【まとめ】クリス・エヴァンスの出演映画8選!
『Safari Online』で配信してきたクリス・エヴァンスの出演作品をまとめてご紹介!
『セルラー』
製作年/2004年 原案/ラリー・コーエン 監督/デビッド・R・エリス 脚本/クリス・モーガン 出演/キム・ベイシンガー、クリス・エヴァンス、ジェイソン・ステイサム、ジェシカ・ビール
誘拐された女教師の頼みの綱は1台のケータイ!
自宅に侵入した男たちによって、高校教師のジェシカが誘拐される。屋根裏部屋に監禁された彼女は、犯人たちが破壊した電話器のコードを接触させて修復。その電話からたまたま発信できたのが、見ず知らずの青年、ライアンの携帯電話だった。最初は状況がわからず、変な電話だと無視する彼だが、ジェシカの置かれた状況が事実だとわかり、電話のやりとりで救出を試みる。2004年の作品で、タイトルの『セルラー』は、セルラーフォン(携帯電話)のこと。スマートフォンが主流となった現在はあまり使われなくなった言葉。
ジェシカが唯一、連絡がとれるのがライアンということで、2人の会話が命綱になって緊迫感がぐんぐん上昇。ジェシカが理系の教師という設定も、絶妙に使われる。生死ギリギリのジェシカのサバイバルをキム・ベイシンガーが熱演するが、最初は軽いノリのライアン役、クリス・エヴァンスが、正義のヒーローとしての使命感をもつ変貌を鮮やかに体現。この作品の7年後、彼はキャプテン・アメリカを演じると考えると感慨深い。犯人の素性や犯行の動機もショッキングだし、ラストまで一気の勢いのノンストップ感も魅力だ。
『フェイクシティ ある男のルール』
製作年/2008年 監督/デヴィッド・エアー 脚本/ジェイムズ・エルロイ 共演/ヒュー・ローリー、クリス・エヴァンス、セドリック・ジ・エンターテイナー
ストイックなキアヌが楽しめる!
キアヌ・リーヴスのキャリアの中では、派手さが少ないものの、役にぴったりという点でハイレベルなのがこの作品。キアヌが演じるのはLAPD(ロサンゼルス市警)のトム・ラドロー。まわりに頼らない一匹狼で、捜査のためには手段を選ばない。性格は短気で、刑事なのにアウトロー。
善と悪の混沌とした世捨て人のようなキャラクターが、キアヌの魅力とマッチしている。かつてコンビを組んでいた同僚に内部告発されたトムだが、目の前でその同僚が覆面強盗に殺害され、トムの撃った銃弾も同僚に当たってしまい……。
脚本を手がけているのが、『L.A.コンフィデンシャル』などの原作者で犯罪小説の巨匠である、ジェームズ・エルロイ。そのせいか警察の裏事情や犯罪のシーンは徹底してリアルに描かれている。銃撃アクションなど、映画っぽい過激さより、現場の生々しさを重視した感覚で演出されているので、逆に新鮮かも。
この手の犯罪アクションは意外な展開がセールスポイントになることが多いが、今作は物語もアクションも、余計なヒネリを入れずに突き進んでいくところが魅力になっている。妻を亡くしたトムが、看護師の恋人と微妙な関係が続いていたりと、すべてにおいてストイックな雰囲気がキアヌに似合っているのだ。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』 (c) 2024 Marvel ディズニープラスにて見放題独占配信中
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)
製作年/2011年 監督/ジョー・ジョンストン 出演/クリス・エヴァンス、トミー・リー・ジョーンズ、ヒューゴ・ウィーヴィング
クリス・エヴァンスの俳優人生を変える躍進の一作!
元々小柄で貧弱な体質だった青年スティーブ・ロジャースが伝説のソルジャー“キャプテン・アメリカ”になるまでを描いた『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』。愛国心が強く、人々を救うためなら自己犠牲も厭わないスティーブは、戦争中に兵士に志願するも恵まれない体格を理由に入隊を断られた。そんな中、アメリカ軍が人間の身体能力を極限まで高める超人血清の実験を極秘に進めていることを知り、スティーブは実験への参加を志願する。見事実験に成功したスティーブは筋骨隆々な史上最強の兵士へと生まれ変わり、天性の熱い正義感とかけ合わさることで世界初のスーパーヒーローとなった。捕らえられた仲間を救うため敵国の基地に切り込み隊長として乗り込んだり、祖国を狙う敵の飛行機を自滅覚悟で墜落させたりと、自分のことは二の次で仲間を助けることに全力を注ぐ姿は、まさに“正真正銘のヒーロー”と言っても過言ではなく、観る者の心を熱く震わせる。
『アベンジャーズ』 (c) 2024 Marvel ディズニープラスにて見放題独占配信中
『アベンジャーズ』
製作年/2012年 監督・脚本/ジョス・ウェドン 出演/ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、スカーレット・ヨハンソン
世界的人気を誇るスーパーヒーローチーム
地球侵略を企むロキから人類を守るため、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.の長官ニック・フューリーによって集められたキャプテン・アメリカ、アイアンマン、ハルク、ソー、ブラック・ウィドウ、ホークアイら最強の力を持つヒーローたち。フューリーから“アベンジャーズ”として互いに協力しながらロキの目論見を止めるよう指示されるも、半ば強引に集められた彼らのチームワークは最悪。戦場に出てもチームで戦ったことのない彼らはなかなかまとまることができず、苦戦を強いられる。そんな絶体絶命の状況を覆すのがキャプテン・アメリカだ。次から次と押し寄せる敵に臆することなく、アベンジャーズ一人一人の能力を冷静に見極め的確に役割を指示し、チームを勝利まで導く。普段他人の指示を受けないアイアンマンも「どうするキャプテン」と頼るなど、アベンジャーズにとって頼もしいまとめ役であることは間違いない。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』 (c) 2024 Marvel ディズニープラスにて見放題独占配信中
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
製作年/2016年 監督/ルッソ兄弟 出演/クリス・エヴァンス、ロバート・ダウニー・Jr.、スカーレット・ヨハンソン、セバスチャン・スタン
世界中を虜にしたヒーロー対決!
人類の平和を守るため行われてきたアベンジャーズの活動は多くの人々を救う反面、敵との戦闘中に建物や街に甚大な被害をもたらしたり、民衆に犠牲者を出してしまったりと失態も目立っていた。世界中から不信の声が上がり、ついにアベンジャーズは政府の管理下に置かれることに。一般市民を危険にさらしたという罪の意識を持つアイアンマンが賛同する一方、“自らの行動は自らが決めるべきだ”という信念をもつキャプテン・アメリカは強く反発。“平和を守りたい”という同じ志をもつにもかかわらず、すれ違う2人の“正義”がアベンジャーズ結成以来最大の衝突を生む……。お互いの信念を懸けたヒーロー同士の戦いはこれまで以上の緊迫感に溢れており、どちらも応援したくなる展開に心揺さぶられるファンが続出。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』 (c) 2024 Marvel ディズニープラスにて見放題独占配信中
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)
製作年/2019年 監督/ルッソ兄弟 出演/ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、スカーレット・ヨハンソン
サノスとの最終決戦!
無限大の力を手に入れた最凶最悪の敵サノスとアベンジャーズの最終決戦を描いた『アベンジャーズ/エンドゲーム』。サノスの恐ろしい企みにより、人類の半分が消し去られる大敗北を味わったアベンジャーズ。仲間を失い絶望と恐怖から戦意を失う者もいる中、仲間を取り戻すため希望を捨てず戦おうと声を上げるキャプテン・アメリカ。そんな彼の揺るぎない“正義”がアイアンマンやソーなど戦いに後ろ向きだったヒーローの気持ちを動かしアベンジャーズは再集結。タイムトラベルという前代未聞の作戦で消えていた仲間たちを無事取り戻すことに成功する。戦闘シーンでは、どんなヒーローも持ちあげることすらできなかったソーのハンマーを使いこなしたり、アイアンマンとソーが二人がかりでも抑えられないサノスと互角に渡り合ったり、「アベンジャーズ、アッセンブル」の一言で全ヒーローを統率したりと、“キャプテン”の名に相応しい胸アツシーンが満載。
『紅海リゾート 奇跡の救出計画』
製作年/2019年 製作・監督・脚本/ギデオン・ラフ 出演/クリス・エヴァンス、ヘイリー・ベネット、アレッサンドロ・ニヴォラ
400人を一度に救出する大胆作戦に、手に汗を握る!
内戦のエチオピアから、難民となったユダヤ人を救出し、イスラエルへ密航させようとする諜報機関、モサドの物語。クリス・エヴァンスは、そのリーダー的存在のアリを熱演している。
エチオピアにこんなにユダヤ人がいたのか……という事実はともかく、現地の厳しい監視と攻撃をくぐり抜け、大量の難民を移動させる作戦が、緊迫感とスペクタクル感を伴って進行していく。
各地のスゴ腕エージェントをリクルートする作戦前の行動からして、アリの統率力が窺える。このあたりに思わず『キャプテン・アメリカ』を重ねてしまう人も多いかも!?
基本的にシリアスな部分がメインだが、たとえばエチオピア政府軍との攻防など、意外にエンタメ的に楽しませるシーンも多い。ちなみに、タイトルの“紅海リゾート”とは、紅海に面したビーチに、アリたちが難民救出の拠点のために設営したホテル。
ところが、なんとここに本物の観光客グループが来てしまい、急遽ホテルを開業することに。ダイビングなどのアクティビティも提供するハメに……。作戦メンバーは不満を口にするものの、これがかえっていい隠れミノとなる。監視の目が緩み、作戦自体は順調に進んでいく。
緊迫サスペンスの合間のホッコリする描写もあり、美しい海を舞台にしたリゾート映画としても楽しませてくれる。400人を一気に移動させるなど不可能ともいえる奇跡のミッションを体感しながら、バカンス気分も盛り上げてくれる一作だ。
『グレイマン』
製作年/2022年 原作/マーク・グリーニー 製作・監督/アンソニー&ジョー・ルッソ 脚本/ジョー・ルッソ 出演/ライアン・ゴズリング、クリス・エヴァンス、アナ・デ・アルマス、ジェシカ・ヘンウィック
規格外のアクションが展開!
2009年の発刊以来、シリーズ化された人気スパイスリラー小説を、ネットフリックスでも最高額の製作費といわれる2億ドルを投じて映画化。主人公は“シエラ・シックス”というコードネームで呼ばれるCIAの工作員。服役中にリクルートされ、無敵の暗殺者として活動していたが、ある重要な機密を手に入れたことで、身内であったはずのCIAから命を狙われる。バンコク、トルコ、ウィーン、香港、プラハにクロアチア……と、まさに世界を股にかけた攻防が展開。あの『007』も彷彿とさせるスケール感だが、孤高の主人公の闘いが徹底してクールに、リアリティ満点に描かれる点が『グレイマン』の持ち味だ。
全編、アクションの演出にサプライズと興奮が確約される。過去のどんな映画でも体験したことのないシチュエーションが用意され、中盤の見せ場となる市街戦は、まさに怒涛のスペクタクル感。アクション映画のさまざまな魅力が凝縮されたシークエンスにひたすら息をのむ。シックス役のライアン・ゴズリングは、あの憂いを含んだ顔で無敵暗殺者のテクニックを披露し、最高のハマリ役。一方でシックスを執拗に追う、かつての同僚ロイド役のクリス・エヴァンスは、キャプテン・アメリカとは真逆の冷酷非情ぶり。さらに『007』では出番がわずかだったアナ・デ・アルマスが、その不満を解消するかのように今回は有能なスナイパー役として大活躍と、キャストの見どころも充実。全体に夜のシーンが多く、日中でもダークな画面が印象的なので、できるだけ外から遮断された暗い空間での鑑賞をオススメしたい。
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