うっとり見惚れてしまうほど! 〈レンジローバー〉オートバイオグラフィーD300
いよいよこのクルマが日本上陸! しかし、あまりに世界中で人気がゆえ、只今V8モデルは3年分の生産分をすべて売り切ってしまい受注停止と、のっけからやや出鼻を挫かれることになっているのが新型〈レンジローバー〉。そう、2012年以降10年ぶり、待望のフルモデルチェンジということで、まあ人気のほども致し方なし。でも、ご安心してください。日本ではむしろホットなディーゼルエンジンモデルはまだオーダー可能とのこと。というわけで、今日は日本でもまだ買える、ディーゼルエンジンのオートバイオグラフィーD300をチェック!
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まずはルックスから。どこかクラシカルなのに、先進性を強く感じさせる新型〈レンジローバー〉。トレードマークとなるフロントコーナー、通称“城郭”が丸みを感じさせるものの、シャープな直線を多用することにより、硬派な高級感を漂わせている。グリルデザインもジオメトリックに一新され、モダンな印象に生まれ変わった。
LEDライトの表情も一新されているのだが、この機能が凄い。ピクセルLEDでは最大4つの対象物をシャドウイングする“アダプティブドライビングビーム”を内蔵。デジタルLEDでは最大16個もの対象物をシャドウイングする、高解像度アダプティブドライビングビームを装備しているのだ。
そしてエアインテークもまた、新デザインに。フォグランプ、レーダー、パーキングセンサーを美しく収納しつつ、接地感を示すデザインの一部として存在感を持っている。
サイドビューも美しい。ボディの横にはシルバーの加飾“サイドベントグラフィック”が配されるが、まるで最初から埋め込まれていたようにフラットなのだ。そう、今回〈レンジローバー〉はミニマルな美しさを目指している。たとえば、ピラーと窓の段差がほとんどないこと。雨滴の侵入を防ぐゴムのカバーが、窓のところに一切出ていないこと。ドアノブも収納式に。とにかくディテールが美しいので、うっとりと見惚れること必至。かつてこれほどまでに美しい〈レンジローバー〉があっただろうか。
車内の空気もミニマルに。PM2.5フィルターとナノイーXというふたつのシステムで清浄な空間を作るとともに、乗車する前に車内の空気や車内装備部品表面を浄化。運転中にシステムを作動させると、車内に持ち込まれた病原菌を中和し、乗客の感染リスクを低減する、という超イマドキな性能も持ち合わせる。
さて、肝心のエンジンだが、この〈レンジローバー〉のディーゼルは、3ℓ直6ターボにマイルドハイブリッドシステムを搭載したもの。最大出力300ps、最大トルク650Nmを誇る諸元を持っている。個人的には、ガソリンエンジンに試乗せずともコレ一択で問題ナシと言い切れるほどの完成度。とにかくトルキーで静か。直6ならではの、撫で上げるようななめらかな加速の膨らみがモーターのアシストでさらに迫力を増し、ゾクッとするような駆け上がりを見せる。23インチタイヤを装着しながら、〈レンジローバー〉らしいフワフワサスペンションを味わえるのも魅力だ。
★DATA 〈レンジローバー〉オートバイオグラフィーD300
●全長×全幅×全高:5065×2005×1870mm
●車両重量:2580kg
●ホイールベース:2995mm
●エンジン:3.0ℓ直列6気筒ディーゼルターボ
●エンジン最高出力:221kW(300PS)/4000rpm
●エンジン最大トルク:650N・m(27.5kgm)/1500~2500rpm
●モーター最高出力:13kW/5000rpm
●モーター最大トルク:42N・m/2000rpm
●最大渡河水深:900mm
●トランスミッション:8速オートマチック
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:2031万円
●ランドローバーコール
TEL:0120-18-5568
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