〈メルセデス・ベンツ〉A クラス
みんな大好き〈メルセデス・ベンツ〉。近年では持ち前の高級感&重厚感に加え、アグレッシブな若々しさをも兼ね備えている。このグッドルッキングのおかげで、コア顧客層の若返りにも成功している。もちろん若い『Safari』読者にもファンが多いのでは?
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歴史ある自動車メーカーをここまでフレッシュに仕立てた、立役者的モデルのうちのひとつが、コンパクト・ハッチバックモデルのAクラスだ。特に現行モデルである3代目Aクラスは、それまでの丸っこいファミリーカー的位置づけからガラっとキャラチェン。スポーティで威張りの効くマニッシュな姿に生まれ変わったことで、支持が急激に拡大している。
ブランド最小ボディサイズながら、 “〈メルセデス・ベンツ〉らしさ”が十二分に味わえる!とあって、コンパクトカー市場のイメージが薄いアメリカでも激売れしたっていうんだから、人気はまさにグローバルレベル!
そんなAクラスが間もなくフルモデルチェンジとの情報が! 国内販売は「年内に間に合うかどうか」というぼんやりしたアナウンスで、明確な導入時期は未定。でも、どんなクルマかは、イチ早く知りたいでしょ!?
写真は海外仕様。A 200 18インチモデル
先日、世界中のメディア関係者に向け、お披露目試乗会が行われた。
ここで乗った新型Aクラスには、ぶっちゃけビックリの連続! 正直、その仕上がりは期待以上。それどころか、はるか上方を行っているって断言してもいいくらい。まずは走りの質感が最高なのだ。
日本導入が予想されるパワートレーンは、ガソリンエンジン2種類(本国にはディーゼルエンジンもラインナップする)。それが新開発の1.4ℓターボエンジンに、新開発の7速デュアルクラッチの組み合わせ(導入モデル名は未定)と、そして2ℓターボエンジン×7速デュアルクラッチの組み合わせ(A250)。
コレが、現行型よりも少し大きくなりホイールベースの伸びた新開発プラットフォームに乗っかるのだが、どちらのエンジンを選んでもCクラスレベルの走りの質感を手に入れている。
新開発の1.4ℓターボエンジンは、現行型の1.6ℓターボエンジンよりもさらにダウンサイジングされているが、非力感は微塵もナシ! もうコレで十分かもしれない……と思ったのも束の間。2ℓターボに乗り換えれば、悶絶級に静粛性とトルクを兼ね備えたしっとり・ドライブフィールが展開されるのだから困っちゃう!
写真は海外仕様。A 200 AMGライン付き
エンジンを問わず、18インチ(タイヤサイズ)以上はリアサスペンションがマルチリンクになるから、コレもクラスを超えた走りの質感に大きく貢献しているのだ。
さらにこのAクラスから、“MBUX(=Mercedes Benz User Experience)”という新しいマルチメディア・インフォテイメントが採用される。これも超弩級の先進性で、このAクラスを皮切りに、全モデルに展開されていくものだ。
具体的には、従来のメーターとナビ画面にあたる部分に、横長のディスプレイが備えられる。どれもユーザーの好みに合わせてカスタマイズ可能で、使いやすさはもちろん、まるでSF映画の宇宙船みたいに未来的!
さらにこのMBUX、かの“Siri”のように人工知能を備えている。“Hey,Mercedes!”と話しかけ、コマンドを与え続ければ成長していくというもの。
日本導入の際には日本語にも対応するというから楽しみだ。
写真は海外仕様。A 250 エディション1
ただし、これらの機能の超充実度から鑑みるに、値上げは必至。欲しい人は予算に余裕を見ておいたほうが吉! う〜ん、それでも待ちきれない!
写真は海外仕様。A 250 エディション1
●メルセデス・コール
TEL:0120-190-610