会員制クラブの入会資格がもらえる!〈ランボルギーニ〉エッセンツァSCV12
先日、新宿にて“ランボルギーニ・デー・ジャパン2021”が開催された。コロナ禍で2年ぶりの開催となる今年は、なんとカウンタック誕生50周年ということもあって、会場には全国から選抜された10台のベスト・カウンタックがズラ〜リ。色褪せない魅力を遺憾なく振りまいたのだったが、この会場でもう1台、日本で初お披露目となるクルマが公開された。〈ランボルギーニ〉エッセンツァSCV12だ。
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コチラは〈ランボルギーニ〉のモータースポーツ部門であるスクアドラ・コルセによるテクニカルサポートと、〈ランボルギーニ〉のデザイン部門チェントロ・スティーレがデザインを施す、世界40台限定のサーキット専用ハイパーカー。ということで、同社ならではの、地を這うようなスタイリングはますます極まり、静止していても見るからに速度を感じさせる佇まいとなっている。
それもそのはず、このエッセンツァSCV12はミウラ、イオタ、ディアブロGTRなどの直系モデルであるからして、同車が開発した自然吸気エンジンの中でも最強のV12エンジンを搭載し、最大出力は驚異の830hp以上。レース用のプロトタイプに着想したエアロダイナミクスがそのパフォーマンスを受け止める。
さて、これだけのクルマだからこそ、〈ランボルギーニ〉のおもてなしも弩級だ。エッセンツァSCV12のオーナーとなった暁には、世界有数のサーキットで自身のエッセンツァSCV12を運転できるというプログラムへの参加資格を伴う、会員制クラブへの入会資格が与えられる。というわけで、まず“会員制クラブへの入会”があるところが、さすが最上級ハイパーカーの世界の扉。なかなかおいそれとはいかないところも面白い。
しかし、晴れて入会できればこのクラブ、ただサーキットを走らせてくれるだけじゃない。このプログラムには、エッセンツァSCV12クラブのために、〈ランボルギーニ〉の総本山サンタアガタ・ボロネーゼに新設したファクトリーでの車両保管サービス(!)が含まれる。
クルマはそれぞれ個室タイプのガレージに保管され、アプリから24時間、いつでも愛車をモニタリングできるウェブカメラシステムなどの専用サービスも提供してくれるのだ。
さらにこのファクトリーにはフィットネス・ジムのプロTechnobodyによる“ランボルギーニ・スクアドラ・コルセ・ドライバーズラボ”が併設されており、〈ランボルギーニ〉所属のレーシングドライバーたちが実践するフィットネス・トレーニング・プログラムも体験できるというのだから徹底している。
ちなみに日本への振り分けというものは特になく、顧客の反応次第で日本への導入台数を決めるとのこと。コロナ禍が明けた後の世界で、世界40人しか体験出来ない経験をするために、ハイパーサーキットモデルを買う、なんて素敵すぎる!