
忙しく働き、休日もスマホやPCが手放せない。そんなアクティブな現代の大人にとって、睡眠は“量”よりも“質”が課題になっている。快眠グッズを取り入れても、うまくいかなかったという人も多いはず。
リラックスしながら自分の睡眠問題とディープに向き合い、解決に向けた道筋を照らしてくれるのが〈シックスセンシズ 京都〉の『Sleepcation(スリープケーション)』。科学的にアプローチしながら、心の安定をはかる、ラグジュアリーな2日間のスリーププログラムをレポートしよう。
1泊2日で、自分の睡眠にフォーカス。最先端ウェルネス
ウェルネスな滞在を叶える世界的リゾート 写真提供:シックスセンシズ 京都
〈シックスセンシズ 京都〉は、ウェルネスの先駆者として知られる〈シックスセンシズ〉の日本初上陸となるホテル。数々の賞を受賞してきたスパは世界最高峰といっても過言ではなく、〈シックスセンシズ 京都〉もトップクラスのウェルネス インストラクターが集まっている。
鞍馬山を表現した楽焼の屏風が印象的なロビー
スリーププログラムは基本的に1泊2日の宿泊プラン。まずは京都駅からタクシーで約7分の〈シックスセンシズ 京都〉に向かい、チェックインを行う。ロビーは平安時代の“雅”からインスピレーションを得た和の空間で、この日は中庭に広がる青もみじも美しく、京都らしい趣きに入った瞬間から癒やされた。
担当してくれた総合ウェルネス プラクティショナーの小口泰未
スリープケーションのスタートはウェルネス スクリーニングから。血圧、心拍数、血中の酸素飽和度、セロトニン・ドーパミンの働き、手足の発汗反応など約40の主要なバイオマーカーで、自分の状態を念入りにチェックしていく。今回、担当してくれたのは総合ウェルネス プラクティショナーの小口泰未。ウェルネススクリーニング認定アドバイザーで、かつヨガティーチャーや鍼灸指圧師などの資格を持つウェルネスのスペシャリストだ。
筆者のウェルネス スクリーニングの結果の一部。後日メールでも送ってくれる
専用のプレートに手と足をのせ、スクリーニングはあっという間に終了。すぐに結果が現れ、ウェルネス プラクティショナーが説明してくれる流れだ。筆者のウェルネス指数は77%で、良くも悪くもないという結果。良い点もあるものの、より良いウェルネスライフを目指す伸びしろがあるようだ。
悪い点に注目すると、『ストレス指数』や『回復能力』が平均より低い。長期的ストレスの影響を受け、常に戦闘状態になっている状態だという。さらに「カラダにめぐる酸素が足りていないようですね」と言われ、これにはかなり思い当たる節があった。いつもヨガなどを体験すると「呼吸が浅いですね」と言われていたのだが、正直に言うと、改善してこなかったのだ。結果によりプログラムの内容も変化し、筆者は翌日に正しい呼吸と軽い運動を行うヨガを実施することになった。ちなみに医療行為ではなく、あくまでもウェルネスの範囲内で、アドバイスを受けることができる。
最新テックを体験しながら、約30分間のリカバリー セッション
続いては『バイオハック リカバリー ラウンジ』を体験。これは最新テックを使ったリカバリー セッションで、背もたれを倒し足を上げることにより、血流を心臓へと戻し、循環させていく。さらにアメジストやオブシディアンが詰め込まれた『PEMFマット』を背中に敷き、顔には赤色LEDフェイスマスク『HIGHER DOSE』を。約30分、ただ寝ているだけで足もとから楽になった感覚があり、京都までの移動の疲れもいつの間にか忘れていた。
水面に映る中庭も美しい、癒やしの温浴施設 写真提供:シックスセンシズ 京都
そのまま、温浴施設で入浴リチュアルを体験。熱湯・ぬる湯・水風呂・ドライサウナ・ミストサウナで温冷交代浴ができる。心地よい水滴の音が流れる大浴場は、心の底からリラックスできる空間だ。
良い夢を見せるお守り『ドリームキャッチャー』から着想を得たマッサージを体験 写真提供:シックスセンシズ 京都
スリープケーションのメインが、頭から足先までのトリートメント『ドリームキャッチャー(90分)』。不眠症対策のための研究が進められているCBD成分を含むボディオイルを使い、カラダの緊張やこわばりを緩めていく。特に神経が多い背骨の際を押し、より深くアプローチ。シックスセンシズ名物のシンギングボールの音色にも癒やされ、意識が遠のくほどリラックスできた。
スリーププログラム限定ディナーのメインディッシュ『和牛フィレ肉 炭焼き』
1日の最後は、スリープケーションのために開発されたディナーコースを満喫。濃厚な素材の旨味を感じる季節のベジタブルスープからはじまり、メインディッシュは『和牛フィレ肉 炭焼き』。和牛フィレ肉はトリプトファンやセロトニンの生成に関わるビタミンB6を含む、眠りに良い食材なんだとか。この日は近江牛で、フォークで切れるほど柔らかく、健康の良いというより、ただただおいしい。ほかにも睡眠の質に配慮した食材を使った4品で、京都産を中心とした野菜とともに楽しめた。
プラン利用者だけではなく、マットレスやリカバリーウェアは全室共通のアメニティ
客室に戻り、あとは眠るだけ。トリートメントや食事の影響か、もう、すぐにでも眠れそうだった。〈シックスセンシズ 京都〉のマットレスはオーガニックのラムウールが使われた英国〈ナチュラルマット〉社のオリジナルモデル。そして特別仕様の〈テンシャル〉リカバリーウェア『BAKUNE Pajamas Gauze』が用意されており、睡眠環境も万全だ。
睡眠の計測器を左薬指に付けて、眠る
“眠れているかどうか”を科学的に計測できるのも、スリープケーションのポイント。寝る前に睡眠トラッキングリングを付けて寝ると、自分の睡眠状態を知ることができる。アプリケーションの登録などが必要で、できれば早めにセットすることをおすすめする。眠る直前にやると、眠くてたまらないからだ。筆者はいつも24:00頃に寝るが、この日は22:20にはベッドに入り、ものの数分で眠りについた。
睡眠アプリでチェック。スリープケーションの結果は……?
血中酸素レベルが90%以下だった時間が2時間以上あった
翌朝、起きてアプリをチェックしてみると、結果が出ていた。「8時間ばっちり、寝られている!」と嬉しくなったが、睡眠スコアは『80』ということで、まずまず。昨日のさまざまなプログラムの効果で睡眠時間は確保できたものの、睡眠の“質”がまだ良いとはいえず、特に血中酸素レベルが平均『90%』と最適ではない状態だった。小口によると「睡眠時も、呼吸が浅くなっているのでは」とのこと。やはり、筆者の睡眠問題を解決するポイントは、“呼吸”のようだ。
パーソナルな悩みに合わせたヨガレッスン
プログラム最後は45分間、筆者の状態に合わせたヨガレッスン。マンツーマンで、小口が呼吸の方法やカラダの動かし方を指導してくれた。『鼻から良い空気を取り込み、口から悪い空気を吐き出す』、『足首、手首、肩甲骨をゆっくり回していく』といった簡単な動きが、筆者には必要だったようで、レッスン後は深い呼吸が自然とできるように。深呼吸すると苦しくなり、うまくできなかったのが、それも解消された。小口は「眠りを良くするヒントになれば」と、最後まで優しく声をかけてくれた。
自宅でも睡眠の質を改善するヒントをプレゼントしてくれる
スリープケーションはオーストラリア発〈サトルエナジーズ〉のマッサージオイルや、睡眠の気づきを書き込むことができるブックレットなどの『スリーププログラム アメニティ』付き。滞在で得た気づきを、自宅で取り入れるサポートをしてくれる。
ちなみに〈シックスセンシズ 京都〉は〈インターコンチネンタル〉や〈ホリデイ・イン〉などを展開する〈IHGホテルズ&リゾーツ〉のホテル。会員プログラム『IHG ワンリワーズ』に登録すると宿泊時にポイントが貯まり、次の旅の宿泊にポイントを利用することもできる。
自分では気がつかなかった眠りの問題に、科学的なアプローチとウェルネス体験で深く対峙できる〈シックスセンシズ 京都〉の『スリープケーション』。筆者は“深い呼吸”という解決策を得て、自宅に帰っても良い睡眠を目指せるようになった。そしてロビーや客室から見た美しい中庭や、心優しいホスト(スタッフ)を思い出し、その記憶にも癒やされる。次のオフタイムは仕事を忘れ、自分のためにラグジュアリーなウェルネスを体験してみては。
⚫︎シックスセンシズ 京都
住所:京都府京都市東山区妙法院前側町431
URL:https://www.sixsenses.com/jp/kyoto
⚫︎Sleepcation 詳細
料金:2名1室合計40万円~/1名1室32万円~ (消費税・サービス料込。別途、京都府の宿泊税が加算)
予約:3日前までに電話(075-531-0700)もしくはメール(reservations-kyoto@sixsenses.com)にて要予約
⚫︎IHGホテルズ&リゾーツ
URL:https://www.ihg.com/hotels/jp/ja/reservation
⚫︎IHGワンリワーズ
URL:https://www.ihg.com/onerewards/content/jp/ja/home






























































