『オール・アバウト・マイ・マザー』、『トーク・トゥ・ハー』、『ボルベール〈帰郷〉』と聞いて、ピンときた人は映画通。そう、すべてスペインの映画監督ペドロ・アルモドバルが手掛けた作品。上記の3作品は"女性賛歌三部作"と称され、様々な賞レースをにぎわした傑作たちだ。
で、その巨匠ペドロ・アルモドバル監督の最新作『ペイン・アンド・グローリー』が6月に公開される。物語は、70歳となったアルモドバル監督の自伝的作品。引退同然の世界的映画監督が、32年前に撮影した作品の上映依頼をきっかけに、自身の辛い過去と向き合うことに。ところが、次第に記憶が蘇っていくと、痛みだけではなく愛と喜びもあったことに気づいていく……という内容。
公開された予告編には、過去に傷ついた中年男が自分自身を許し、再び人生を歩みだしていく様子が収められている。出演は、アルモドバル作品に欠かせないアントニオ・バンデラスとペネロペ・クルス。
『ペイン・アンド・グローリー』は、6月19日(金)よりロードショー予定。
配給/キノフィルムズ