夏はハイキング、冬はスキーを楽しめるレイクタホにゾッコン!
高いファッション性と機能性を兼ね備えたバッグ専門ブランド〈レックスドレイ〉を手掛けるアレックス。彼が惚れこんでいるのが、カリフォルニアとネバダの境にあるレイクタホ。夏はハイキングやウォータースポーツ、冬はスキーやスノーボードといった具合に、季節によって大自然の楽しみ方がまったく違うのが魅力なのだとか。
旅スタイルの基本は
動きやすさ重視!
旅をする際のコーディネートで意識するのは、動きやすさと多少の雨風に負けない機能性。この日は、ミリタリー感あふれる〈テンシー〉のアウターがメイン。高密度のナイロンベンタイルだから雪山にだって対応できる。足元は白のハイテクスニーカーでさらに軽快に仕上げ、清潔感ある大人の装いに!
Profile
〈レックスドレイ〉デザイナー
アレックス・ドレイヤ
ペンシルバニア州ピッツバーグ生 まれ。スポーツラジオのマーケテ ィングやサンフランシスコ・ジャ イアンツ関連の仕事などを経て、 2011年にニューヨークで〈レック スドレイ〉をスタート。すべてのコ レクションが限定生産で徹底したこだわりを持つ。また昨年12月に世界初となる〈レックスドレイ〉の旗艦店が原宿にオープンした。
旅は自社プロダクトをテストできる絶好のチャンスなので、アレックスは時間さえできれば、家族とバカンスに行くようにしているそう。仕事柄ヨーロッパやアジアへ行くことも多いが、ベストバカンスに挙げたのは、西海岸にあるレイクタホだ。
「以前ニューヨークが拠点だったけど、今はサンフランシスコに住んでいるんだ。そこからレイクタホは、クルマで3~4時間。だから、毎週のように通っているんだ。ここの魅力は、夏と冬でまったく違う楽しみ方ができること。季節で景色もガラリと変わるから、何回行っても飽きないね。夏はレイクタホでウォータースキーをしたり、そのまわりをマウンテンバイクでアクティブに走ったり、ゴルフだってできる。冬は雪質がいいからスキーとスノーボードが中心かな。友達の家族たちとみんなで貸し別荘に泊まって、夜にピザやBBQを楽しみながら、いろいろと語り合うのも最高の時間だね」
あとの2つは、同じアメリカでもまったく文化の違うハワイと東海岸のビーチバカンス。そこでもアクティブに動きまわるのがアレックス流だ。
「ハワイ諸島でよかったのが、ハワイ島にあるクキオ。観光客が入れないプライベートコミュニティがあって、その中の友達にいろいろと案内してもらったんだ。ローカルというよりは、お金を持っている人たちの集まりだから、裸足でできるゴルフコースがあったり、ものすごい美しいビーチがあったりと不思議な体験をしたね。もちろん海ではシュノーケリングも楽しんだよ。ただ自分が一番落ち着けるという意味では、最後に挙げたハンプトンがいいかな。かつて住んでいたニューヨークから3~4時間で、クルマでも電車でも行けるんだ。子供が小さいから助かるよ。海も山もあるから、海水浴はもちろん、いろいろと遊べるんだ」
旅慣れ大人の必須アイテム Best3!
〈TRAVELING MUST ITEM 1〉〈キヤノン〉の一眼レフ
使い勝手のよいストラップで旅仕様にカスタマイズ!
愛用しているのは、セミプロ機であるEOS 6D。「写真のクオリティにこだわりたいから、重くても一眼レフを選択。自社のストラップはたすきがけできるから重さを感じない」
〈TRAVELING MUST ITEM 2〉〈レックスドレイ×ステイプル×キッドロバート〉のバッグ
収納だけでなく街使いも兼ねてくれる万能バッグ!
過去に製作した3ブランドによるコラボレーションモデル。「バッグインバッグとして使っているんだけど、現地に着いたら散策用として兼用。ポケットが多いから便利なんだ」
〈TRAVELING MUST ITEM 3〉〈パネライ〉の腕時計
出張からバカンスまでカバーできる傑作時計!
この時計は、40歳になったときに自分へのプレゼントとして購入した。「シンプルなフェイスだから、旅やバカンスだけでなくビジネスまで使えるし、タフだから気を使わないね」
心に残るバカンス BEST3!
〈MY FAVORITE DESTINATION 1〉レイクタホ in USA
カリフォルニア州とネバタ州の境にある湖で、雄大な山々に囲まれたロケーション。「夏はウォータースポーツができるし、冬はスノースポーツがメイン。秋の紅葉もすごく美しいよ」
〈MY FAVORITE DESTINATION 2〉ハワイ島 in USA
キラウエア火山やマウナロア火山など、手つかずの自然が多く残る人気スポット。「クキオという高級リゾートエリアがお気に入り。海もきれいで、ゴルフも楽しめるんだ」
〈MY FAVORITE DESTINATION 3〉ハンプトン in USA
ニューヨークにある高級リゾート地。有名セレブたちもこの地に別荘を持っている。「ニューヨークから電車でも行けてしまうのが魅力。特にモントークというエリアが好きだね」
雑誌『Safari』5月号 P302・303掲載