〈ベル&ロス〉経験豊かな男心をグッと掴む99本限定のタイムピース!
誰しも限定品には弱い。でも、それってなんで? それは、おそらく「今度買おう!」と思っていたものが、次来たときになくなっていた、という経験を積み重ねた結果。だから、経験豊かな大人ほど、限定品には弱くなる!?
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BELL & ROSS
ときにテレビは、さりげなく人生の真理を教えてくれる。たとえば「明日やろうはバカ野郎」という格言めいた言葉。その出典は諸説あるけれど、2007年の恋愛タイムスリップドラマ『プロポーズ大作戦』の台詞という説が有力なようだ。これは、“今日できることを明日に先送りにしてはならない”というメッセージ。韻を踏んでカジュアルに教えてくれてはいるが、なかなかの名言であることは誰もが認めるところだろう!?
買い物においても同様のことが言える。つまり、“欲しい”と思ったときが、まさに買い時なのである。そして、そこに絶妙に絡み合ってくる“限定”という言葉。数に限りがあるという要素が加わることで、明日に先送りしてはいけないという気持ちを増幅させる。経験豊かな大人ほど、多くの分かれ道で選択を迫られ、買いそびれてしまった苦い思いをしている。だから、大人になればなるほど“限定”という言葉には弱くなるのだろうか!?
今回紹介する〈ベル&ロス〉の“BR 05 レッド スティール”はまさにそんな限定品。2019年に発表されてから瞬く間に、ブランドを代表するフラッグシップとなったこの“BR 05”。航空計器をモチーフとした“BR”シリーズらしい独創的なスクエアケースと、サテンとポリッシュ仕上げのパーツが連なるブレスレットが一体化されたデザインは、昨今人気の“ラグスポ時計”のジャンルの中でもひと際都会的でエレガントだ。そして、最大の特徴が、日本をイメージしたレッドダイヤル。腕元にアクセントが加わることはもちろん、この深みのある赤は、見るものをハッとさせる驚きと“欲しい”と思わせる力強さも兼ね備えている。日本限定99本。
現実は、ドラマ『プロポーズ大作戦』のように、何度も過去に戻ってやり直すことはできない。そう、“欲しい”と思った今が買い時なのかもしれない!?
四角いケースに丸型のベゼル、四隅のビスどめという航空計器にインスパイアされた名作“BR 01”と“BR 03”の意匠は受け継ぎつつ、角を丸く落とし都会的な印象の“BR 05”の新作。レッドダイヤルが新鮮。日本限定99本。ケース径41㎜、自動巻き、SSケース&ブレス、100m防水。62万7000円(ベル&ロス/ベル&ロス 銀座ブティック)
●ベル&ロス 銀座ブティック
TEL:03-6264-3989
雑誌『Safari』2月号 P218掲載
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