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2026.03.27 NEW


海の恵みと大地の神秘を巡る! 西オーストラリア州の美食クルーズ&絶景の奇岩群を満喫

 

 


西オーストラリア州の魅力は、都市の洗練と大自然が、驚くほど近い距離で共存していることにある。海へ出れば極上のシーフード体験が待ち、クルマを走らせれば地球の記憶を刻んだような壮大な風景に出会える。今回紹介するのは、そんな西オーストラリア州の自然を象徴する2つの体験──クルーズで味わう海の恵みと、奇岩群ピナクルズで出会う神秘の絶景を案内したい。

【水辺の街マンジュラで楽しむ美食クルーズ】


船の下部デッキは着席して食事ができるほどのスペースがある。また展望用上部デッキ、フルキッチン付きキャビンを完備

パースから南へおよそ1時間。穏やかな運河と入り江が広がる港町、マンジュラ。ここは“西オーストラリア州のベニス”とも称される水辺の街で、地元の人たちがクルーズライフを楽しむ、余裕と贅沢に満ちた雰囲気が漂っている。

今回、体験したのは、『マンジュラクルーズ』が運営するクルーズのひとつ『ワイルド・シーフード・エクスペリエンス』。この名の通り、最大の特徴はゲストが自らロブスター漁に参加できること。さらに、その場でシェフが採れたてのロブスターや新鮮なシーフード、地元食材を組み合わせて極上のメニューを提供してくれる。専用設計されたプレミアムチャーターボートは最大30名と少人数制のため混み合うことなくゆったりと過ごせるのも嬉しい。


ホテル『シーベル マンジュラ』の裏側にあるスティングレイ・ポイント桟橋(写真左奥)から出発する
Photo:Tourism Western Australia



ベテランの船長が安全に船を操縦してくれる

船に足を踏み入れると、まずはウェルカムドリンクと白身の付けを握り寿司風にしたメニューで迎えられる。ラグジュアリーでありながら、どこかプライベートなホームパーティのようなリラックスしたムードで、ゲストは“招かれた友人”のようにもてなされる。陽気なクルーによる説明が終わると、いざ漁場へと出発! とはいえ、そこまで沖合に出るわけではないので、晴れていれば波も高くなく船酔いの心配もいらない。

 

ポットから引き揚げたウエスタン・ロックロブスターは、その場でサイズを測定。規定に満たない個体は海へ戻すのがルールだ。また、オスかメスかも確認し、卵を抱えたメスはサイズに関係なくリリースされるという

ロブスターを手にした姿をクルーが写真や動画撮影してくれる

今回のクルーズでは5つのポットを引き揚げた。ひとつのポットに1〜4匹のロブスターが入っており、サイズも大きいため迫力満点!

海に仕掛けるポットは木製で、木枠の一部には小さなロブスターが逃げられるよう、窓が設けられている

 

船に揺られて20〜30分程度すぎると、ポイントに到着。クルーが素早く海中に仕掛けられたポットのロープを手繰り寄せていく。ゲストは2〜3人ひと組となり、ゴム手袋を着用しながらスタンバイ。威勢の良いクルーの掛け声とともに、ロープを綱引きの要領で一気にポットを引き上げていく。すると海面から木製のポットが姿を現わし、なかには西オーストラリア州を代表する高級食材ウエスタン・ロックロブスターが! クルーズのハイライトに船内からは歓声が上がり、最大の盛り上がりに!

 

ウエスタン・ロックロブスターの身は甘みがあり、食感もとてもやわらかく、刺身でも絶品

 

鉄板で焼き上げたウエスタン・ロックロブスターのステーキは、プリッとした弾力と濃厚な旨みが魅力。淡白でありながら、頬張るごとに甘みが広がり、食べ応えも申し分ない

新鮮なエビやカニ、牡蠣を豪快に盛り合わせた大皿料理。迫力ある一品に、船上の会話も自然と弾む

乾杯は地元のマーガレットリバー産ワインやクラフトビールで是非。アルコールが飲めない人のためにソフトドリンクやノンアルコールの用意もあり

白いテーブルクロスが掛けられた席で、優雅に美食が味わえる。クルーによるテーブルサービスもあり

 

そして、そのロブスターはすぐさま船上のシェフの手に渡り、絶品の料理へと昇華される。透き通る身をそのまま味わう刺身、香ばしく焼き上げたグリル──さらにエビやタコなど、地元で獲れた新鮮な魚介を使った全8品のコースが続く。どの皿にも地元産・高品質・サステナブル認証食材を使用しているため、素材そのものの力強さが楽しめる。

食事は下部デッキに準備されたテーブルで供され、マーガレットリバー産のワイン『ハワード・パーク』や、西オーストラリアを代表するブルワリーのビール『ゲージ・ロード シングルフィン』、『リトル・クリーチャーズ』などがフリーフローで味わえる。潮風を感じながらグラスを傾ける時間は、まさに海上ならではの贅沢だ。


入り江のため波は穏やかで、心地よい揺れがクルーズ体験をより印象深いものにしてくれる


イルカがクルーザーや近くの桟橋で水遊びをしている子供たちに近づいてくることも

クルーズはマンジュラの運河や内湾をゆったりと巡る。周囲にはウォーターフロントの豪邸が立ち並び、プライベートクルーザーが静かに揺れている。ボートの上で日光浴を楽しむ人々の姿やイルカがボートに寄ってくる様子も、この街の日常風景。その中を優雅に進む時間は、旅でありながら“もう一つの生活”を垣間見るような感覚をもたらすはず。
 
 

【地球の記憶に触れる、ピナクルズの奇岩群へ】


ナンバン国立公園内のピナクルズ砂漠に点在する奇岩群。人の背丈より1mほど高い石灰岩が立ち並ぶ
Photo:Tourism Australia

海の余韻を残したまま、今度は北へ約250km。パースからはクルマで約2時間30分、景色は徐々に緑から乾いた大地へと変わっていく。目的地は、ナンバン国立公園にあるピナクルズ砂漠。ここには、ほかでは見ることのできない異形の風景が広がっている。特に、夕暮れから夜にかけて訪れる『サンセット&スターゲイジングツアー』は、この地の魅力を最大限に引き出してくれるプログラム。


砕けやすい石灰岩層ゆえに、岩の形は千差万別。風化はいまも進行しており、時が経つごとにその姿は少しずつ変化している

ピナクルズとは、砂漠の中に無数に林立する石灰岩の柱群のこと。その起源は太古の海にさかのぼるという。かつてこの地が海底だった頃、貝殻や砂が堆積し、長い年月をかけて石灰岩層を形成。それが風や雨によって侵食され、現在のような独特の形状へと変化したそうだ。

高さは数十センチのものから3メートルを超えるものまでさまざまで、尖塔のように鋭く突き出たものや、どこか墓標を思わせる静謐な形状のものなど、その姿は一つとして同じものがない。まるで自然が生み出した彫刻作品のようであり、同時にどこか神秘的な雰囲気も漂わせている。


街の喧騒とは無縁。静寂に包まれたなかで、ゆっくりと沈みゆく夕日を眺めるひとときは贅沢そのもの
Photo:Tourism Western Australia


この風景が最も美しさを増すのが、夕暮れ時だ。太陽がゆっくりとインド洋へ沈んでいくにつれ、砂漠は黄金色から深いオレンジへと染まっていく。刻一刻と変わる光のグラデーションが、奇岩のシルエットを際立たせ、まるで別世界に迷い込んだかのような錯覚を覚えるはず。


ピナクルズからは3月だと南十字星がしっかりと見える。オリオン座も観測可能で、日本とは位置が上下逆に見える
Photo:Tourism Western Australia


そして、日が完全に落ちると、もう一つの主役が天空に現れる。頭上いっぱいに広がる満天の星空だ。周囲に人工の光がほとんどないこのエリアでは、星々の輝きが驚くほどくっきりと浮かび上がる。南半球ならではの星座が瞬き、天の川がはっきりとその姿を現す光景は、言葉を失うほどの美しさ。

クルーザーで味わう獲れたてのシーフードと、砂漠で体感する大自然のスケール。西オーストラリア州では、これらの貴重な体験がひとつの旅の中でシームレスにつながっている。ラグジュアリーとは単に贅沢であることではなく、こうした本物の体験に触れられることなのだと、改めて気づかされた。

次にパースを訪れるときは、どちらの景色から味わうか──。そんな贅沢な悩みも、この土地ならではの楽しみ方のひとつかもしれない。

【パースで泊まりたいラグジュアリーと個性を兼ね備えたブティックホテル】


デラックスキングルーム

最上階のルーフトップバーは、週末になると早い時間から地元の若者で賑わう人気スポット

パースの宿泊先として選択肢のひとつになるのが、都会的で洗練されたムードをまとったブティックホテル〈QTパース〉。パース中心部のマレーストリートに位置する地上18階・全184室のホテルは、スワンリバーやエリザベスキーにもほど近く、旅の拠点として絶好のロケーション。

客室は、建築家でデザイナーでもあるシェリー・インディクが手がけたスタイリッシュで独創的なデザインが印象的。地元産ジャラ材のフローリングやベルベット素材といった温かみのあるマテリアルに、洗練された大理石のバスルームや磨き上げられた真鍮のディテールが、ラグジュアリーな雰囲気を醸している。各客室には、アーティストのパッツィ・ペインによるメタルアートが配され、パースの鉱業の歴史をさりげなく語りかけている。

【パースへは直行便のある〈ANA〉が便利!】



西オーストラリア州の玄関口パースへは、〈ANA〉の直行便を利用すると快適だ。成田からパースまでは約10時間。乗り継ぎの手間なくインド洋に面したこの都市へアクセスできるのは大きな魅力といえる。〈ANA〉は成田―パース線を、2026年4月19日までは毎日運航。その後は2026年10月24日まで週3往復(月・木・土)の運航が予定されている。

使用機体はボーイング787-9。ビジネスクラス40席、プレミアムエコノミー14席、エコノミークラス192席の計246席仕様で、快適性と機能性を兼ね備えた機内空間が広がる。エコノミークラスを含むすべての座席にはUSBポートとPC電源が備えられており、長時間のフライトでもデバイスを充電しながら過ごせるのが嬉しい。さらに2024年4月からは全クラスで機内インターネットが無料化され、エコノミークラスでもメッセージの送受信などが可能となった。





ビジネスクラスは40席が配置され、ゆったりとした空間設計が魅力。座席はフルフラットになる仕様で、長時間のフライトでもベッドのように身体を伸ばして休むことができる。シートは通路へ直接アクセスできる配列となっており、周囲を気にすることなく席を立てるのも快適なポイント。プライベート感のあるシートデザインと上質なシート素材が、空の旅をより心地よい時間へと変えてくれるはず。

また、広々としたテーブルや大型モニターを備えているため、映画や音楽などのエンターテインメントを楽しみながら、上質なラウンジのような感覚で過ごせる。




エコノミークラスは192席。ボーイング787ならではの広めの客室設計と快適なシートにより、長距離フライトでも比較的ゆったりと過ごせる。大型モニターによるエンターテインメントや無料の機内インターネットサービスも利用できるため、楽しみながら空の旅を満喫できる。西オーストラリアへの約10時間のフライトも、快適な機内環境が旅の時間を心地よいものにしてくれるだろう。


有料機内食『甘鯛味噌幽庵焼き』

機内での楽しみのひとつが食事。通常の機内食に加え、プレミアムエコノミーおよびエコノミークラスでは有料機内食(羽田・成田発のみのサービス)を選ぶこともできる。和食の『甘鯛味噌幽庵焼き』や、洋食の『ビーフストロガノフ ターメリックライス添え』など、少し特別なメニューを味わえるのが魅力。陶器の器で提供されるのも、機内とは思えない上質な雰囲気を演出してくれる。また、ヴィーガンやベジタリアン、低グルテンなどに対応した特別機内食も用意されており、健康志向の旅行者にも配慮されている。

ワインやビール、日本酒といったアルコール類に加え、ノンアルコールドリンクも充実。フライト中のひとときを、自分のスタイルでゆったりと楽しめるのも〈ANA〉ならではだ。

【Column】〈ANA〉国際線定期便就航40周年!



国際線定期便就航40周年を記念する式典が成田空港で開催された。1986年、成田―ロサンゼルス線の就航を皮切りに始まった〈ANA〉の国際線は、この40年でアジア、北米、ヨーロッパ、オセアニアへと広がり、日本と世界を結ぶネットワークを築いてきた。式典では、これまでの歩みを振り返るとともに、航空ネットワークを支えてきた関係者や利用者への感謝が語られた。会場には航空関係者や航空ファン、海外からの旅行者も集まり、〈ANA〉の歴史を祝福。さらに、続いて披露された『銚子はね太鼓』の迫力ある演奏が会場に響き渡り、式典は大いに盛り上がりを見せた。

 
Information

●西オーストラリア州政府観光局WEBサイト
URL:https://www.westernaustralia.com/jp/

●パース観光情報サイト「のんびり〜ばぶる!パース」
URL:https://nonbiri-perth.com/

⚫︎マンジュラクルーズ
URL:https://sea-west.rezdy.com

⚫︎QTパース
住所:133 Murray Street, Rerth WA 6000
URL:https://www.qthotels.com/perth/

⚫︎ピナクルズ トラベル グループ
URL:www.pinnacletravelgroup.com.au
※現地での日本語ガイドサポート
※『サンセット&スターゲイジングツアー』もこちらで実施

⚫︎ANA
URL:https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/area/australia/per/

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