【セレブの愛車】
ベッカム、カニエなど! 超一流セレブが入手した最上級のクルマとは?
セレブクラスになるとクルマも高級車が当たり前。だが、その中でも“突き抜けた”超一流セレブとなるとどうか? 無類のクルマ好きなら、スリリングな走りやキャラの強さを求めて、レアなヴィンテージカーやスーパーカーを入手するのがひとつのパターン。そしてもうひとつ。究極のラグジュアリーを求めて、走り、内装ともに贅の限りを尽くしたクルマに向うパターンもある。
もちろん超一流ともなると、その“どちらもアリ”なのは珍しくもないけれど、今回ご紹介するのは後者のクルマを選んだセレブたち。ブランドは〈メルセデス・マイバッハ〉をはじめ、〈ベントレー〉、〈ロールス・ロイス〉で決まり。まあ、彼らにしてみたら、 “室内でどれだけ気持ちいい時間を過ごせるか”は大事なポイント。同時に、車格で圧倒的な存在感を示したいといった“自己演出”も叶えてくれるクルマであれば、気持ちのよさもさらに増す!?
■〈メルセデス・マイバッハ〉
David Beckham
サッカー界のレジェンドである、ご存知ベッカム。母国イギリス・ロンドンのノッテイング・ヒルにて、愛車の〈メルセデス・マイバッハ〉S 650の後席に乗りこむ姿が確認されている。LAにも住居を構える彼だが、そこでは〈レンジローバー〉や〈キャデラック〉エスカレードなどが快適な移動手段。自ら運転することが多いのだが、この日は、後席が快適すぎる〈メルセデス・マイバッハ〉ということもあってか、ショーファードリブン(運転手付きの利用)でショッピングを楽しんだ模様。630PSを発揮する6ℓV12ツインターボエンジンは走っても楽しそうだが、太いトルクで静かに、そして余裕たっぷりにボディを運ぶこのクルマなら、やっぱり後ろの席に座りたい!?
Kanye West
ニューアルバム『ドンダ』が話題の、ラッパーで音楽プロデューサーのカニエ・ウエスト。誉れ高きグラミー賞アーティストである一方、〈アディダス〉とのコラボ“イージー”など、いまやファッション界でも大成功を収める実業家としても名高い。そんな彼は、現在〈ランボルギーニ〉のスーパーSUV“ウルス”以外にも、以前からV12気筒エンジンを積んだ〈メルセデス・マイバッハ〉もご愛用。実は彼、〈マイバッハ〉が〈メルセデス・マイバッハ〉として復活する2014年以前にも、57Sというモデルに乗っている姿が目撃されている。もしかして一度乗ったら忘れられなかった!?
Kim Kardashian
リアリティ番組で知られるキム・カーダシアンは、カニエ・ウエストの妻。いまや総資産10億ドルを超え、米『フォーブス』誌による“世界のビリオネア”に認定されているほどだ。そんな彼女は〈レンジローバー〉や〈キャデラック〉エスカレードなど、様々なクルマで登場するが、〈メルセデス・マイバッハ〉S 550も愛車の1台。オーダーできるツートーンカラーはこのクルマらしい特徴だが、彼女の場合はマットシルバーにミラー加工されたシルバーの組み合わせ。まさにゴージャス仕様といった感じだが、夜会などの華やかなシーンでもかなりのお目立ち度。アメリカンセレブの突き抜け度って、やっぱりすごい!
Tyga
ヒップホップ界きってのクルマ好きとして知られるタイガ。これまで〈フェラーリ〉〈ランボルギーニ〉〈ブガッティ〉など、スーパーカーはほぼ総なめ。ラグジュアリーな超高級車もお好みで、こちらの新型〈メルセデス・マイバッハ〉GLS 600をさっそく入手。マットシルバーに仕立てて、マリブの人気レストラン〈ノブ〉にやってきた。ドアを開けると、ボディ下に隠れていた電動格納式ランニングボードがすぐさま出現し、乗り降りも楽々。後席はGLSの3列シートを2列仕様にしたもので、そのゆったり空間は贅沢の極みだ。さらに、4ℓV8ツインターボ+マイルドハイブリッド仕様のパワートレーンも、力強いうえになめらか。クルーザーのように余裕たっぷりに進むサマには、惹かれないセレブなんていないのかも。
■〈ベントレー〉
Jean-Claude Van Damme
肉体派俳優で知られる俳優のジャン=クロード・バンダムは、いまや御年61歳。だが、そのご威光は衰えず。今でも屋根開きの〈ベントレー〉に乗って日々を謳歌している。で、クルマ好きなら「おや? このコンチネンタルはちょっと違うぞ」と思ったはず。そう、ご明察。実は彼の愛車は特別なモデルで、その名はコンチネンタルGT スピード コンバーチブル ブラックエディション。エンジンは6ℓW12ツインターボで、最高出力642PS、最大トルク85.7kgmを発生するというシロモノ。印象的なサイバーイエローの差し色はブラックエディションの特別な設えで、ジャン=クロードをさらに若々しく見せている!? ちなみにこのクルマは、以前シュワちゃんも愛車として乗っていた。肉体派俳優同士で同じクルマを選ぶとは、なにか通じるものがある⁉
Sylvester Stallone
こちらも肉体派俳優の大御所、ご存知スタローン。複数台所有する愛車の中にも、しっかりと超高級車をラインナップさせている。それが〈ベントレー〉フライングスパー。ラグジュアリーグランドツアラーを名乗るこのクルマは、まさに贅沢の極み。この日はショーファードリブンと洒落込んだスタローンだが、さぞ快適に過ごせただろう。もちろん自ら運転してもド級の走りを味わえるのがフライングスパー。お馴染みW12気筒のエンジンは最高出力635PS、最大トルクが900Nm。0-100km/hを3.8秒で駆け抜け、最高速度は333km/hに達するのだから、退屈なはずがない。それにしても屈強な大物俳優がこぞって〈ベントレー〉に惹かれるのはなぜ!?
■〈ロールス・ロイス〉
Alex Rodriguez
かつて交際していたジェニファー・ロペスは、いまやベン・アフレックのもとへ。アレックスもさぞ落胆しているかと思いきや、この夏のバカンスでブロンド美女メラニー・コリンズとの噂が浮上。恋愛関係は否定しているものの、果たして? と、まだまだ周辺が騒がしいアレックスだが、以前愛車にしていたのが真っ赤な〈ロールス・ロイス〉ファントム ドロップヘッドクーペ。同社のフラッグシップモデルのオープンタイプだ。6.75ℓのV型12気筒エンジンを積み、豊かなトルクで優雅な乗り心地。世界中のVIP御用達のクルマは、かつての大物アスリートであるアレックスにもよく似合う。
Jamie Foxx
2018年に〈ロールス・ロイス〉初のSUVとして登場したのがカリナン。それをさっそく愛車にしたのがシンガーでアカデミー賞俳優のジェイミー・フォックスだ。以前から〈ロールス・ロイス〉ファントムなどを乗りこなしてきたロールス党の彼だが、さすがにカリナンにも心惹かれたのか、最近の移動は専らこのクルマのよう。同社初の4WDを採用したカリナンは、こちらも初のタッチ式パネルを備えるなどすっかり今どきの仕様に。最高出力は571PSだが、最大トルク850Nmをなんと1600rpmで発生。低速域でこれほどのトルクを生み出すのだから、ビッグパワー好きのジェイミーもさぞやご満悦だろう。ちなみにジェイミーは、〈ランボルギーニ〉ウルスや〈メルセデスAMG〉のGクラスなどのSUVもドライブ。その中でもカリナンは、やっぱり特別な存在!?