売れているにはワケがある! 〈ボルボ〉S60 T6ツインエンジンAWDインスクリプション
いよいよ2020年のスタート! 今年はオリンピックイヤーということもあって、いつもの新年とまた違った特別な気分。街にランナーやサイクリストもますます増えて、エコ機運も高まってきそうだし。そうなるとやっぱり、クルマにもエコでパワフルなアスレジャー的要素を求めたくなってくるのがクルマニアの常。だったら、思い切って新時代の幕開けにふさわしい、最新のパワートレーンを選んでみてはどう?
- SERIES:
- 話題のクルマを品定め!
- TAGS:
- 話題のクルマを品定め! Cars
〈ボルボ〉S60 T6ツインエンジンAWDインスクリプションだ。
ひと世代前の〈ボルボ〉をよく知っている人なら、「あれ? T6って4気筒スーパーチャージャーじゃない?」なんて思う人もいそう。だけど、それはもう過去の話。その昔から存在していた、雑多すぎたエンジンバリエーションがスッキリと断捨離されて、今はユーザーにも理解しやすく整理されている。
で、今の“T6”はナニかっていうと、プラグイン・ハイブリッドを指す。「え、ツインエンジンって書いてるじゃん!」って? そうなんです。実はこの”ツインエンジン“というのは、〈ボルボ〉的にはPHEVを意味する。ちょっとややこしいけどターボやスーパーチャージャーとは一線を画すモノだから、注意してほしい。
S60 T6ツインエンジンAWDインスクリプションをアスレジャー的なクルマとしておすすめする理由は、もちろんプラグイン・ハイブリッドシステムそのものにある。エコだけじゃなくて、メッチャ速い! さらに、驚くほどにしなやかな脚力=サスペンションを持つ。
スペックを見れば、モーター+バッテリーで車重はなんと2285kg。他のガソリンエンジンモデルは1935kgだから、圧倒的にヘビーなのがこのT6ツインエンジンAWD。しかし、コックピットに乗りこめば、なんとも不思議なほどにその重量を微塵も感じさせない、まさにアスリートのヒラメ筋がごとく(?)、フレキシブルな減衰を披露してくれる。
その圧倒的しなやかなアシまわりは、なにもT6に限ったことじゃない。この“60”シリーズは上級の“90”シリーズとプラットフォームを共用していることから、上のグレードに引っ張られるカタチで、どれもかなり仕上がりがよい。つまり、まさに“60”はどれに乗っても“大トロ”なんだけど、そのよさが重量に負けず、T6ツインエンジンAWDをきっちりと味付けている、ということになる。
加速方面はいわずもがな。電気出力がほんの1km/hからズバッと車体を引っ張るモーター・フィーリングで、間違いなくエキサイティングなもの。ハンドリングもほどよくクイックで、ちょっとオトナな雰囲気のセダン・シルエットからは想像もつかないパワフルさを堪能できるはずだ。
しかし、そういう点ではオーセンティックな〈ボルボ〉ファンをも喜ばせるクラシカルなシルエットを持つセダンタイプの”S60“だけど、その中身は前後にモーターを2つ搭載した超最新のAWDってことで、なんともソソるギャップ萌えだと思わない?
もちろん〈ボルボ〉といえばの、アシスタンス系や上質なインテリアもバッチリ。
販売が好調な〈ボルボ〉の上昇運を分けてもらう、な〜んて、ご利益狙いもアリ!?
★DATA 〈ボルボ〉S60 T6ツインエンジンAWDインスクリプション
●全長×全幅×全高:4760×1850×1435mm
●ホイールベース:2870mm
●エンジン:2ℓ4気筒直噴ターボスーパーシャージャー+電気モーター
●最高出力:186kW(253PS)/5500rpm+65kW(87PS)
●最大トルク:350Nm(35.7kgm)/1700~5000rpm+240Nm(24.5kgm)
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:779万円
●ボルボ・カスタマーセンター
TEL:0120-922-662