いよいよ終盤戦へ! ウェイクサーフィン:日本最大級の大会に潜入!
アメリカのウェイクサーフィン競技団体“WSWS”のジャパンシリーズも、いよいよ終盤戦。去る7月6日(土)、7日(日)の2日間、その3戦めとなる“センチュリオンウェイクサーフジャパンオープン2024”が琵琶湖を舞台に開催された。なにしろ世界ランキングにもかかわる重要な大会ということで、プロからアマまで国内外から多くの選手が集結! ちなみに雑誌『Safari』も昨年に引き続き冠スポンサーとして参加。今回も間近で見た日本最大級の大会をレポートしよう!
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滋賀県の琵琶湖はご存知のとおり日本最大の面積を誇る湖。海と違って風や波の影響を受けにくいことからウェイクサーフィンも盛んで、全国から腕自慢が集う聖地として知られている。今回の“センチュリオンウェイクサーフジャパンオープン2024”が行われた“ロータリーピア88”は、BBQも楽しめる芝生のガーデンやレストラン、プール、ジャクジー、テントサウナなども備えた、ラグジュアリーなマリーナリゾート。日本最大級の大会会場としてはもちろん、これからウェイクサーフィンをはじめる人にとっても理想的な環境が整っている。
梅雨時期だったにもかかわらず、大会当日は奇跡的に天気が回復。気温は高かったが、晴れわたった空の下で大会が開催された。参加選手は総勢63名。海外からのエントリーも多く、昨年同様インターナショナルな大会となった。
全14クラスに分けられたヒートで盛り上がったのは、参加人数も多いマスターメンサーフ。とくに大会2日めの午後は風が強くなり、“荒れ面”と呼ばれる難しいコンディションに。それでもマスターの選手たちは果敢に挑み、笑顔でヒートを楽しんでいた。また、ユースクラスはコンディションのいい時間に行われたため、大ワザも連発。大人顔負けのビッグエアも繰り出された。
水面に浮かべられたブイを通り過ぎた時点から採点がスタートするが、その前のトーイングされている時点でフォールする選手も多発。かなり難しいコンディションだったが、それでもセミプロやプロはさすがの腕前。ワザを入れられる数少ないセクションを見つけては、迫力のあるターンやエア、トリックを連発し、大会を盛り上げてくれた。
参加選手が多いことや大会会場が広いこともあって、スポンサーブースの数は“WSWS”ジャパンシリーズ随一。主催の〈センチュリオンボート〉を中心に〈ムータ・マリン〉、〈バンデル〉、〈エドックス〉などのお馴染みブランドはもちろん、アイウエアやライフジャケット、フォイルサーフィンなどのブースも注目を集めていた。また、今年からジャパンシリーズに協賛しているノンアルコールビール〈バヴァリア〉も大人気。炎天下で活躍する選手やスタッフの喉を潤してくれた。
前半は選手の待機場所に“ポンツーン”と呼ばれる浮き桟橋が使用されたが、後半は荒れ面のためボートで待機。また荒れ面のため競技が一時中断したり、急遽ポイントシステムの変更などもあったが、運営陣の健闘によりタイムテーブルどおりに競技は終了。まだ明るいうちに表彰式も終了し、参加した全員が最高の笑顔で締めくくってくれた。
さて、次回は8月25日(日)に愛知県常滑りんくうビーチで開催される“中部オープン”。興味のある人は現地で観戦するのがイチバンだけど、ライブ動画の配信もあるのでそちらもお見逃しなく!
text:Yoshito Ogiwara special thanks : CENTURION BOAT JAPAN