映画『クレイヴン・ザ・ハンター』はアクション映画の醍醐味が詰まった一作!
- SERIES:
- 今週末は、この映画に胸アツ!
- TAGS:
- 今週末は、この映画に胸アツ! Culture Cinema
映画界にはその時期によって必ず“旬のスター”が存在する。2024年末の現在、ではそれが誰かと聞かれたら、この人の名前を挙げたい。アーロン・テイラー=ジョンソンだ。何と言っても、『007』の次期ジェームズ・ボンド役に最有力という噂が消えないから! そして勢いを示すように出演作が途切れない状態なのだ。
アーロン・テイラー=ジョンソンが主演を務めた『クレイヴン・ザ・ハンター』は、マーベルコミックでスパイダーマンの宿敵として登場したキャラが主人公。狩猟の際にライオンに襲われた少年セルゲイが、“百獣の王”のパワーを覚醒させる。超人的な肉体はもちろん、あらゆる動物とコミュニケーションをとるなど、他に類をみない能力を持つクレイヴン・ザ・ハンター。その誕生秘話を描く本作で、テイラー=ジョンソンのアクション俳優としての魅力が炸裂する。テイラー=ジョンソンといえば、同じマーベル原作の『アベンジャーズ』シリーズでは別のヒーローを演じていた。超速で動くクイックシルバー役だ。『アベンジャーズ』はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)で、今回の『クレイヴン〜』は“非・MCU”。ゆえに役が被っても問題ナシとはいえ、マーベルのメインキャラを2役も兼任したのは、彼とクリス・エヴァンスくらいなので、アクションヒーローにぴったりのスターなのだと実感できるはず。
ライオンから受け継いだ“狩り”の本能をフルに発揮するクレイヴンなので、本作のアクションはかなりハード。瞳の色がオレンジに変わり、超スピードの走行、大ジャンプ、木登りなどを駆使し、野獣のごとく暴れ回るその姿は豪快そのものだ。自然の法則なのか、意外な弱点もあったりして憎めないキャラでもある。ラッセル・クロウが演じる父親との確執から、極悪の敵集団との争いへ発展し、NYにロシア、アフリカ、ロンドン、トルコと転々とするクレイヴンの死闘は、世界を股にかけるジェームズ・ボンド役を予告しているよう……というのは考え過ぎ!? それはともかくアクション映画の醍醐味が詰まった一作。テイラー=ジョンソンはこの後も、吸血鬼ホラーのリメイク『ノスフェラトゥ(原題)』や、終末パニックシリーズの新作『28年後…(原題)』、トム・ハーディ共演の犯罪ムービーなど話題作ラッシュである。
『クレイヴン・ザ・ハンター』公開中
監督/J・C・チャンダー 原案・脚本/リチャード・ウェンク 出演/アーロン・テイラー=ジョンソン、アリアナ・デボーズ、フレッド・ヘッキンジャー、ラッセル・クロウ
●こちらの記事もオススメ!
【まとめ】まさかのエンディングに驚愕!どんでん返し映画70本!
MARVEL and all related character names: © & TM 2024 MARVEL