
いまやアフタヌーンティーは、スイーツのためだけのものではない。飲茶や鉄板焼き、ステーキといったセイボリー主体のスタイルが広がり、大人の男性でもしっかりと満足できる“食事としてのアフタヌーンティー”が定着しつつある。そんな進化の先に現れたのが、歴史ロマンをまとったメニュー。〈ヒルトン東京〉で4月28日よりスタートする、『チャイニーズアフタヌーンティー三国志』だ。
趣のあるスタンドに並ぶのは、物語性を帯びた前菜の品々。例えば、クラゲと燻製鴨を合わせた『貂蝉の艶』は、絶世の美女・貂蝉の妖艶さをローズ香るザクロソースで表現。蒸し鶏を3種のソースで楽しむ『桃園の誓い』は、劉備・関羽・張飛の義兄弟の契りを味覚でなぞる一皿。さらに、鮑を船に見立てた『草船借箭』など、歴史的名場面が料理として立ち上がる。

『貂蝉の艶』クラゲと燻製鴨の冷製 ローズ香るザクロソース/戦乱の世において、その美貌で戦局さえ動かしたと語られる貂蝉をモチーフにした一皿。枝豆の上にクラゲと燻製鴨を繊細に重ね、仕上げにバラがほのかに香る甘酸っぱいザクロソースを添えている

『曹操の策』甘エビのチャイニーズマリネ/魏の礎を築いた稀代の覇者・曹操の二面性に着想。英雄としての器と、冷徹な策士としての顔——そのコントラストを味覚で表現している。白髪ねぎと紅芯大根の上に、葱の香りをまとわせた塩で甘エビを軽やかにマリネ。最後に訪れる四川青山椒のピリリとした刺激がアクセントを添える

『桃園の誓い』蒸し鶏のサラダ仕立て 三種のソース/物語の幕開けを象徴する名場面へのオマージュ。劉備・関羽・張飛の三人が義兄弟の契りを結んだ逸話になぞらえ、しっとりと蒸し上げた鶏をサラダ仕立てにし、チリ、ジンジャー、中国醤油の三種のソースを添えている

『諸葛亮の一手』葱生姜ソースのピータン豆腐/知略で戦局を動かした軍師の妙手に着想を得たもの。葱と生姜の香りを繊細にまとわせたピータン豆腐は、噛み進めるほどに奥行きのある旨みが広がる

『草船借箭』鮑のオイスターソース掛け/敵陣から十万本の矢を“借りる”という諸葛孔明の奇策に着想。鮑を船に見立て、黄ニラともやしで無数の矢を表現。オイスターソースと醤油でやわらかく煮含めた鮑は、噛みしめるほどに濃密な磯の旨みが広がる

『呂布の一撃』ポークベリー 蜂蜜入り黒酢ソース パニプリ仕立て/『三国志』最強の武将と謳われる呂布。その“一撃で制する”圧倒的な存在感を表現したのが、この一品。薄く揚げた球状の生地・パニプリの中に、黒酢と蜂蜜でコク深く煮詰めたソースをまとわせたポークベリーを忍ばせている。ひと口で広がる力強い旨みと鮮烈なインパクトが、呂布の豪胆さを想起させる










































































