王道それとも新潮流!? 湖畔で味わう2つのフレンチ
オーセンティックな手法にするか、または地元食材のフォンを生かした創作にするか? 静かな湖畔の隠れ家リゾートで、新旧フレンチの奥の深さをじっくり堪能したい!
L’ HÔTEL DU LAC
田崎真也プロデュースか、
または琵琶湖フレンチからチョイス
視界の中に琵琶湖を収めながら、クルマを走らせる。ゲートを抜けて木立の中の小道を登り、凛とした風情の本館へ。今回の目的はオーベルジュ。庭の向こうに琵琶湖を望むレストラン“ル・ペイザージュ”では、王道または創作、フレンチを2つの手法から選べる。
王道コースの“キュベ タサキ”は、世界的ソムリエの田崎真也氏がセラーに収蔵した2000本からワインを選び、その構成をベースに、季節折々の食材を厳選し、調理法を監修。盛りつけもクラシカルだ。世界の美味しい食を知り尽くした田崎氏、しかもこのリゾートと20年来の付き合いとなれば、メニューへの思い入れもたっぷりこめられている。
もう一方の“ビワコ フレンチ”はフレンチの基礎といえる“フォン”を近江の食材で作った、クリエイティブな皿。琵琶湖の魚介に近江牛、地元の香味野菜、どれも凝縮されたいい味を出す。加えてこの地に残る“発酵”という手法も駆使。
新旧フレンチどちらを選ぶか悩ましい。宿到着後にコース内容を変更するゲストもいるそうだ。いっそ、2泊する?
●L’ HÔTEL DU LAC[ロテル・デュ・ラク]
場所:滋賀県長浜市西浅井町大浦2064
料金:ラグジュアリーシアター3万6300円~、ヴィラスイート3万9050円~、ラグジュアリースイート4万7300円~(2名利用時の1名料金、夕・朝食付き)
TEL:0749-89-1888
URL:www.lhotel-du-lac.com/
雑誌『Safari』2月号P200掲載