“me time” Overseas
雄大なキャニオンに見守られた“サステナブル”を楽しむ白い家。
サンタモニカとマリブの間に位置するトパンガ。海沿いのハイウェイから望むのは、サーファーで賑わうビーチ。その反対側にそびえるキャニオンは見かけよりも奥深く、独特のボヘミアンカルチャーが根づいています。アンディとジル夫妻はこのエリアに魅了され、9年前に念願の引っ越しをしました。「家族、みんなで“白い家に住みたい!”と漠然と思っていたら、この家に巡り合ったの」と、笑顔で話す妻ジル。彼女の背後からひょっこり顔を出し、満面の笑みで出迎えてくれた娘マレクは、さっそく充実のサステナブルライフを公開してくれました。
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大自然が広がるトパンガキャニオンの中腹に佇む2階建ての広い家に、愛犬と暮らしています。野菜栽培、ホームクッキングなど、“買う”よりも“作る”ことに喜びを感じるクリエイティブなファミリー。週末は山を下りて近くのビーチで海水浴を満喫する、贅沢なサステナブルライフを実践中。
彼らの1日のスタートはキッチンでの楽しいおしゃべり。リモートワークのため時間に縛られない夫アンディが全員のコーヒーを丁寧に入れはじめると、妻と娘がファーマーズマーケットで仕入れた新鮮な食材を使って朝食作りに取りかかります。休憩時間になると、リビングの片隅に設けた音楽スペースで娘がピアノやギターの練習をし、それに合わせて妻がハミングしながらバルコニーでガーデニング。そこに絶妙なタイミングで夫もレコードを片手に参加。「次はみんなの好きなニール・ヤングをかけてみようか」と、さらなるコラボが繰り広げられます。3人のクリエイティブな暮らしは、夢に描いた“理想の白い家”が叶えてくれたよう。
ジル・バージェソンさん(ヤフー社員)
夫婦別姓を選択したカップル。夫アンディは20代でカリフォルニアに移住後、広告代理店に勤務。コロナ後はリモートワークで制作の仕事を自宅で行っています。NY出身の妻ジルも20代でカリフォルニアに移住。現在はヤフーのブランド戦略チームのリーダーとして活躍中。
山々の絶景を眺め、ハングアウト!
家の面積よりも広い裏庭。連なるキャニオンと、太陽の日射しがキラキラと輝く海を望めます。このダイナミックな絶景はプライスレス。家族の瞑想スペースにもなっています。
デッキにはテーブルやBBQ&ピザ用のオーブンをセット。暖かい日にはここでランチを食べたり、友人とパーティをしたり。併設されたジャグジーでのひとときは、まるで天国。
家族みんなで音楽好き!
リビングの片隅に、ピアノを中心にした音楽スペースを確保。日光がたっぷり入る小窓の脇には、厳選したレコードコレクションがずらり。音楽好きな家族全員が集う趣味のコーナーです。
左:娘マレクが奏でるクラシックの練習曲は、家族のハートを繋げる心地いいBGM。ピアノに立てかけた妻の〈フェンダー〉のギターは、娘のギターの腕の上達にもひと役買っています。
右:1960~’70年代のクラシックロックを中心に揃えたレコードコレクション。アンディが手にしているニール・ヤングは、ジルの影響で聴き込むようになった思い出の1枚なのだそう。
屋外でも室内でもブランケットが活躍!
ビニールやプラスチックなど土の中で分解されない素材は、生活からできるだけ排除し、オーガニックな暮らしを実践しています。特にブランケット、ラグなどのファブリックはあらゆるところで活躍。
壁飾りやベッドカバー、床のラグ、ビーチやキャンプで使用するシートにもブランケットなどのファブリック類が活躍。メキシコや南米で作られたエスニックな柄が集まっています。
ハーブ栽培やガーデニング!
サステナブルライフの基本、ガーデニングは妻の得意分野。この家に引っ越してから、本格的にはじめました。庭の斜面にはモグラや野生のリスから被害を受けずに栽培しやすい、サキュランやサボテンを。
左:太陽が燦々と降り注ぐベランダには、リサイクルのコンテナを使用したベジタブルガーデンを設置。バジルやミントなどのハーブ類、ケール やレタスなどの葉物が実ります。
右:キャニオンのパノラマが見下ろせる、斜面の庭。娘と一緒に手入れするのが日課。ここで土いじりをしていると、自然に心が落ち着くそう。コヨーテなど、野生動物との遭遇も。