドラマチックなデザインが美しい“Fペイス”、“Eペイス“などSUV群の評価が高まる同社だが、長きにわたって高級サルーンを作り続けてきたノウハウのすべては、このXJモデルにこそ真髄が窺える。
 

 
古代のコロシアムのようにドライバーを円形に包みこむコックピットや、精緻を極めたレザーワークなどは調度品のように美しい。よりカジュアルな“XF”とは一線を画する品格を漂わせている。
 

 

過激なのにもほどがある⁉


そんな贅沢なインテリアに身をうずめ、軽い気持ちでアクセルペダルをなんの気なしに踏みこんだら、「ドカン!」。威勢のいい〈ジャガー〉の咆哮とともに、あわやホイールスピンしそうになってしまった。そう、〈ジャガー〉がドイツ勢ともイタリア勢とも全く性格を異にする部分がここにある。恐ろしいほどにピーキーでカゲキな味つけなのだ。

そもそもパワフルで軽量な5.0ℓエンジンなのに、ここに据えられたスーパーチャージャーはまるで、稲妻のような鋭さなのだからたまらない。試乗はサーキットだったのだが、気密性の高いゴージャスなコックピットに反して、車窓から見える景色はめまぐるしく入れ替わり、スピードに脳がついていかないほど。

 

 
さらにこのパワーで駆動方式はFR。20インチのホイールを履きこなしているのだから、多少の出来心くらいで手を出したら、クルマからの手痛いしっぺ返しを食らっちゃうかも。

しかしそれでもなお、この加速とパワフルさ、そして〈ジャガー〉お得意の軽量パワートレーンから生まれる唯一無二の“飛ばし感”を経験してしまったら、もうあとには引けない。電子制御はほんのエッセンス程度で、ドライバーのテクニックを悔しいくらいに試してくる。こっちのテクを見透かしたような素振りはどこか“こわく的”で、一度乗ったら代替の効かない、悪女のような魅力でドライバーを引きこむこと間違いなしだ。
 

 

次期XJはなにかしらの電動化技術が導入されること必至。今のうちに大エンジン✕スーパーチャージャーの業の深さ(?)を味わっとく、ってのもイイんじゃない?
 

 

気になるスペックは?


★DATA 〈ジャガー〉XJ SWB XJR575
●全長×全幅×全高:5135×1905×1455mm
●車両重量:1960kg
●ホイールベース:3030mm
●エンジン:5.0ℓV型8気筒スーパーチャージド
●最高出力:423kW(575PS)/6250~6500rpm
●最大トルク:700Nm/3500rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:後輪駆動
●税込み価格:1922万円~

 
Information

●ジャガーコール 
TEL:0120-050-689

文=今井優杏 text:Yuki Imai
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