今度のVクラスはとにかく内装にびっくり!〈メルセデス・ベンツ〉Vクラス
超ここだけのハナシ。「なんだかんだ言っても、ミニバンの便利さからは脱却できない!」、なんて人は多いはず。ファミリーユースはもちろんのこと、奥方含むVIP(?)送迎用、そしてサーフィンをはじめとするアウトドアまで、箱型ボディの巨大空間が生み出す“驚異のユーティリティ”は、やっぱりどう考えたって魅力的だもの。で、そんなアナタに朗報。近く(といっても年内、もしくは年を跨いでしまうかも)〈メルセデス・ベンツ〉唯一のミニバンであるVクラスが、ビッグマイナーチェンジを受けて日本にも導入される見込み!
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すでに国際試乗会にて報道陣にお披露目された新型Vクラス。“フェイスリフト”の言葉どおり、前後LEDライトや新デザインのグリルを纏い、キリっとシャープに引き上げられた。いまや国産ミニバンはどれもドヤ感あふれるギラギラデザインだから、逆にこれくらいシンプルなほうが気分、って声も聞こえてきそう。実際にそういうデザイン的なニーズもあるというから驚きでしょ? かつては『〈メルセデス・ベンツ〉のデザインは派手だから、ご近所に気を遣う』な〜んて時代もあったのに、いまや形勢逆転なんだから、自動車デザインの世界はユニーク。
内装は日本メーカーをバッチバチにベンチマークしてきたみたい。それぞれリクライニングも可能なキャプテンシートを3列めまで(!)備えたり、スライドドアをオープン・クローズさせるボタンをBピラー屋内側に備え、ワンタッチでドア操作をできるようにしていたり。また、Sクラス並みのアンビエント・ライトが仕込まれていたり、2列めシートはオットマンが備えられていたりと、ホント国産車も顔負けの装備がてんこ盛り。現行型にはそこはかとなく漂っていた、拭い去れない“商用車感”を、新型ではこれでもかと払拭してきたのだ。
さらに最上級グレード内装、その名も“ラグジュアリー・シート”仕様には、キックオフから内装色に黒とベージュの2色を揃えて準備万端だ。「ベージュ内装なんて普通じゃないの?」なんて思うことなかれ。実はバン部門において、本国ドイツおよびヨーロッパ市場では、淡色内装色のニーズがほぼゼロなんだとか。理由は「汚れるから」。ここでもバンに対する国民性の違いが垣間見えるのだけど、つまりその禁忌を破る=アジア圏制覇への野望とも受け止められる。さらにいうなら、この“ラグジュアリー・シート”は本国での導入より先にアジアに振り分けられるという。
しかし、最も磨きがかかったのは、実は“走り”。このあたり、さすが〈メルセデス・ベンツ〉。タダでは起きないクルマづくりへのプライドが垣間見える。なんと、ビッグマイナーチェンジでエンジンを最新世代のクリーンディーゼルに載せ替えたのだ。ということで新型はディーゼル専用モデルになる見込み。すでにEクラスやGLE、CLSなどにも搭載されていて、高い評価と信頼性を誇るそのエンジンから生み出される、パワフルかつ静かでフラットなドライビングは圧巻。新しい9速ATや刷新されたサスペンションとも相まって、ミニバンとは思えない異次元のハンドリングを実現している。むしろSUVよりも人気が出ちゃいそうな予感がするほど、魅力あふれるパッケージになっているってわけだ。初回オーダー完売必至。欲しい人は今からチェックしておいて!
●メルセデス・コール
TEL:0120-190-610