Osechi to Breakfast
おせち料理の残りを朝食に簡単アレンジ。
お正月といえばやっぱりおせち。家族の健康や子孫繁栄、豊作の祈願や様々な新年の縁起を担いだ、“和の心”がたっぷりつまった伝統料理です。もともと、三が日は“縁を切る”ことに繋がる包丁を使ないという風習。また、年末のうちに保存食として作り、正月に台所に立つ時間を減らす、という目的のために普及したものなのだそう。そんなめでたくて実用的なおせちですが、冷たく味が濃いため何日も続けば正直飽きてしまうこともあるのでは? 特に、伊達巻や黒豆、かまぼこなどは、肉や海鮮類に比べれば家族の人気もあまりない!? だからこそ、お重の隅に寂しく残りがち。それならうまく味変して、それを再活用しましょう。
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ということで、おせちの残りを手軽にアレンジするレシピを紹介。のんびり過ごしたい正月休み。そんなときにぴったりな、簡単に作れて美味しいトーストレシピを、アメリカンダイナー〈416グリリング〉の代表・小出裕也さんが考案してくれました。どれも朝食やおやつにうってつけの3品です。 万一残ったら、是非試してみてください。
海老やかまぼこなどのシーフードはタルタルソースと相性抜群。フレッシュな野菜とともに熱々のトーストにのせて召し上がれ。
【材料】2人分
・かまぼこ(4㎜スライス) 4~5枚
・海老 2~3尾 ゆで
・卵 1個
・スライスチーズ 2枚
・玉ねぎ 50g
・マヨネーズ 20~30g
・食パン(6枚切り) 2枚
・グリーンリーフ 2枚。
玉ねぎの辛さが苦手な方は、あらかじめみじん切りして水にさらしておく。海老とゆで卵は殻を剥く
〈作り方〉
①粗くみじん切りにしたかまぼこと海老、玉ねぎにマヨネーズを加え、ゆで卵をフォークで潰しながら混ぜる。お好みで塩こしょうを。
②スライスチーズをのせて食パンをトースト。10分程度焼いてカリッとさせる。チーズは味が濃厚でとろけるチェダーチーズがおすすめ。
③焼き上がったチーズトーストにグリーンリーフをのせたら、①のタルタルソースを山盛りにして、イタリアンパセリを振りかけ完成。
伊達巻の甘みを、ベーコンの塩味やアボカドのまろやかさで引き立てたアメリカンな味わい。まるでバーガーのようなパンチのある一品!
【材料】2人分
・伊達巻 8枚
・食パン(6枚切り) 2枚
・トマトケチャップ 少々
・スライスベーコン(ハーフサイズ) 8枚
・とろけるチーズ 40g
・アボカド 1/2個
・バター 少々
・マヨネーズ 適量
あらかじめアボカドは5㎜厚にカット
〈作り方〉
①食パンにトマトケチャップを塗り広げ、チーズをたっぷりのせたら10分ほどトースト。上にのせるチーズはスライスチーズでもOK。
②トーストがカリッと焼き上がったら、ベーコンを2枚のせる。ベーコンはオーブンで焼かず、フライパンでカリカリに焼く。
③焼いたベーコンの上に伊達巻をのせる。食パンの上がいっぱいになるまでのせ、伊達巻ならではの甘みを最大限に引き出そう。
④伊達巻の上にベーコンをのせてサンドしたら、スライスしたアボカドをのせてマヨネーズをたっぷりとトッピング。仕上げはパセリで。
甘い黒豆をサワークリームと混ぜてディップにアレンジ。和菓子のムードを感じさせる、素朴な甘みが魅力の一品。おやつにも是非!
【材料】2人分
・黒豆 60g
・きなこ 大さじ山盛り1杯
・バゲット 適量
・サワークリーム 60g
黒豆を入れる際、煮汁が残っていれば大さじ2杯分加えると味が引き立つ。バゲットはひと口サイズに切っておくこと
〈作り方〉
①ボウルに黒豆を入れ、スプーンで潰す。ある程度食感が残る程度までざっくり潰したらOK。スプーンのエッジで刻むように押す。
②黒豆を潰し終わったらサワークリームを投入する。黒豆とサワークリームによる、甘みと酸味のバランスが味のポイントに。
③あとはきなこを入れてしっかりと混ぜたら出来上がり。ディップが硬すぎる場合は黒豆の煮汁を追加して、硬さを調整しよう。
◆416GRILLING◆
学芸大学駅から徒歩5分、駒沢通りに面する落ち着いた雰囲気の地元密着型アメリカンダイナー。一番の売りは炭火で作る本格グリル料理で、ステーキやハンバーガーに定評あり。
住所:東京都目黒区五本木3-26-7 岡田ビル1階
TEL:03-3714-4166