〈パテック フィリップ〉
ケース径41mm、手巻き、18KYGケース、アリゲーターストラップ、3気圧防水。1841万円(パテック フィリップ/パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)
〈パテック フィリップ〉の5270シリーズといえば、永久カレンダーとクロノグラフを搭載したモデル。その新作となるこちらは、エレガントなイエローゴールドをケース素材に採用している。
ポリッシュ仕上げを施したイエローゴールドケースは、美しい輝きを放っていて思わずうっとりしてしまうほど。そこに、凹型のベゼルと段差をつけたラグをセッティング。ラウンド型のケースに、滑らかなアクセントをつけることで、優美さを加味している。
文字盤は、ベースにシルバー・オパーリンカラーを配色。12時位置に曜日、月表示を配置。3時位置に30分積算計、6時位置にムーンフェイズと日付表示、9時位置にスモールセコンドを備えている。さらに閏年、昼夜表示も完備。外周にはタキメーターもある充実ぶり。う〜ん、これだけの機能があれば申し分ないはず。
詳しくは、〈パテック フィリップ〉の新作クロノはイエローゴールドケースが別格の存在感!
ケース径44mm、自動巻き、セラミックケース、ラバーストラップ、100m防水。365万円(オーデマ ピゲ/オーデマ ピゲ ジャパン)
〈オーデマ ピゲ〉のロイヤル オーク オフショアは、ガッチリとした、たくましいデザインが特徴のスポーツウォッチ。その新作となるのが、こちらのロイヤル オーク オフショア クロノグラフだ。特徴はというと、一新されたケース素材とダイヤルデザイン。
まず目に飛びこんでくるのが、真っ黒なボディ。ロイヤル オーク オフショアといえば、ステンレススチールケースが一般的だったけど、こちらはブラックセラミックにアップデイト。サテン仕上げとポリッシュ仕上げを組み合わせることで、より立体感のある武骨なシルエットへと昇華している。もちろんセラミック素材なので、軽量なうえに耐傷性が抜群。実用性に優れているのも嬉しいところ。
ダイヤルには、マニュファクチュールのアイコンでもあるメガタペストリー模様を装飾。12時位置、6時位置、9時位置にインダイヤルを配している。「おや? 様子が違うなあ」と思った人は時計通。そう、これまではバーインデックスだったのを、アラビア数字に変更。これにより、さらにスポーティな印象に。3時位置には日付表示を備えているので、日常での使い勝手もよいはず。
さらにストラップにもご注目を。これまではなかった、テキスタイル加工が施されているのがわかるはず。アクティブさに加えて、洗練された大人っぽい風合いまでもが備わったというわけ。
詳しくは、〈オーデマ ピゲ〉の新作クロノは貫禄が違う真っ黒セラミックケース!
〈オメガ〉
ケース径44.25mm、手巻き、セラミックケース、ラバーストラップ、50m防水。116万円(オメガ/オメガお客様センター)
〈オメガ〉の新作は、スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン アリンギ。名前にある“アリンギ”とは、〈オメガ〉の故郷スイスにあるセーリングチームのこと。パイオニア精神など互いの価値観に共感し、今回のコラボが実現したという。
そんなコラボアイテムの特徴は、“漆黒のスピードマスター”と呼ばれたスピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン“らしさ”を生かした真っ黒ボディに、高級感あふれる文字盤のデザイン。
まず目に飛びこんでくるのがブラックのケース。素材は軽量で傷がつきにくいセラミックを採用している。表面をブラッシュ仕上げ、側面をポリッシュ仕上げで丁寧に磨き分けていて、立体感を強調。これにより、存在感がグ〜ンと際立っている。
文字盤はアルミニウム製のスケルトン仕様。そこから顔を見せているムーブメントやブリッジにはカーボン柄とハニカム(蜂の巣のような部分ね)柄のデザインを施している。これは、“アリンギ”の新型ボートTF35 カタマランのカーボン製船体のデザインから着想を得ているのだとか。
詳しくは、〈オメガ〉の新作コラボはカーボン柄がお洒落なブラッククロノ!
〈ファーブル・ルーバ〉
ケース径44mm、自動巻き、SSケース、ラバーストラップ、200m防水。42万5000円(ファーブル・ルーバ/スイスプライムブランズ)
280年以上の歴史を持ち、一貫して実用的なスイス時計を作り続けている〈ファーブル・ルーバ〉。堅実な時計が並ぶ中でもヤクルトの小川投手がアンバサダーとして着用しているのは、ブランドを代表するコレクション“レイダー”シリーズの機械式クロノグラフ時計“レイダー・シースカイ”だ。‘70年代を思わせるレトロフューチャーな見た目が魅力的なうえに、独特なカラーリングも目を引く特徴だ。明るめのブルーベースにアクセントになった赤。そして力強い印象を醸すシルバーのステンレススティールケース。まさに、スポーツマンにぴったりなアクティブな顔つきといえる。さらに、サファイヤガラスの採用やケースの質感の向上など、素材や技術をアップデートし、より強靭な時計に仕上がっているというんだから興味が湧く。
詳しくは、ノーヒット ノーラン並みの成功を収めることができる!? アクティブ男に〈ファーブル・ルーバ〉の時計!
〈グラハム〉
ケース径47mm、自動巻き、LMTカーボンケース、ラバーストラップ、100m防水。135万円(グラハム/DKSH ジャパン)
〈グラハム〉のクロノファイターは、もともと英国空軍のために作られたタイムピース。グローブを外さずに時間が計れるようにと、この独特のトリガーが備えられたそう。このトリガーを押すだけで、クロノグラフのスタートとストップ機能を操作ができる。ケースの左側に配置されているのは、親指で素早く操作ができるようにとの配慮からだ。
そのクロノファイターの新作はクロノファイター スーパーライトカーボン トランスルーセント。名前にあるとおり、ケースに新しい素材ライトウェイト・トランスルーセント・マトリックス(以下LTM)カーボンを使用しているのが特徴だ。
〈グラハム〉がスイスのパートナー企業と共同で開発したLTMカーボンは、赤く着色されたエポキシ樹脂と金属化したカーボンファイバーで構成。炭素繊維を可視化した見た目はなんともワイルドでエネルギッシュ。その上に置かれたベゼルは、3Kブラックカーボン製。編みこんだようなツヤのある模様が実にスタイリッシュだ。
●パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター
TEL:03-3255-8109
●オーデマ ピゲ ジャパン
TEL:03-6830-0000
●オメガお客様センター
TEL:03-5952-4400
●スイスプライムブランズ
TEL:03-4360-8669
●グラハム(DKSH ジャパン)
TEL:03-5441-4515