
ラグジュアリーホテルの真価とは、滞在の快適さにとどまらない。その土地にいながら、別の文化を体験できる点にもある。2025年に日本初進出を果たした〈ウォルドーフ・アストリア大阪〉が、開業1周年を迎えた今、あらためて提示するのは“ニューヨークの美意識”。
その象徴ともいえるのが、期間限定で登場するアフタヌーンティー『エレガンス・イン・ニューヨーク モード』。かつてマンハッタンの社交の中心として機能していた“ピーコック・アレー”の精神を現代に再解釈し、大阪の空に重ねる試みだ。
このアフタヌーンティーの魅力は、単なる“華やかさ”にとどまらない。そこには、130年以上の歴史を誇るブランドが培ってきた美意識と、現代的な感性の融合がある。
まず印象的なのがセイボリーの完成度。ニューヨークで愛されてきたクラシックをベースに、現代的な感性で再構築した演出が光る。
シュリンプカクテルを着想源にした『ロブスターロール』は、鮮やかなカクテルソースと濃厚なワカモレが都会的なコントラストを演出。竹炭で仕立てた漆黒のフィナンシェにキャビアを添えた一品は、視覚的にも印象的で、まさに“モード”という言葉がふさわしい仕上がりだ。さらに、熟成チェダーが香るグリルチーズサンド、フォアグラと茸の旨味を重ねたガトーなど、どの一皿も個性を際立たせながら、全体として美しく調和している。
スコーンは2種。どちらもクラシックへの敬意を感じさせながら、ひと捻り加えているのが興味深い。胡桃とレーズンのスコーンは、ウォルドーフサラダのエッセンスを取り入れたユニークな一品。林檎のムースやピクルスの酸味が重なり、軽やかな驚きをもたらす。
一方、アマゾンカカオを使ったスコーンは、プラリネクリームとエスプレッソのほろ苦さが重なり、ぐっと大人の余韻へと導く。焼きたての香りとともに味わう時間も、この体験の一部だろう。
スイーツもまた印象的。ブランドのアイコンであるレッドベルベットチーズケーキは、苺のニュアンスを忍ばせたエレガントな表情に。さらに、蜂蜜とパイナップルのタルトや、リュバーブを効かせたロールケーキなど、素材の個性を引き出す繊細な構成が続く。
『黒毛和牛のローストビーフ』
『ジャン・クラウド・エクストラ風 苺とカカオのクープ』
さらに、このアフタヌーンティーを一段引き上げるのがオプションメニュー。『黒毛和牛のローストビーフ』は、なめらかなマッシュポテトと山わさびを効かせたソースで、しっかりとした満足感をもたらす一皿。そして、チョコレートと苺のクープ『ジャン・クラウド・エクストラ風 苺とカカオのクープ』は、クラシックなレシピへのオマージュ。濃厚さと軽やかさが交錯する味わいは、かつてのマンハッタンの社交場を思わせる華やぎを添える。
また4000円のグラスシャンパンまたはグラスノンアルコールシャンパンが付く数量限定コース(1万2000円税込)もあるので、予約の際にチェックをお忘れなく。
大阪にいながらニューヨークの空気を感じる——そんな体験を可能にするこのアフタヌーンティーを、ぜひ春の午後の選択肢に加えてみてほしい。
【『エレガンス・イン・ニューヨーク モード』概要】
場所:〈ウォルドーフ・アストリア大阪〉29階 レストラン ラウンジ&バー『ピーコック・アレー』
期間:4月6日(月)~5月31日(日)
営業時間:11:00〜22:00(L.O. 21:30)/アフタヌーンティー提供時間:11:30〜19:00
料金:1万2000円(1名)/オプションメニュー(2品)+4000円
予約:https://waldorfastoria-osaka.hiltonjapan.co.jp/waldorf-astoriaosaka/meal-plans/afternoon-tea
※前日までに予約のこと
※メニュー内容や提供時間は予告なく変更となる場合あり
※料金はすべて税・サービス料 15%込
※写真はすべてイメージ






































































