“me time” Overseas
緑とアートに囲まれた2人の暮らし。
カリフォルニア州サンタバーバラのキ ャニオンの中でサスティナブルライフを実現しているレオとタイアナのカップル。 サーファーかつアーティストの彼らには、 大自然がインスピレーションの源だそう で、海が一望できるこの家はそんな2人にうってつけ。実は彼ら、タイアナの両親 が所有する敷地に各自アトリエを設け、 シンプルな暮らしをただ今実践中。だが、新型コロナウイルスによる影響で、そんなスローライフにも変化が。
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有名建築家が設計したタイアナの生家はまるで美術館。敷地内には野生動物も出没するという大自然で、海まではクルマで10分という好立地。 大きなリビングルームからは海に沈 む夕日の景色が堪能できるということもあり、用事がなくともつい時間 を過ごしてしまう空間なのだとか。
レオ・バシカさん(グラフィックデザイナー)
タイアナ・ギーファーさん(〈タイアナ〉デザイナー)
サンタバーバラ在住のアーティストカップル。 以前は近郊で同棲していたが山火事により現在の家に引っ越し。レオは人気グラフィックデザイナー(leobasica.com)。元モデルのタイアナは新進気鋭のアーティスト(taiana.com)。
「ニューヨークやサンフランシスコなど 遠方のクライアントが多いため、もとも と遠隔のミーティングが多かったのだけ れど、ロックダウン以降は来客の数も激減。おかげで、サーフィンに費やす時間が 増えたよ(笑)」
そうポジティブに話すのはグラフィックデザイナーのレオ。一方、彼女のタイアナはハンドメイドのフェルトでショールやタペストリーなどを作るアーティスト。 予定していた展示会などがキャンセルになり、もどかしい思いもしたのだとか。でも、その分新しい挑戦も。
「最近よく焼いているのがペルジャン・ ラブケーキというペルシャのスイーツ。 かなりトライしたので上達したわ」
そういいながら手際よくケーキをレオのアトリエに運ぶタイアナ。優しい陽射しに包まれた空間で、2人だけのティータイムを満喫する様子は、パンデミックの騒動を感じさせない穏やかさ。
そんな2人に、年末年始の過ごし方を聞いてみると、どこへも行かず家族と家でゆっくりと過ごすよ、とのこと。確かに旅行へ行けずとも、こんな緑とアートに囲まれた空間で大切な人と過ごす時間はなにより贅沢なミータイムかもしれない。
2人の親密な時間が増えた。
ロックダウンにより外出する機会がぐんと減った分、自宅で料理やスイーツ作りにハマったというタイアナ。ダイニングテー ブルとベンチは2人のちょっとした憩いの場になったそう。
今まで以上にサーフィンに夢中に。
余計な外出が減った分、 毎日のようにサーフィンへ行くように。2人で一緒に海で過ごす時間も増えたそう。
タイアナのアトリエから見下ろすキャニオン&オーシャンビューは自然を間近に感じられ、 眺めるたびに今ある暮らしに感謝するという。そばにある家庭菜園もロックダウン後、見直した作業のひとつ。
『Safari me time』Vol.2 P6~7掲載
text : Momo Takahashi(Volition & Hope)